団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

カラオケが生きがいだったKさん

2021年04月30日 | 生きがい

カラオケで思い出すのはKさん、私より10才先輩のKさんと

出会いは20年前、転勤先だった、毎月営業の締め切りが

終わると必ず居酒屋そしてスナックでのカラオケが恒例の行

事だった。

 

歌が好きなKさんは自宅にも個人事務所にも有線放送があるほ

の凝り性でレパートリーも広く演歌でもポップスでも、とに

かくうまかった、だからカラオケを歌ってる時は輝いていたし、

新曲をみんなの前で披露して喝采を浴びるのが無上の喜びであ

生きがいだったような気がする。

 

そんなKさん、今はコロナ禍ですがお元気ですか?きっと歌い

てうずうずしてるのでは?2年間の短いつきあいだったが

今で当時のことは鮮明に記憶に残ってる。


高齢者が人生で後悔すること

2021年04月29日 | 生き方

人生の後半で人は何を思うか、週刊ダイヤモンドの記事のなかで

特定非営利法人「老いの工学研究所」が実施した人生の後悔アン

ケートから高齢者の生の声を聞くことができた、65歳から87

歳までの男女のアンケートの中から一部を抜粋してみると、人生

で後悔することが男女では違い、男性の場合は仕事に関するこ

女性の場合は結婚に関することが多い感じがする内容であった。

 

【男性】

■自分の人生にしっかりとした哲学を持って自分らしい生き方を

きたかった、社会の流れに依存し、リスクを取らぬ安定志向が

強くあった。(71歳)

 

■会社を選ぶのを間違った、そのため妻にも家族にも苦労をかけ

た。(78歳)

 

■結婚は一生に一度のことだから、あせらずによく考えて周りに

左右されず判断すべきだったと思う。(69歳)

 

■子供が小さいとき、もっと密接に関わるべきだった、親の権威

をふりかざしすぎだった。(78歳)

 

■定年退職後、長い時間を空費してしまったという感じが強い。

(87歳)

 

 

【女性】

■夫が定年退職して以降、もっと自立できるように手助けすべきで

あった、現在家の中のことはすべて私に頼りっ放しで嘆かわしい。

(74歳)

 

■好きな人に「好きです」と言わなかったこと、言えなかったこと。

(86歳)

 

■両親、親戚、友人の反対を押し切って結婚したことです、周りの

ちの意見に耳を傾けるべきであったと後悔しています。

67歳)

 

■夫にあまりにも従順すぎたこと、自分の意見をいわず、反論もし

かったので、夫は成長せず、裸の王様になってしまった、70歳

をこえて夫を亡くし、やっと正直に生きられて友だちもできました。

(75歳)

 

■自由に伸び伸びと自分らしくできなかったこと、自分で自分を認

られず、他者との比較ばかりをしてきてしまったこと。

(75歳)

  

 


人生における読書の魅力

2021年04月28日 | 生き方

「少しずつ向上する、すこしずつだけれど、それでも向上は向上

だ」 「非常に簡単な言葉で非常に複雑な物語を語りたい」作家村

上春樹氏の作品のなかのフレーズである、本の魅力は作品のなか

にこんな心に響く言葉を見つけたときである。

 

読書はどこにいてもいつでも始めることができ好きなときに終わ

ることができる、そして読書の楽しみの一つは他人の人生を共有

することができることである。

 

本を読むことで刺激を受けたり、そのテーマについてあれこれ考

えたりする、読書を通して自分と向き合うことができる、また読

むと必ず心躍る本がある、表現力豊かな描写、読み手を共鳴させ

読後に余韻の残る作品、そんな本に出会えた時こそ私にとって至

福のときである。


つらい時や気が滅入った時

2021年04月27日 | 生き方

人間であれば程度の差があれ誰もが不安を抱えながら生きてる、

これまでの人生をふりかえったとき、小さなピンチ、大きなピ

ンチがいくつもあるものだ。

 

今はコロナ禍、先が見えない、いつになったら友人と会えるのか、

いつになったら旅行に行けるのか、いつになったら孫に会えるの

そんな時は明日を考えるより過去をふりかえることも大切かも

しれない。

 

つらい時は今よりつらかった時を思い出す、苦しくて耐えられな

時はこれまで一番苦しかったことを思い出す、そして気が滅入

った時は今まで嬉しかったこと、楽しかったこと、誰かに褒めら

れたことを思い出す、こ思い出すことに閉塞感を抜け出すヒン

トがあるような気がする。


不幸と幸福は表裏一体

2021年04月26日 | 幸福

明日の保証を手にしている人など一人もいない、今は元気で安定

ていても明日のことは誰にもわからない、今日の生活が続き今

日も生きていて明日も生きてて当然だと誰もが思っている。

 


しかし順風満帆でやることなすこと上手くいってる人だって明日

ことはわからない、また私たちは条件がそろえば幸福になると

いう錯覚があるけれど物質の豊かさがあったとしても人は必ずし

も幸福を感じるとは限らない。

 


金や物、名誉や地位のないのが苦しみの根源ならばそれらに恵ま

た人生は喜びに輝いてるに違いないはず、しかし実際はそうで

もない。

 


