団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

85歳男性にとって生涯一の悲しさは妻との死別

2022年09月30日 | 夫婦

私の母が亡くなったのは2年前の春だった、認知症そして大腸

がんの末期状態、介護付き有料老人ホームから総合病院に入院、

同時期に表題の85歳男性の奥様が自宅の台所で転倒、救急

でその総合病院に搬送された、しかし腰椎の損傷は回復する

となく81年の人生に幕を下ろした。

 

私とその男性とは面識もない、ただ母が亡くなって半年後、地

元の新聞(岩手日報)の投稿記事を読んで偶然母と同じ病院に

同時期に入院、そして同じころに亡くなったことを知った、病

院の待合室、病室、そして病院の前の桜並木が思い出された。

 

「私がこの世で一番見たくない妻の顔」を見ることになった、

悲しく慚愧に堪えない、楽しい日々を過ごしてきた57年、苦

楽を共にしてきた妻との別れは辛く悲しい、ただただ悲しい、

奥様を失った切ない思いが読み手に伝わってくる内容だった、

私の母も男性の奥様も病院前の満開の桜を見ることなく令和

2年の春、帰ら人となった。

 


いい人と思われるよりも

2022年09月29日 | 老後の生き方

悪く思われるよりよく思われたい、誰もがそう思うのは明らか

る、人は往々にして必要以上によく思われたいという傾向

がある、いい人に思われたいというのは他人からいい人だと評

価して欲しい、しかしいい人でいようとすると余計な気を遣う。

 

人間関係が絡むと自分の気持ちが見えにくい、人間関係を優先

ようとするため自分の気持ちに目をつぶってしまう、要はい

い人と思われたい気持ちが強いのだ。

 


本当は他人の目を気にして、いい人になんかならなくていいの

ないか、他人の期待に応えるより自分の期待に応えたい、

いい人と思われるより自分が納得できるいい人でありたいと私

が思うようになったのは会社を定年退職して数年経ってからで

ある。


70代はお金の不安を感じている

2022年09月28日 | 老後のお金

70代の半数以上の人は仕事をリタイヤして老後生活を送って

いる、収入の約7割は年金収入、そして将来の不安として康、

お金と答える人が圧倒的に多い。

 

実際70代の金融資産(二人以上世帯)を調べてみると平均値

は1230万円、中央値(資産の低い順に並べて丁度真ん中に

くる値)では1000万円である、それでも金融資産非保有が

18%、5人に1人が預金もない状態である、それなのに中央

値の1000万円は高い、それは一部の富裕層(約2割)が全

体の数字を押し上げているからある。

 

実際お金があれば不幸を回避できることは確かである、老親の

介護の問題、自分や配偶者の介護の問題、家のリフォームの問

題など70代にとってお金は減ることはあっても増えることは

ない、実際悠々自適といわれる2割の富裕層を除くと70代は

お金の不安を感じていることは確かである。

 


人間どうしが親しくなるのは

2022年09月27日 | 人間関係

はじめは全く知らなかったどうしが、ちょっとしたきっかけで

親しくなる、縁といえばそれまでだが、お互いの直感というか、

容貌やその人が発散させてる雰囲気から判断するのかもしれな

い。

 

いわゆる第一印象で打ち解ける、そうでなければ遠ざかる、よ

あることだ、ただ人間は動物と違って言葉を話す、人間関係

は言葉を通じての関係ともいえる。

 

話すことで波長が合う人、価値観の合う人の感覚が形成されて

いく、そして人間関係は蜜月期があるもので、そこから下降線

をたどることが多いものである、だから永続的な関係が保たれ

る友人やパートナーがいることはある意味奇跡ではないかと私

は思うことがある。


母にとって晩年大切だった人

2022年09月26日 | 老後の生き方

人間は気にかけてもらいたいという欲望があるもので、それは

自分という存在の確認であり、それは家庭でも学校でも職場で

も、いくつになってもあるような気がする。

 

病院で長期入院してる高齢者が「今日は顔色がいいですね」と

言った看護師の一言が薬よりも何倍も効果があるということは

よく聞く話である、子供も見舞いにこない、そんな時看護師か

らかけられたひと言、それは自分の事を気にかけてくれた、見

守ってくれていることを感じたから嬉しかったに違いない。

 

私の母が晩年、高齢者施設にお世話になったとき、「今日は食

欲あるね」「塗り絵上手だね」等明るく声をかけてくれる若い

介護スタッフがいた、母にとってお気にいりの人だった、彼女

に声を掛けられるといつも嬉しそうだった、自分の事を気にか

けてもらえてる、亡くなる直前まで母にとって大切な人だった

のかもしれない。


年金生活68歳シニア男性の厳しい現実

2022年09月25日 | シニア男性の悩み

現在68歳のAさん、65歳で退職当時の年金収入は月22万円

(本人の国民年金6万円、厚生年金10万円、奥様の国民年金6

万円)だったが、2年前に奥様と熟年離婚、そのためAさんの厚

生年金10万円を分割それぞれ5万円、Aさんの年金収入は11

万円、別れた奥様の年金収入も11万円となった。

 

