団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

ある意味孤独ある意味孤独ではない

2022年02月28日 | 孤独

「電車にのったとき、まわりの乗客をごく自然に見渡すように

なった、そしてここにいるこの人たち、みんなにそれぞれの深

い人生があるのだと考える、そうだ僕らは、ある意味では孤独

であるけれど、ある意味では孤独ではないのだ」

これは作家村上春樹氏の「雑文集」のなかの一節である。

 

私自身今では人と会うことが非日常、ひとりでいることが日常

のライフスタイルなので、このコロナ禍の状況でも大きな変化

を感じることはない、それでも雑踏のなかでひとりでいると、

ある意味孤独、ある意味孤独ではないという心境になることは

確かである。

 

今は社会と関わりがあるからといって孤独がなくなるわけでは

ない、孤独と上手につきあうためには社会活動も大切だが、そ

れよりひとりの時間を充実させたいと私は思っている。

 

 


人とのつながりは変化した!?

2022年02月27日 | 人間関係

私が今のマンションに住んで18年、言葉を交わす人はいるけ

れどほとんどが挨拶程度である、マンションの大規模修繕のと

きに理事会の役員を3年ほど務めた、その時は7名が毎月会合

があったけどそれぞれの職業や家族構成もわからないまま終わ

った、希薄かもしれないが、そこがマンション住まいのいいと

ころかもしれない。

 

私が小学生の頃は近所でも井戸端会議が盛んで母親たちが集ま

ってワイワイ賑やかで、それぞれの家庭の状況もオープンだっ

た、醤油が足りなければ隣に借りにいったり、冠婚葬祭があれ

ば手伝いにいったり、つながりは今より強固なものだった、た

だなかには同調圧力が鬱陶しいと思ってた人もいたかもしれな

いが懐かしい昭和の時代であった。

 

今はSNSやメールが人とのつながりや個人の考えや欲望も明ら

かに変えてしまった、知らないことがあれば人に聞かなくても

ネットで検索すれば十分、また昔は日記を書いてたがそれはあ

くまでも自分のためだった、ツイッターやブログはネッ上の

日記であるが書いた途端に拡散し誰かの目にとまる、とまるこ

とを想定して書いている、今はリアルな世界とは別なつながり

があり、昔とはだいぶ変化したといえるかもしれない


76歳女性の投稿記事に心がほっこり

2022年02月26日 | 老後の生き方

先日新聞の投稿記事76歳女性の「学校ごっこ 楽しく脳トレ」

に注目した、ご主人は82歳で昨年まで自営業をしていた、夫婦

で一緒に楽しむ方法を考え、小学校の授業の時間割のように実践

することにしたというエピソードが書かれてた。

 

1時間目は国語で漢字やクロスワード、2時間目は算数で数理パ

ズル、授業中にご主人が居眠りしたら「せんせーい、〇〇君が寝

てまーす」と声をかける、休憩時間はコーヒーとチョコレート、

体育は6千歩以上の散歩で買い物兼ねたり、美術館や公園に行っ

たり、科目は日によって異なるが毎日続け夫婦で楽しんでるとい

う、なんて素敵なご夫婦なんだろうか、文面からほのぼのとした

ものが伝わり、なぜか朝から心がほっこりした気分になった。

 

結婚生活は決してきれいごとだけではすまない、生い立ち、育ち、

環境が違った二人が一緒に暮らすわけだからいいことばかりでは

ない、それでも老後はお互い思いやりを持って日々愉しみを見つ

け過ごすことが大切、「学校ごっこ 楽しく脳トレ」の記事から

夫婦のありかたを教えられた気がした。


理想の生き方は「和して同ぜず」

2022年02月25日 | 生き方

群れの中で生きていても自分を見失わない、いわゆる「和して

ぜず」の精神、組織の人間関係では興味のない話題でも話を

合わせることも必要だった、そうすることで私自身サラリーマ

生活40年間、なんとかうまくやってきたと思っている

 

ただ組織で和を大切にする一方で結局人間は一人である、一人

になった時こそ自分と向き合う、自分は何がしたくて何がした

くないのか、そのために必要なのが一人で考えることだ。

 

人間はたくさんの人たちの力に支えられてると同時に一人で生

きている、人に支えられることに感謝と一人で生きる自立の

意、人生を動かすのは自分という覚悟をもつことこそ大切、

の理想の生き方は「和して同ぜず」昔も今も変わらない。


3回目ワクチン!ファイザーそれともモデルナ?

2022年02月24日 | 新型コロナ

先日厚労省の専門部会での報告で3回目接種についてファイザ

ー製を2回打った後にモデルナ製を交互接種した人は約7割が

発熱し、3回ともファイザー製の人より高率、ただ抗体量につ

いてはモデルナ製の場合は接種前の68倍に増加し、3回とも

ファイザー製の58倍を上回ってたという調査結果が報告され

た。

 

私は3回ともファイザー製ですでに2週間以上経過したが、発

熱悪寒、腕の痛みで副反応から解放されるまで8日も要した、

先週妻が3回目のワクチン(ファイザー製2回、今回モデルナ

製)を打ったが副反応は全くなかった、ファイザーがモデルナ

より副反応が少ないというのは一般的かもしれないが、人によ

って違う。

 

