団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

月14万円で暮らしてる70歳女性の生きかた

2024年08月10日 | シニア女性

ある雑誌に掲載された70歳一人暮らし女性、51歳のときに離

婚現在一人暮らしになって10年、収入は公的年金が8万円、週

2回のパートで3万円、預金からの引き出しが3万円、合計14

万円で生活している。

 

税金、社会保険料をひいた可処分所得が109000円、その中

で住居費(公営住宅賃料、町内会費)34000円、そして車を所

有してるので月11000円、この2点にかかる経費が大きいが

車は今の暮らしに欠かせないという、光熱費は10000円、教

養費(お茶、美術鑑賞、生涯学習講座の費用)が10000円、

食費、衣服費は抑えてるという感じである、預金ががどのぐらい

あるかは不明である。

 

家計簿の内容を見ると確かに厳しいが、健康なせいか医療費が歯

科検診以外かかってない、だから限られた収入のなかでよくやっ

てる印象が強い、パートの図書館勤務をきかっけに増えた楽しみ

の一つが美術館や博物館、文学館を訪れること、さらにお茶のお

稽古、近くに住む孫の学童保育の送迎など、いきいきと生活を楽

しんでるという感じである。


人と会わない今が幸せという60代女性

2024年07月03日 | シニア女性

読売新聞の「人生案内」相談者は60代女性、学生時代、会社

勤めも40年間の専業主婦生活も常に友人にも健康にも恵まれ

何不自由なく生きてきた、一人娘は他県でくらしており、孫の

成長も楽しみだという、なんて恵まれた人だろうか、そんな人

がなぜ相談?と思いきやこの3年コロナ禍で外出も控え友人

も会えずつまらない生活と思ったら、なんて心地いいと感じ

る、かえって今までのランチの付き合いなど煩わしかったと

づいた。

 

旅行もショッピングも不要、家で庭に花を眺めるだけで幸せ、

しかしこのまま人と会わない生活でいいのだろうか?、ある意

味贅沢な相談である、この相談についての回答は、今心地よく

感じている日々は咎められるものではない、買い物や会食が減

った分、手にしたのは今日まで生きてこられたことへの感謝の

気持ちと孫を愛しく思う心です、素晴らしいことだという肯定

する回答であった。

 

コロナ禍が終息したら友人から誘いがあり、会えば懐かしいか

もしれない、しかし自分と向き合う時間が多い中で相談者の気

持ちは明らかに変化してしまった、もしかしたら現実のつきあ

いは終わったのかもしれない、だから会わないで終わる人間関

係があってもいいはずである、その代わり相手が残してくれた

心の宝をいつまでも大切にしたほうが賢明だと私は思う。


89歳ひとり暮らし女性の年金生活

2024年06月30日 | シニア女性

ある雑誌に掲載された89歳女性の年金生活、年金収入は14

万円、夫が40年前49歳の若さで亡くなってから一人暮らし

である、当時の遺族年金は7万円、10万円で生活しようとい

う思いで不足分の3万円は洋裁の技術を生かして婦人服の仕立

てと洋裁指導で生計を立てた。

 

その後バブル景気とともに遺族年金も物価にスライドして上昇

して11万円、65歳から国民年金が支給され合計で14万円

の年金生活を送っている、2年前に大腿骨骨折で5ヵ月入院し

たこともあり年金生活のなかで大きな支出で医療関係費、介護

謝礼含め80万円もあった。

 

 

さらに退院後、郷里へ引っ越し、40万円と大きな出費があっ

たものの57年間家計簿をつけてたこともあり、何があっても

対処できる力を身に着けたというのが8ヵ月平均の家計簿にも

表れており、大きな支出は貯蓄の中からやりくりしてる、普段

は年金収入の14万円の範囲内で計画的に頑張って生活してい

る姿勢が感じられた。


バス停で亡くなった64歳女性の人生は

2024年06月15日 | シニア女性

4年前に起こった「渋谷ホームレス殺人事件」の被害者の人生

を追ったNHKのドキュメンタリー、この事件を覚えてるかたも

いるかと思うが、あらためて人間の人生は最後までわからない

ということを痛感した。

 

渋谷区のバス停の小さなベンチで夜をすごしていたホームレス

だった64歳の女性、近隣に住む46歳の男性から突然,石の

入った袋で殴られて命を落とした、「自分の家の近くにホーム

レスがいるのが目障りだった」という犯人の男性、なんとも許

しがたい犯罪である。

 