Aさんは離婚と同時に自宅(ローンは完済)を出て家賃5万円の

アパートを借りて生活したがとても暮らしていけない、そこでパ

ートで週4日働いて月6万円合計17万円で生活してるが、身体

が続く限り働くしかない、蓄えもほとんどなく車も手放し生活は

楽ではない。

 

離婚前の年金収入22万円は一般サラリーマンの標準の年金生活

といえるが離婚したことにより年金分割、そして借家生活がAさん

の生活を苦しめてる、Aさんの事例は熟年離婚が夫婦どちらにとっ

ても経済的には厳しい現実を突きつけられたケースと言える。

 


つらいことや悲しいことがあった時

2022年09月24日 | 老後の生き方

つらいことや悲しいことがあった時、人はどのようにして自分を

支えているのだろうか?私の場合、好きなことをしたこと、楽し

かった思い出が今の自分を助けてくれることがある。

 

もちろん人との交流も大切であるが、ひとりでいても退屈しない

自分の世界を持つことも大切だと実感してる、本を読むこと、好

きな音楽を聴くこと、いずれも生きていく力になることは確かで

ある。

 

このひとりの時間、この感覚は私にとって貴重である、誰にも気

がねなく、誰にも気を使わない、この先何があるのかわからない

けれど、自分の心の平安を救うのは結局この自分しかいないと覚

悟して生きることも今は大切だと思っている。

 

 

 

 

 


「年齢より老けてますね」と言われた50代女性の悲しみ

2022年09月23日 | シニア女性の悩み

インターネットの掲示板「発言小町」50代女性が、ある会

で初対面の60代後半の男性からの一言に怒りと悲しみを感

たという内容だった、その男性に年齢を聞かれ答たら、「年

齢より老けてますね」と言われ絶句、帰り道悲しなり泣けて

どうしようもなく、このことについて意見を聞きいというも

のだった。

 

この投稿内容に多くの意見が寄せられた、失礼な男、あり得な

い、忘れましょう、酒が入っていたのでは、認知症なのでは、

言いかえすべき等共感する意見ばかりだった、実際初対面でそ

んな失礼なことを言う人がいるのだろうか?、信じられない話

である。

 

年齢なんて気にしないといいつつ年齢にこだわっているのが日

本人、若ければ若いほど良いという風潮があることは確かであ

る、その証拠に「若く見えますね、とても〇〇歳には見えませ

ん」が最高の褒め言葉というのも納得できる、それだけにこの

男性の年齢より老けてますね」は言語同断、配慮に欠けた発

言としか言いようがない


人間の寿命は誰にもわからない

2022年09月22日 | 老後の生き方

人間は必ず死ぬ、年をとってから死ぬのではない、生きている

限りすべての人は必ず死ぬ、それは明日かもしれないし、10

年後かもしれない。

 

人生100年時代突入と言われてるが今年100歳になった

は9万人を突破した、来年はもっと増えるだろう、それでも平

均寿命はあくまでも平均でその人が何歳まで生きるのかという

ことはその時にならなければわからない。

 

私の母が晩年大腸がんで入院してたとき担当の医師に言われた

ものだ「もう元気ですから今月中に退院してください、あと1

年は大丈夫ですから」それから1週間後に亡くなった、それほ

どその人の寿命は本人も含め医師も誰もわからないものだ。

 

生きているものは必ず死ぬ、死ぬときはどんな人も孤独、そこ

には貧富の差もなければ社会的地位もない、ひとりで生きてひ

とりで苦しみそしてひとりで死んでいく、それが人間の一生だ

と思っている。


2000万人の貧困問題は深刻である

2022年09月21日 | 貧困

厚労省の発表では日本の相対的貧困率(税金や社会保険料など

を除いた可処分所得が年122万円に満たない世帯の割合)が

15.4%で6人に1人が相対的貧困に陥ってる、日本の人口

が1億2千万人なので約2000万人が相対的貧困層である、

月に約10万円で暮らす人が日本に2000万人、6人に1人

ということである。

 

同様に子供の貧困率は13.5%で7人に1人、40人クラス

だと約6人の子供が相対的貧困層ということになる、子供の貧

困を支援する子供食堂が注目されてることをみても大人の貧困

イコール子供の貧困につながってるケースが多い。

 

 

また一人暮らしをする高齢者は630万人、その半数は年金収

入が生活保護を受けられる基準(1ヵ月当たり単身者10万円

~13万円、夫婦で15万円~18万円)を下回っている、そ

して生活保護を受けてる人は80万人、あとの200万人は貯

金をくいつぶしてる状況である。

 

現在生活保護を受給してる世帯は全体で164万世帯、203

万人が受給している、それでも2000万人が相対的貧困と言

われてる現在、相対的貧困層をどうやって減少させるか、生活

保護を受けないのはなぜ?相対的貧困は見えにくい、でも身近

な問題であり深刻であることは確かである。