団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

損をする行動だろうか?

2017年04月27日 | 生き方

駐車料金1時間300円のショッピングセンターで2000円以上

の買い物をすると1時間無料になる、例えば必要なものを買いそろ

えて、このときどう行動するか、行動経済学(人間がどのような行

動その結果どうなるかを究明する学問)では素直に駐車料金300

円を支払って帰るのが最も合理的な判断。

 

ところが実際には1500円の買い物をした場合、駐車料金300

円を無料にするために不要な物を追加で500円以上買う人が多い

という、300円のために500円の無駄遣い、実に不合理、自分

でも知らないうちに感情や直感、思い込みで物事を判断して損をす

る行動をとっているということである。

 

しかし問題は500円の使い方である、不要な物を買うだろうか、

主婦感覚でいうといずれ使う調味料、保存食等を買うのでは?そう

考えると500円以上買う人が必ずしも損だとはいえない気がする。


7秒しか記憶が残らない女性

2017年04月17日 | 健康

TBCの報道特集で7秒しか記憶が残らない女性として三重県在住の

47歳の女性が紹介された、彼女の人生が変わったのは39歳のと

き発症率100万人に数人というウイルス性の急性脳炎にかかった

ことだ。

 

脳の「海馬」という記憶を保持する機能の記憶障害を発症、病気に

なる前の記憶は残っているが病気になった後の新しいことを覚えら

れない短期の記憶障害が後遺症として残った。

 

彼女の記憶が残るのはわずか7秒間、7秒より前のことは忘れてい

く、そのためすべてメモを取ることで理解する、すべての会話をメ

モに残す、当たり前のことが当たり前でなくなった、最初は不安か

らメモをとったが、今では残しておきたいメモにかわった、大量の

メモである。

 

障害2級の障害基礎年金で母親と暮らす、記憶は人生そのもの、脳

のなかにあるはずの記憶がない、すべてメモをとり文字ですべて理

解する、絶対治らない病気と闘い涙ぐましい努力をする毎日、想像

を絶する苦悩のなかで生きることを選択した姿、画面に映る表情が

表面的にでも明るく見えたのが救いであった。


羽生結弦のコメント力

2017年04月03日 | スポーツ

世界フィギユア、圧巻の演技で歴代最高点での大逆転優勝、羽生結弦

22歳文句なしの実力とメンタルの強さを改めて感じる演技に感動

した一人であるが、もう一方で彼の取材に対するコメントが素晴ら

しい。

 

過去に負けた次の試合に対して「負けた悔しさやミスした自分への

怒り、そういうものがあるから頑張れるのかも」また完璧な演技が

続いたときの心境「完璧に出来たからこそ次に出来なかったときの

失望感が怖かった、ファンや周囲の皆さんを失望させてしまうとい

う思いもあったし、同時に自分自身が感じる悲しさとか虚無感、む

なしさ、そういう気持ちを考えると怖かったし不安だった」と答え

てる。

 

今回の優勝のコメントでも「演技内容を忘れるぐらい、ひとつひと

つ集中してやれた」さすがに「自分に限界を作らず練習に励んでき

た」成果を遺憾なく発揮し王座に返り咲いた自信の言葉である。

 

言葉というのは、まさに人間の表情である、しかし22歳の若者と

は思えない、冷静に自己分析した言葉は今までにないアスリートで

ある、そして人生哲学を感じさせるコメント力に魅力を感じる。

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老後は自分の気持ちに正直に生きたい

2017年04月02日 | 老後の生き方

老後の人生では気が進まないことはやらない、気が進まないこと

一番は義理にからむこと、日本の社会ではいい意味でも悪い意

味でも人間関係を大切にする社会である。

 

 

だから現役時代は義理を欠くと責められる、社内社外問わず飲み

などあった場合、参加したくなくても参加するべき、ビジネス

チャンス、貴重な人脈、そしてなんといっても協調性が要求され

る、給与という報酬に含まれてるという考えである。

 

 

組織のなかに入れば当然のことと思っていた、しかし老後は少し

も迷いがあったなら 無理に参加しなくてもいいと思っている、

しがらみから解放されたわけだから心からいきたいと思ったとき

にいけばいい、とにかく自分の気持ちに正直に生きるのが老後の

人生だと思っている。