NHK記者の記事によると、この女性は広島県出身で短大卒業後

はアナウンサーを目指し結婚式の司会業をするかたわら舞台俳

す優を目指す活発で前向きだった評判の女性、27歳のときに

結婚、順風満帆の人生かと思われたが夫の暴力にあい、わずか

1年余りで離婚、そこからが暗転、いろんな仕事をしていたが

リーマンショックなどもあり、ネットカフェ生活を経てホーム

レスになったと推測される、最後のころ、スーパーの試食販売

で生活費を得ていた彼女は、コロナ禍で試食販売が中止される

仕事を失い、夜はバス停のベンチで休むしかなかった。

 

誰にも迷惑をかけずひっそりと夜を明かした生活をしていた彼

女、亡くなったときの所持金は、わずか8円(5円玉1枚、1

円玉3枚)だった、家族にも行政にも(生活保護の申請)周囲

の誰にも最後まで助けを求めなかった、それにしてもこの悲惨

な事件、彼女は何を思っていたのだろうか?きっとこんなはず

ではなかったのにと思ったのでは?なんともやりきれない事件

だ。

 


シニア女性にとって熟年離婚と年金分割

2024年04月26日 | シニア女性

結婚して20年以上の夫婦の離婚を熟年離婚というが2022

には約4万組と30年前の7割増の離婚が成立してる、この

近年の日本での熟年離婚が急増したこともあり2008年の法

改正で離婚しても夫の年金を分割してもらえることになった。

 

要は離婚後の夫婦間の不公平さがないようにするためで離婚後

生活において非常に重要になる、ただ国民年金の部分につい

ては分割の対象にならない、あくまでも厚生年金の部分なので

注意が必要である、そして合意分割では1/2が分割割合の上限

である。

 

例えば65歳の夫婦で持ち家あり、それぞれが国民年金が6万

円、夫の厚生年金は10万円、合計22万円で暮らしてるケー

スであるが、ごく普通の年金生活である、ところが熟年離婚す

ることで夫の厚生年金10万円を分割、それぞれ5万円になる、

そうすると夫11万円、妻11万円、持ち家があるもののどち

らかが家を出ることで家賃の負担という問題が出てくる。

 

それでも預貯金や売却できる資産があればそれも分割して補填

きるがそうでないと下流老人が二世帯になる可能性がある、

別れることでの解放感はあるものの生活を考えると厳しいとい

うのが現実である。


夫を亡くした年金世代女性が一人暮らしになれるまで

2024年04月04日 | シニア女性

夫を亡くし初めてのひとりぐらしを経験する年金世代は多い、あ

る雑誌のアンケート調査によると夫の死をきっかけに一人暮らし

になった場合必ずしも亡くなってからの時間と気持ちは正比例で

ない人が目立つらしい。

 

2年未満でも一人暮らしに慣れた人、10年経っても慣れない人、

「夫が亡くなって2年ほどはうつ状態」「1年間は気持ちの整理

が出来ず仕事以外のときは泣いていました」といった声も多い。

 

なにか趣味など打ち込めるものを持っている人のほうが新しい環

境への適応度が高いとも言われてる、4年前に亡くなった母の場

合、父が亡くなってからの一人暮らしはコーラス仲間とのふれあ

いが支えになったことは確かである、ただ人それぞれ置かれた状

況が違うだけに一概に解消できるものはないかもしれない、しか

し年月の経過とともに喪失感は薄れ一人暮らしに慣れていくよう

な気がする。


女性にとって理想の老後とは

2024年04月01日 | シニア女性

理想の老後は男性と女性で違うかもしれないが共通してるのは

自由気ままで健康でお金の心配のない暮らしができること、そ

こで40代以上の女性を対象にした雑誌のアンケートから見え

る理想の老後、思い描く老いの風景とは?中味は十人十色であ

る。

 

◇絶対ボケない、寝たきりにならない、寂しさなんか負けない

(48歳パート)

 

◇有料老人ホームに入りカラオケ、手芸、軽い運動ができたら

 最高(57歳パート)

 

◇庭にピンクのバラをたくさん植え咲き誇る花と香りの中で暮

 らしたい(65歳無職)

 

◇娘の家族と同居し孫の世話をしながら時々友人とランチを楽

 しみたい(56歳無職)

 

◇お金がなくても心穏やかに過ごせたら幸せ、でもそうはいか

 ないでしょう(67歳主婦)

 

◇夫と思い合って平和に過ごしたい、贅沢かもしれないが、死

 ぬ寸前まで健康でいたい(59歳主婦)

 

こうみると一番大切なのはお金、健康、それとも心の自由か、

人それぞれ置かれた状況で違うかもしれないが自分らしい人生

を前向きに考えてることは確かである。

 

 


もしも夫が亡くなったときの遺族年金は?