ゲーテの言葉に「幸福というものは同時に不幸の源となっている」

というのがある、健康、財産、名誉、恋愛など私たちに喜びを与

るものは不幸や涙の原因でもある。

 


これらの支えが倒れたとき幸福も崩壊し悲しみに沈むことになる、

そう考えると不幸があるから幸福を感じる、不幸と幸福は表裏一体

といえるような気がする。

 


生涯つきあえる友人とは

2021年04月25日 | 人間関係

昔の友情が何十年も続くケースはなかなかないものだ、友達とい

のは環境と状況によってできるもの、それが変われば別れたり

離れたりするのは仕方のないこと、私の場合一生を通じて友達づ

き合いするのは、せいぜい数人のような気がする。

 

 

 疎遠になる理由の一つは共通であった関心事が違ってくること、

して自分が何もしてないのに相手が離れる、逆に相手が何もし

てないのに自分が離れる、そう考えると人間関係において自分が

どうにかできる範囲が50%、あとの50%は相手次第ともいえ

る。

 

 

それでは私が思う生涯つきあえる友人とは相手の人生に過度に立

入らず、相手が言いたくなさそうなことは聞かない等、節度と

制の利いたほどよい関係、知っていても知らぬふり、知らぬふ

して相手を全力でねぎらう、友人であるならそんなことができ

人間でいたいと思っている。


運がいい時運が悪い時

2021年04月20日 | 生き方

運不運はたいてい交互にやってくるのでいたずらに一喜一憂しない

こと、また「運も天下の回りもの」いずれいい運が自分のところに

回ってくることを信じて待ちに徹するように自分自身生きて来た。

 

運がいい時運が悪い時というのは程度の差はあっても誰にでもある

こと、ただ運がいいと思った時はあまり調子にのらず感謝する、逆

に運が悪いと思った時はやけにならずじっと我慢する、ひたすら待

つ。

 

そもそも思いどうりにいかないのが人生、実際思いどうりに生きら

れる人なんてほとんどいない、みんなどこかで妥協しながら今を生

きているはず、だから運不運に左右させずに自分に与えられた条件

のなかで一所懸命生きることが大切かもしれない。


人間は弱いかもしれないが

2021年04月19日 | 生き方

「人間はみんなが美しくて強い存在だとは限らないよ、生まれつき

臆病な人もいる、弱い性格の者もいる、メソメソした心の持ち主も

いる…けれどもね、そんな弱い臆病な男が自分の弱さを背負いなが

ら、一生懸命美しく生きようとするのは立派だよ」 



 

これは今は亡き作家の遠藤周作氏の言葉である、この世の中には強

い人もいれば弱い人もいる、弱さはコンプレックスだったり、貧困

だったり、能力だったり、弱さも多様である、そんな弱さを抱えな

がらも懸命に毎日生きてる、その姿こそ立派であると遠藤氏は言い

たかったのではと思う。



 

そしてその弱さを克服した時、人間は自信につながるのかもしれな

い、それでも人間は懸命にもがいてた時をつい忘れがちになるもの

だが、そのことを決して忘れてはならない、忘れないことこそ、そ

の人の逞しさ、そして優しさにつながるのではないかと思う。

 


年金だけで暮らせない人が多い現実

2021年04月18日 | 年金生活

現在65歳以上無職の高齢世帯の家計収支の最新データでは年間

60万円のマイナスになってる、この理由は年金収入の減少、支

給額は10年前と比べて約10%減少している、しかし消費支出

は10年間ほぼ横ばい、年金収入が減っても暮らしぶりはそう簡

単に変えられない、さらに税、社会保険料は確実に負担が増して

いる。

 

年金を受給してない世代からみると「年金だけで暮らせないので

すか?」「リッチなお年寄りが多いと思いますが?」という声が

結構多い気がする、しかしリッチといわれる高齢者は全体の2割

もいないだろう、二人分の年金収入がある共稼ぎ夫婦や公的年金

のほかに企業年金が支給されてる人、事業で成功した人、もとも

との資産家などである。

 

実際日本の年金制度は現役時代の収入を100%保証する制度で

はない、今の高齢者がなんとか生活ができるのは、十分な年金収

入があるわけではなく老後資金を貯めてきたからだ、年金を受給

できるのはありがたいけど年金だけで暮らせない人が多いことも

事実である。


悩みは生きてる証しと思えば気が楽

2021年04月17日 | 生き方

人は悩んだりした時、その辛さを身近な人に聞いてもらいたいと思

う、そして聞き役であるその人がこの世でただ一人の自分の理解者

と思うことが誰にでもあるような気がする。

 

この人以外私の気持ちを理解してくれる人はいないと、しかし現実

には聞き役の人に聞いてもらって解決することは稀である、本当の

ところは進む道は決まっていてちょっとした言葉を待っているだけ

の状態が往々にしてあるものだ。

 

アドバイスは後押しになるけれどやっぱり解決するのは自分自身だ、

実際こうすれば悩みからたち直れるというものはない、過去の経験

の蓄積から総力あげて回復していくしかない。



 解決するのは明日かもしれないし、もっと先かもしれない、人生の

問題は答えなんかそう簡単に出せないし答えがひとつとは限らない

実際悩みのない人生なんてないし、悩みは生きてる証しでもある、

そう思えば気が楽である。