団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

変わったのは相手でなく自分の見る目が変わった

2024年11月30日 | 人間関係

そばにいても疲れない空気のような存在、話さなくても間がも

てる人、私にとって大切な友人だった、思い出すのは断片的な

ことで映画のワンシーンのような、そこだけスローモーション

のように静止画になってる。

 

その当時の顔の表情や口にした言葉、他愛のない内容だったが

なぜかその場面だけ印象に残ってる、それから30年後再会し

たが話してると温度差を感じるようになった、お互いそう思っ

たのかもしれない、その後会うこともなく連絡は途絶えた。

 

人は変わらないし変われないもの、変わったのは相手でなく自

分の見る目が変わったのかもしれない、それは相手も私に対し

てそう思ったのかもしれない、それでも人は本質的に変わらな

いし、変われないものと思いたい。


67歳女性「亡き夫を思い出す偶然の一曲」

2024年11月29日 | シニア女性

  新聞の投稿記事「偶然の一曲 夫思い返す」は15年前に 夫を

なくした67歳女性、ひとり暮らしを心配し近所に住む娘さん二

人が毎日来てくれ恵まれてる、それなのに眠れない日々が続き今

ではラジオの深夜放送を毎晩聴いてる。

 

そしてある夜、ラジオの深夜放送から偶然流れてきた曲は亡き夫

がよくギターの弾き語りで歌ってたピーターポール&マリー  の

「風に吹かれて」だった、懐かしさと切なさで涙が溢れ止まらな

くなった、気がついたら朝になってた、眠れたんだという驚きと

夫への感謝の気持ちでいっぱいになったという。

 

  この「風に吹かれて」という曲は私にとっても忘れられない曲で

57年前学生時代フォクソングブームのときバンドを組んで 歌っ

てた曲である、投稿主とは違った意味で感慨深いものがあった、

そしてPP&Mのアルバムはいまだに私にとって宝物である。

 

 

 


シニア女性一人暮らしのつぶやき

2024年11月28日 | 老後の生き方

ある雑誌に掲載されていた一人暮らしのシニア女性の投稿記事、

御主人を亡くして20年以上たつ人、独身を通した人、持病を

抱えながらも前向きな生き方をしている人、60代、70代、

80代の女性の声を集めてみた。

 

■主人が亡くなって22年、その間、タンスや扉の金具を直し、

網戸や障子も張り替え、陶芸でいろんなものをこしらえました、

天国の主人に「どんなもんだい」と言ってやりました(76歳)

 

■独身を通しました、何か才能があるわけでもなし、自分の出来

ることを地道にし、美しいものを見て、おいしいものを食べて健

康でいられることに感謝しています(81歳)

 

■5年前に母を、一昨年に父を見送りました、少しずつですが、

父の物の片付けをしているところです、昨年夢だった鉄印帳の旅

を始めました、今年は宿泊旅に挑戦しようと思います(63歳)

 

■「二人もいいけど一人もいいよ」が私のスタイルです、山行、

パッチワークなどやることがあり、仲間がいます、明日のことは

くよくよせず、今できることをしたいです(78歳)

 

■来年、主人の二十三回忌を行う予定です、私も入退院を繰り返

すようになり、元気でできるかどうか、健康には注意して最後に

なるであろう法要を営みたいと願っています(76歳)


自己満足こそ生きる力になる

2024年11月27日 | 老後の生き方

自分で自分を楽しませる、特に齢を重ねると日々の生活で大切だ

と痛感する、一瞬でも一日でも、ああ楽しかったと思えることが

あったらそれでいい、そのためには自分で工夫するしかない。

 

人生をふりかえってみると他人との競争の勝ち負けなど一瞬のこ

と、ほとんどの時間はひとりで走っている、人間誰でもひとりな

のだ、だから自分の評価を信じ、自分が満足すること、こんな素

敵なことはないし自己満足こそ生きる力になるといっても過言で

はない。

 

それは音楽、美術、映画、写真、旅行、登山、料理、食べ歩き、

スポーツ、野菜を作ること、そしてブログ、なんでもいいはずだ

、なければこれから見つければいい、幾つになっても始めるのに

遅いことはない、私がブログを始めたのは6年前の68歳の時で

ある、社会の価値観でなく自分の価値観を信じ、自分が楽しみ、

そして満足する、これこそ価値があると思って生きていきたい。


60代男性「金を貸した親友を探したい」

2024年11月26日 | 老後の生き方

読売新聞「人生案内」相談者は60代男性、20数年前無二の

親友が訪ねてきて母親が、癌になったので金策に走っていると

いう、たまたま手元にあった20万円ほどの現金を貸した、帰

り際彼は賞与がでたら返すといったが20数年たった、一昨年

定年退職し、青春時代を共にした親友とこんな形で会えなくな

って残念、忘れるべきか、それとも探し続けるべきかアドバイ

スが欲しいという内容だった。

 

無二の親友の行動は論外です、それでも会おうとしてることに

口を挟む余地はない、ただ相手を探し出して何を語り合おうと

いうのか、お金は返ってきませんよというのが回答者のアドバ

イスである。

 

