団塊シニアのひとりごと

定年退職して13年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

団塊の世代はそんなに嫌われているのだろうか?

2019-01-28 06:14:24 | 老後の生き方

団塊の世代1947年~1949年生れ、3年間の人口は約700

万人と一番多い世代である(1951年生れまで捉えて約1000

万人というデータもある)

 

団塊の世代としての特徴として一般的に、群れたがる、理屈っぽい

こだわりがある、自分を若いと思ってる、帰属意識が強い等が挙げ

られる。

 

しかし以前東洋経済オンラインのコラムで「団塊の世代はなぜこん

に嫌われたのか?」という記事に注目した、若い世代が付き合い

にくい理由として団塊の世代のイメージとして次の3つを挙げてい

る。

 

1 戦前からの封建制を引きづっている

2 競争意識が強い

3 戦争の呪縛からときはなれていても思想の呪縛から自由になれ

  ない

 

そしてこのコラムに対するコメントに賛同の声が意外と多いのにび

っくり、団塊の世代に対する酷評が多い、自己中心でわがまま独善

、人の意見に耳を貸さない。

 

しかし団塊の世代の私としてはどうも理解できない、団塊の世代に

ったことではない、ただその世代の人数が多いので目立つのでは?

んなに付き合いにくいのかな?そんなに嫌われてるのかな?とい

うのが正直な感想である。


老後の家事の分担

2019-01-27 06:15:44 | 夫婦

「男が家事、特に料理をするなんて恥ずかしい」と思ってる男性

我々の世代でも多い、それは今まで受けてきた教育や生きてき

境のせいだと思う。

 

母親だけが甲斐甲斐しく動き回って、父親や息子は何もせずそれ

自分にとって快適で当たり前の家庭で育てばいずれ自分の妻に

もそうふるまう大人に育つことは明白である、また父親も母親も

仕事する共稼ぎの家庭に育てば自分のことはそれぞれがやって当

たり前であるという生活パターンになると思う。

 

そういう意味では育った環境の影響は大きいといえる、実際たま

男同士で定年後の生活の話題で料理の話になるとほとんど関心

を示さない、口にはださないけれど、どうせ暇なんだからやって

るんだろうぐらいの反応である。

 

私の場合家事の協力のなかで特に料理をすることは定年前の妻と

の約束であったし希望であった、実際教えられやってみると奥が

深く案外面白いものである、やらされてる感覚は全くないし夫婦

のどちらが先に逝くかわからないだけに男が料理を覚えて損はな

いと思ってる、そのことで夫婦の風通しがよくなることは確かで

ある。


NHK「ドキュメント72時間」の魅力

2019-01-26 06:09:07 | 生き方

この番組に魅了されて5年、毎回楽しみにしてる、一つの場所に3

日間72時間、偶然の出会いを記録する「ドキュメント72時間」

それぞれの人生を生きている人達、ファミレス、レンタルビデオ店

花屋、病院、コンビニ、空港、すべての人が語ってくれるわけでは

ないと思う、断われることのほうが多いかもしれない、それでも番

組スタッフの話を引きだす力が素晴らしい。

 

実際日常のなかでこんな人間模様を見ることができないだけに貴重

である、72時間という限られた時間のなかでの偶然の出会い、そ

れぞれの人生、生きる力をもらえる魅力ある番組である。

 

72.png


老後の自由と価値観

2019-01-25 06:23:49 | 老後の生き方

定年後は自分の価値観を最優先できる立場になる、そういう意味

では気楽だし、人がこの世で望むことができる最大の自由を手に

することできる、仲間が欲しくて群れる、飲み会で盛り上がる、

それもいい、しかし、こういう人に「老後はひとりの時間も大切

に」と言っても無駄のような気がする。

 

そうはいっても老後は間違いなく一人の時間が多くなる、ひとり

であることはネガティブなイメージがあるけれどひとりでいるこ

が決して不幸なのではない、ひとりでいることに耐えられない

ことが不幸なのだ、自分ひとりで熱中できて、ひとりで楽しむこ

とができるものを持ち、自分だけの価値観を持つことこそ老後を

生きるうえで大切な気がする。

 

 


老後の夫婦という幸福、夫婦という不幸

2019-01-23 06:00:02 | 夫婦

女性の生き方をテーマに活動してるノンフィクション作家沖藤典子

さん現在80歳、64歳のときに書かれたエッセイ「夫婦という幸

福、夫婦という不幸」 は夫婦のあり方について書かれてる。

 

夫婦は赤の他人同士の結びつき、異文化のカップル、だから当然結

婚すれば摩擦が起きる、夫婦には思いやりが大事といわれながら、

夫婦であるがゆえに、思いやりを持てなくなってしまう男と女、そ

れが平凡な夫婦の姿だという。

 

夫たちは会社だけに価値をおき生活や感情のすべてを会社とその人

間関係に傾けてしまう、そこから外れることを恐れる、妻に深く感

謝していてもそれが言葉になって出てこない。

 

最近の沖藤さんのインタビュー記事で沖藤さんのご主人は4年前他

界したが会社員時代は毎晩のように泥酔して深夜に帰宅、定年後も

友人と外出して深酒をする生活を続けた、その結果病いに倒れた、

ところが世間は「夫の病気は妻のせい」という目で彼女を見る、同

年代の女友達からも「あなたが仕事なんかしているせいよ」と言わ

れたという。

 

それでなくてもこうしたときに長い人生で積もり積もった夫婦間の

感情が一気に噴き出て、最初の1年ぐらいは葛藤が続いたが「私も

悪いところがある、夫ばかり責められない」と思い要介護3のご主

人の闘病生活をサポートしたが80歳で亡くなった。

 

この経験をもとに沖藤さんは自分と同年代の妻のなかにおなじよう

に夫に対する過去の感情が整理ができない中で世間からのプレッシ

ャーを受けてつらい介護をしている人が少なくないと思う、だから

彼女たちに「良妻ぶらずにつらさを語って」と伝えたいという。

 

そうすれば必ず同じ思いの人と出会え少しでも楽になると語ってい

る、あらためて老後の「夫婦という幸福、夫婦という不幸」につい

て考えさせられた内容である。