団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

年金生活70代夫婦を悩ます介護とお金の問題

2024-08-04 05:37:13 | 老後のお金

雑誌プレジデントで特集「介護とお金の問題」で70代夫婦の

年金生活について掲載された、夫の年金25万円、妻の年金6

万円、合計31万円と年金生活者として最も恵まれた層といえ

る、定年退職後は悠々自適に暮らしていた。

 

しかし3年前にご主人が脳梗塞を患い、現在は要介護3に認定

されて在宅介護を受けている、持ち家のほか預金が2千万円あ

るが家計の支出は月33万円と2万円の赤字である、中味を見

ると公的介護の自己負担が2万7千円、通院時のタクシー代や

夜間のおむつの取り換え等ヘルパーを介護保険外で頼んでるた

め7万1千円と大きい、さらに食費が6万円と外食もあり多い。

 

こう見ると年金が十分、預金も2千万円と恵まれてるが脳梗塞

になり介護状態になったことで生活が一変、不足分は預金から

充当してるものの在宅介護ができなくなったら有料老人ホーム

の入居を考えないといけない、こう見ると絶対安泰ということ

はないのかもしれない。

 

 


長生きすればするほど認知症!?

2024-08-03 05:29:59 | 老後の生き方

団塊の世代が75歳以上になる2025年には約700万人の

人が認知症になると言われてる、これは65歳以上の5人に1

人、特に70代に急カーブを描いて増え80代の認知症の有病率

は、なんと3人に1人である。

 

認知症にならないための習慣として朝は新聞を読む、飲酒・喫

煙を控える、一日7時間以上の睡眠をとる、歯を20本以上保

つ、計算ドリルがいい、有酸素運動がいい等がいいと挙げられ

ている、しかし現在認知症を予防できるという科学的な証拠に

なるものはないというのが専門家の見解である。

 

心理学者の佐藤眞一氏の著書「認知症の人の心の中はどうなっ

ているのか?」のなかで、認知症の人の心の中は自分が自分で

なくなっていく苦しみ、これまで生きがいだったことがうまく

いかない苦しみ(料理、運転等)そして明日がどうなるかわか

らない苦しみを感じてるという、そして認知症発症の危険因子

は加齢なので長生きすればするほど認知症になる可能性がある

と書かれてる、確かに私の両親も父は86歳、母は94歳のと

きに認知症になったことを思うと誰もが長生きすればするほど

認知症になっても不思議ではない。

 


年金生活者にとっては厳しい現実

2024-08-02 05:24:44 | 老後のお金

75歳以上が加入する後期高齢者医療制度の保険料の増額が決

定して1年半、24年度は年収211万円超、25年度は年収

153万円以上の人の保険料が増額となる、増額対象は全体の

4割、約870万人が対象となる、気になるのは今まで窓口負

担が1割の人が2割となった場合、保険料が増額のうえ窓口負

担が倍、今まで5千円の窓口負担だった人が1万円払うことに

なる、これは75歳以上の高齢者にとっては大きい。

 

実際75歳以上の6割の人は年収153万円以下ということで

あるから経済的には厳しい、だから70~74歳でも3割強の

人が働いてる、それも8割の人は非正規である、働きたいから

働くのではなく働かざるを得ないから働くのである、長生きす

るほど赤字額がかさみ経済的に苦しくなるという高齢者の声は

深刻である。

 

「脱・下流老人」の著者藤田孝典氏は年金受給額が将来的に目

減りし、さらに医療保険料や介護保険料、消費税も上がってい

く可能性があると明言してるだけに、昨今の物価高もふくめ年

金受給者にとっては厳しい現実といえる。

 

 


老いるということは

2024-08-01 05:19:21 | 老後の生き方

人間は寿命が尽きた時に死ぬのが昔の医学の原則だった、今は

寿命がつきても人工的に生かす医学に変わってきた、それでも

死ぬときはどんな人も孤独である。

 

そこは貧富の差もなければ社会的地位もない、ひとりで生まれ

てひとりで苦しみ、そしてひとりで死んでいく、みんな孤独で

ある、高齢になると先は長くない、だからいつ死んでもいいと

いう心境で私はいるけれど周囲を見渡すとそうでもない。

 

私の父は病院に搬送された時「まだ死にたくない」悲痛な叫び

だった、86歳だったが生きることに執着していた父、母も私

も弟も父には生きていて欲しかった、延命治療を選択、気管切

開して生きることに一縷の望みを託したが力尽きて半年後に息

を引取った、老いるということは醜くく、つらく孤独で悲しい

面も背負うものだと痛感したものだ。