40年間勤めた会社で最後の職場には9年間在籍した、転勤の多い
職場で9年間は私にとって最長期間であった、役職離任、嘱託とい
う立場で30代~40代の若い仲間と63歳まで勤めた。
人数の多い職場ではなかったが最後の仕事は面白かった、熱心にや
ればやるほどやりがいがあった、若い担当者と同じ仕事、内務もあ
ったが東北各地の営業現場での仕事が主流であった。
定年退職した人間が思い出の残る職場として挙げるのは新入社員時
代や責任者として過ごした場所であったりするものだが私の場合は
最後の職場である、仕事に対する問題意識や価値観を共有できる同
僚と長い期間仕事ができたことも一因である。
連帯感、使命感、信頼感あってこその職場そして人間関係を学ぶ場
所でもあった、過去と呼ぶには近いけれどサラリーマンにとって大
切なのは最後の職場だと思う今日この頃である。