何で今さら?と思うのは私だけではないと思う、回答者がいう

ように無二の親友の行動は論外です、誠実の欠片もない、最初

から返す気はなかったのでしょう、探し出して会ったとしても

相手は負い目がある、友情が復活するなんて無理な話、親友と

思い込んでいたのは相談者のほうで相手はそう思ってない、き

っぱり忘れることです、会わずに終わる人間関係でいいじゃな

いですかと私は言いたい。


人と会わなくなったけれど

2024年11月25日 | 老後の生き方

本当に人と会わなくなった、年に数回電話で話す後輩たちがい

るが1時間も話すとそれで十分、特に会って話さなくてもいい

、リタイヤした頃は懐かしさを感じ会いたい人がいたものだが

年々気持ちは薄れてしまった。

 

人間関係は他者との会話から始まるもので、顔を見て話すこと

で心の距離が縮まることは間違いない、しかしコロナ禍以降は

人と会うことが激減してしまった。

 

それでも私にとっては平凡な日常だけれど十分楽しめてるし居

心地は悪くはない、人と会わなくなったけれど、今の生活に特

別不満はないというのが現在の心境である。


72歳ひとり暮らし女性の悲痛な叫び

2024年11月24日 | シニア女性の悩み

新型コロナウイルスの感染拡大以降、今でも見られる光景があ

る、それは東京都庁の高架下に多い時には500人を超える行

列ができ支援団体がパンや米や果物などの袋づめの食料が配ら

れてる、その中に新宿区に住む高齢の女性(72歳)がいた。

 

この女性は静岡で機械工場で働いていたが雇止めになり約10

年前に上京したが持病が悪化、今は生活保護を受けてアパート

に住んでいる、しかし家賃や区役所との連絡のための携帯料金

等を差し引くと残る生活費は6万円(生活保護費は家賃補助含

め約12万円)ほどである、女性は「これでどうやって生きて

いけばいいのか、毎日地獄のような苦しみ」と涙声で訴えてい

る、これは最近インターネットに掲載されてた記事である。

 

現在生活保護を受けている単身高齢者のなかで女性の困窮が深

刻だと言われてる、この女性が配偶者と死別、離別なのか、も

ともと独身なのかはわからない、ただ無年金で貯金なし、将来

に悲観するのも無理はない、しかし高齢の一人暮らし女性40

0万人のうち約半数の200万人が貧困といわれてるだけにこ

の72歳の女性のケースは、まさに氷山の一角である。

 

 


なぜ男性は女性より早く死ぬのだろうか?

2024年11月23日 | 老後の生き方

すべての年代で男性は早く死ぬ、特に55歳~84歳では男性

のほうが女性よりも2倍以上も早く死ぬ、これは理学博士の若

原正巳氏の著書「なぜ男は女より早く死ぬのか」に書かれてる

言葉である。

 

現在男性の平均寿命は81.09歳、女性は87.14歳、女

性の方が男性より長生きすることは間違いない、実際私の父は

86歳、母は95歳で亡くなってる、ちなみに実家の町内では

両親と同世代の人達が住んでいたが20世帯で夫が妻より長生

きした例は1世帯しかなかった。だから女性は男性より長生き

するもんだという認識でいた。

 

しかしなぜだろう?なぜ男性は女性に比べて弱いのか、なぜ女

性は男性に比べて強いのか、若原氏の見解によると女性はX染

色体を2本持ってるが男性は1本しかもってない、1本しか持

ってないので病気にもなりやすいし死にやすい、その証拠に男

女共通の臓器を比較すると癌にかかる率は男性が高いという検

査結果が出てるという、要は染色体が長生きを左右する原因と

いうことである。


高齢夫婦にとって大切なことは

2024年11月22日 | 老後の生き方

生まれも育ちも環境、感覚、違った二人の人間が同じ屋根の下

に住んでると恋愛時代には互いに見せなかった素顔が現れるも

のである、長い年月のなかで仲のいい夫婦でも些細な喧嘩は数

しれずあるのが普通だと思う。

 

なぜこの男性とあるいはなぜこの女性と結婚したのだろうか、

他にもっといい相手がいたかもしれない、いや他の相手でない

から今幸せなんだとそれぞれ思いは違うかもしれない、これば

っかりはわからない。

 

そして大切なのはお互い「ありがとう」という感謝の言葉を伝

えることかもしれない、特に結婚生活が長くなった私たち夫婦

にとって年老いた今こそ小さな感謝の積み重ねとさりげない日

常の会話が夫婦の風通しをよくするし夫婦円満の秘訣のような

気がする。

 

 


歳をとるとイヤなことばかり思い出す

2024年11月21日 | 老後の生き方

人間の脳は自己肯定感の高低にかかわらず過去の出来事でもイ

ヤだったことや腹が立ったことを強く記憶するようにできてい

るという記事があった、そういえば以前武田鉄矢氏がTVのある

番組で「人間齢をとるとイヤなことばかり思い出す」と言って

たのを思いだした。

 

確かに同世代の武田鉄矢氏の言葉に共感したのは私自身そう思

うことが時々あるからである、今までで楽しいことは?と自分

に問いかけて見ると、咄嗟に出てこない、そんなはずはないと

自問自答するが思い出すのはイヤなことばかり、働いてたころ

の不快な出来事が鮮明に浮かんできたり、腹が立ったことを克

明に記憶してることを思うと、人間の脳はイヤだったことや腹

が立ったことを特に強く記憶するようにできているということ

が本当かもしれない。

 

しかしなぜだろう?長い人生でそれなりに充実して楽しいこと

も多かったはずだが、イヤなことばかり思い出すというのは齢

をとったせいなのか、認めたくないけどそう思うしかない。