2024年03月28日 | シニア女性

「もしも夫が亡くなったら十分な生活費があるだろうか?」世の

奥様が不安に思うことである、というのは現在75歳以上後期高

齢者1人暮らしの女性の貧困率(年収122万円以下)は52%

と半数の人が経済的に苦しんでる、いわゆる低年金、無年金の人

が多い。

 

 

生計を維持している人が亡くなったとき残された家族に支給され

るのが遺族年金、亡くなった人が国民年金に加入していた自営業

者と厚生年金に加入していた会社員では条件が違う、そこで預貯

金などの資産は考慮せずに年金だけで一般的な事例で考えてみた

い。

 

 

例えばシニア夫婦がともに65歳の場合夫の年金(老齢基礎年金

5万円、老齢厚生年金10万円)、妻の年金(老齢基礎年金5万

円、老齢厚生年金4万円)合計24万円で暮らしている、もしも

夫が亡くなった場合どのぐらいもらえるだろうか?

 

 

このケースだと妻の老齢基礎年金5万円+夫の厚生年金の3/4な

ので7万5千円=12万5千円となる、ということは一人暮らし

になるとマイナス11万5千円となる、夫婦でくらしてる場合2

4万円という額は標準的な年金生活であるが夫が亡くなった場合

生活は間違いなく厳しくなる、もし自営業者夫婦の場合は妻の老

齢基礎年金のみになるのでなお苦しい状況になる。

 

 

このように老後の妻と遺族年金を考えた場合、どの職業について

いるかが問題、国民年金と厚生年金の差、いわゆる年金格差が問

題になってくるわけだ、そう考えると多少嫌なことがあっても夫

婦が一緒に助けあって生活することがベストのような気がする


ひとり暮らしシニア女性の貧困は深刻

2024年03月12日 | シニア女性

困窮した若年層女性の問題がクローズアップされる一方でさら

深刻といわれるのが死別や離別によって単身になったシニア

女性の貧困である。

 

現在生活保護を受けている世帯は約165万世帯、そのなかで

65歳以上の高齢世帯が半分以上を占めている、特に問題なの

身女性困窮と言われている。

 

経済的に追い詰められる背景としては収入が少ない、資産がな

い、家族や友人などの援助が期待できない、生活保護に抵抗が

ある、して配偶者との死別、離別、特に夫が自営業者の場合、

国民年み加入のため遺族年金が出ない、また本人も年金未

加入のため老の年金収入をあてにできないケースがあること

が困窮の原因で深刻な問題である

 

 

 


年金生活シニア女性の家計簿

2024年02月25日 | シニア女性

最近シニアの家計簿というタイトルで色んな雑誌で年金生活者

の家計簿を目にする機会が増えた、そんな実例を見るとやりく

り上手の人が多い、ただ預金額がわからないケースが多いので

実態をつかみにくいことも確かである。

 

女性のひとりぐらしの場合は国民年金は5万円前後、遺族年金

の額によって年金収入が大きく違ってくる、亡くなったご主人

がサラリーマンであれば遺族年金が10万円前後が多く、合計

15万円で生活しており、耐久消費財(冷蔵庫、洗濯機等)の

購入は預金を取り崩している、ご主人が自営業者であれば遺族

年金がなく国民年金のみとなり生活は厳しい、当然預金を取り

崩す必要がある。

 

さらに問題なのは医療費、そして介護状態になった時である、

ホームヘルパー、ディサービスと予定外の出費を覚悟しなけ

ればならない、ただ雑誌に掲載される事例の人はなんとか年

金収入の範囲内で生活してる人が多く、低年金、無年金、預

金なしの事例はあまりないのがシニア女性の家計簿の実態で

ある。