団塊シニアのひとりごと

定年退職して13年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

人生には何ひとつ無駄なものはないと思いたい

2020-01-25 06:04:31 | 生き方

「感謝の気持ちでいっぱい」昨年2月17日に退院を明らかにし

池江璃花子さん、公式サイトに掲載したメッセージ「応援して

ださった方々や関係者の方々、そして家族には感謝の気持ちで

っぱいです、オリンピックを目前に大好きなプールを離れ失っ

ものが多いのではと思った方もいらっしゃると思いますが、私

病気になったからこそわかること、考えさせられること、学ん

ことが本当にたくさんありました」

 

オリンピックを目指し、日本中の期待を背負って練習に励んでた

充実の日々から一転、病魔が襲い、失意の日々、今まで当然のよ

うに過ごした生活、どんなに幸福の象徴のようにみえたことでし

ょう。

 

 

病室のなかで自分とむきあい、あらためて人生について悩み、

がん剤治療で苦しんだ時「大丈夫、大丈夫、いつか終わる」と自

分を励まし続けたという、メッセージの全文を読むと闘病生活で

苦しんだ作家の遠藤周作氏の「人生には何ひとつ無駄なものはな

い」と言うフレーズに、なぜか重なるものを感じた。


哀しみに鈍感になった

2020-01-18 06:03:13 | 生き方

人の死についてあまり心を痛めなくなった、若い時より他人の死

について哀しみを覚えない、以前は喪失感が大きかった、いつか

ら鈍感になったのだろうか?と時々思ったりする。

 

9年前に父が亡くなってから実家の近所のかたが毎年のようにひ

とりふたりと亡くなっていく、みんな長生きして闘病生活を送り

苦しんで亡くなっていく、父もそうだった、亡くなったときは哀

しみもあったけど苦しみから開放された父の表情に安堵したもの

だ。

 

人間はずっと大人になる過程でやさしさや傲慢さや他人への無関心

など色んなものを身につけると思うが死生観もこの9年で私自身変

わったような気がする、苦しんでの長生きは本人も家族もつらいも

のである、私自身薄情になったとは思わないけど、哀しみに鈍感に

なったことは確かである。


他人の評価に振り回されない生き方

2020-01-17 05:56:02 | 生き方

私たちは世間の評価を気にしすぎるあまり、他人からのマイナスの

評価を受け止める傾向がある、そして自分の行動、性格を他人が正

確に評価してるのではないかと気にする、しかし人は自分を基準に

して他人を判断する傾向がある。

 

 

だから案外、間違ってる場合が多い、実際自分の人生経験について

とんど知らない赤の他人が理解できるはずがない、だからマイナ

の評価だからといって無理に自分を変えることはない、他人の評

に振り回されず、自分を信じることこそ大切だと私は思う。


認知症の第一人者が認知症になった

2020-01-13 05:57:06 | 認知症

の認知症研究の第一人者といわれる長谷川先生(90

歳)発病と進行に密着したドキュメンタリーNHKスペシ

ャル「認知症第一人者が認知症になった」長生きすれば、

誰も認知症になる可能性がある、さらに認知症になるか

ならなかは個人の努力でコントロールできる割合は小さ

いということを教えてくれる内容だった。

 

以前読売新聞にも寄稿していたが映像でみると衝撃的だっ

た、自分が自分でなくなる苦しみ、自分が認知症だとしる

苦しみ、明日がどうなるかわからない苦しみ、さらに認知

症になった長谷川先生を支える奥様と娘さんの苦悩、私の

両親は二人とも認知症だっただけに重なる部分があり、す

でに他界した父、現在介護施設に入居してる母の当時のこ

とを思い出した。

 

家族の負担を軽くするために長谷川先生自らデイサービスを

提唱したのにお遊戯では「楽しくない、つまらない、家に帰

りたい」という帰宅願望、ここは自分の居場所ではないと思

ったのかもしれない。

 

老いて弱くなっていく自分と誇り高い自分、二つの自分の間

で揺れ動き必死に闘っている長谷川先生の姿、「認知症にな

っても見える景色は変わらない」最後の言葉が印象的だった。

 

 

 


定年後から始めた料理

2020-01-04 06:08:49 | 料理

定年退職後に料理を覚えることは妻との約束だった、現役時代単

赴任のときもあったが自炊することはなかった、約束したもの

のいざ退職して家にいるようになったが、しばらく、お互い料理

の話題にはふれなかった、ちょうど東日本大震災の年、2011

年春の頃である。

 

 

なにしろ米のとぎ方、野菜の切り方、味噌汁の作り方、フライパ

の使いかた、なにひとつできないで63年間きただけに、なか

なか料理を覚える気にはならなかった、このままではまずいと思

いその夏ごろに米のとぎ方、味噌汁の作り方を教えてもらい、フ

ライパンでの炒め物をやったり(野菜は妻がすべて切って準備)

したが最は全然面白くもなく、又妻にとっても足手まといにな

ってた思う。

 

 

やはり食材の用意、切り方から炒めてと最初から最後までできる

うにならなかればだめだと思い、料理本を購入し野菜の切り方

(薄切り、細切り、輪切り、せんぎり等)を練習、8年前からや

っと自分で献立を考え(レシピ本、クックパッド、NHKみんな

の料理等から)料理するようになった。

 

 

今では月の半分の夕食を妻と交替制, 料理は覚えるとなかなか面

いもの、段取りを考え、常に先を読むことが必要なので脳の活

性化に役立つ、ボケ防止にはもってこいかもしれない、料理は答

えがすぐでるので小さなやりがいにつながって楽しいもの、いま

では定年後の収穫だと思ている。

 

 

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