私のかかりつけ医は3回ともファイザー製のせいか予約が殺到

したのかもしれない、妻のかかりつけ医は3回目がモデルナ製

のせいか今までよりも余裕があったことは確かで、患者のなか

にはモデルナを断りファイザーを希望して1ヵ月後の予約をし

てた高齢者がいた、やはりモデルナ製は副反応が強い、心筋炎

や心膜炎の疑がわれるケースがあるというのが敬遠されてる理

由、しかし副反応については私たち夫婦のような例があるので

どちらがいいのかは正直わからない。


羽生結弦「春よ、来い」に込めた思い

2022年02月23日 | スポーツ

羽生結弦が5年前世界フィギィアで歴代最高点で大逆転優勝し

たのが5年前、そのことを「羽生結弦のコメント力」というタ

イトルで当時書いたのを読み返してみた、「負けた悔しさやミ

スした自分への怒り、そういうものがあるから頑張れるかも」

「自分に限界を作らず練習に励んできた」等取材に対するコメ

ント、冷静に自己分析した言葉、羽生結弦22歳の時である。

 

それから5年、怪我に悩まされ北京に乗り込むまでの間は地元

仙台市のアイスリンク仙台で直前までの練習、コーチもいない

孤独な戦い、そして本番ショートでの不運、4回転半の挑戦、

メダルは逃したものの挑戦する姿勢は王者の貫禄、高い評価を

得たことは周知のとうりである。

 

そしてエキシビションでの「春よ、来い」全身全霊こめた迫真

の演技、やはり羽生結弦の演技は美しい、世界中の人に感動を

与えた、冬から春へ、コロナの終息、被災地への思い、闘病し

てる人への思い、つらい思いを抱えてる人への思い、色んな思

いを込めたメッセージだからこそ演技に涙した人、勇気をもら

った人、立ち直ろうとした人が大勢いたことは素晴らしいこと

だと思っている。


なつかしく感じられる瞬間

2022年02月22日 | 生き方

人の人生を見たり、聞いたり、読んだりすることは好きである、

そのことで他人の人生に共感することがある、それは実際に会

った人もいれば、本やブログから感じた場合などである。

 

100人いれば100通りの顔がある、考えも生き方もそれぞ

れ違う、それが100人の個性、ただ好みもあり相性が合わな

い人もいるけど、中には気が合い、いまだにそういう人たちを

思いだすことがある。

 

時々ウオークマンで好きな音楽を聴いてるとき必ず目に浮かぶ

のはその当時親しかった人達である、そしてその風景を思い出

す、一瞬心の中に灯がともる、その灯がどうしようもなくなつ

かしく感じられる瞬間が好きである。


老後は下りの時間だけれど

2022年02月21日 | 老後の生き方

年をとるとどうしても平坦な毎日で感動がうすくなるもの、さ

らに体力も落ち、色々なことが億劫になるものである、そし

昨日できたことが今日はできなくなったり、今日できたこと

明日はできなくなる可能性がある、まさに老後は下りの時間だ。

 

それでもこの老後の下りの時間こそ、人生のなかで貴重な時間

のような気がする、他人の目を気にせず他人と比較しない、誰

かと競争する必要のない時間、そして自分の価値観を優先でき

る時間でもある、老いを受け入れ限られた時間のなかで人生を

楽しむ、大切な事だと思っている。

 


女性が男性より長生きするのはなぜ?

2022年02月20日 | 老後の生き方

現在男性の平均寿命は81.64歳、女性は87、74歳と日本

は世界でもトップレベルの長寿国である、ただ引き延ばされた人

生が心身共に健康でなければ生活の質が高いとはいえない、そこ

で身体的にどれだけ自立しているかを測る健康寿命が注目されて

いる、平均寿命と健康寿命の差は男性では9年に対し、女性では

12年、ということは人生の最終段階を要介護の状態で過ごす期

間が長いということになる。

 

私の両親の場合、父は86歳で他界、それから母が亡くなったの

は9年後の94歳だった、ちなみに実家の町内会は20世帯で

とんどが両親と同じ世代だったが、20世帯中夫婦で先にくな

ったのは男性が18世帯と身近な例でも女性の方が長生きしてい

る。

 

女性が長生きしてる理由として4割が先天的で6割が後天的とい

われてる、どの年齢層をとっても死亡率は自殺、交通事故死、が

んでの死亡、いずれも男性が女性を上回ってる、この差は「男は

仕事、女は家事育児、そして介護」という性別役割分業が体制が

生みだしたもので男性に比べてストレスの少ない生活を送る女性

は長生きする確率が高まるという見解がある。

 

しかし果たしてそうだろうか?ストレスは男女とも同じでこの見

解は説得力がない、実際男性でも長生きしてる例もかなりあるの

でそれよりも4割の先天的な理由が影響してるのかなと推測さ

る、また人間だけでなくほかの生物についても雌は雄よりも長

きしてることもデータで立証されているのも興味深い。


小さな体験の積み重ねこそ大切

2022年02月19日 | 老後の生き方

老後について自信をもってこうだといえる人はなかなかいない

ような気がする、みんな老後を生きてる途中で、それぞれが手

探りで生きてるのが現実だと思う。

 

誰もがいつ死ぬかはわからない、だとすればあまり先の方に目

標を持つより、時間を細かく刻んでその都度いい気分だった

幸福、悪い気分だったら不幸と思って過ごしたほうがいい。

 

人はいくつになっても何かに興味を持ってる限り生きるエネル

ギーをもらえる、わからないことを知ろうとする心の働き、い

わゆる好奇心は考える力を養ってくれる、そして知りたいこと

がわかった時の満足感、この小さな体験の積み重ねこそ老後の

生き方で大切だと思っている。