以前この花をご紹介した時に、知人から、何度植えても、消えてしまうってコメントがありました。
現場を見たことがないので何とも言えませんけど、もしかしてこの方、可愛がり過ぎたんじゃないかと思うのですよ。つまり贔屓の引き倒し。
もともと園芸種として台湾から輸入されたものだけど、なんでか蔓延って広まって雑草化したんですよね。だから、ほっとけばいいんですよね。。。
なんて、また無責任な、ものぐさの言い分ですけどね。
ただ、ハーブなんかでも、ほんらいは野草。よほどその地に合わないものを育てるとかでなければ、放任させている方が、元気に育つし、香りもいいときがあるのですけど、、
友達の蘭協会のお偉方。蘭がありそうな場所の仕事が来ると、スタッフと一緒に飛んで行って、仕事はスタッフに任せて、自分は蘭を見てまわり、手に入れて帰って来る。もちろんネコかわいがりの育て方ね。社長のくせに定刻直帰。オーバータイムは一切しない。朝の水やりが2時間以上もかかっちゃうから。だからコンテストの上位入選なんてのがしょっちゅう。
それを貰ってきて、育てている私。日陰の存在の蘭子さんも、しだっ子さんも、真なりとした風情が好まれるホトトギスさんだって、一日中カンカン照りの、からからの庭で放りっぱなしで育てる。だからみんな生活力旺盛。蘭は死にそうにながら必死に子孫を残そうと、高芽だらけにつけちゃうし(もちろんそれを育てるんですよ) シダは天をつきそうに直立。ホトトギスも茎の直径2センチくらいの雑草化しちゃう。花バサミじゃ間に合わなくって、のこぎりを出さなきゃ切れないくらい。こんなのどうやっても活花には向かないのが出て来ちゃってしまう。
それをみながら、ボクって、思うのですよ。
元気元気の活発さにもほれぼれしちゃうけど、たおやかな、優しげ、儚げなものにも、ぐっと来る。
はて、、、、多情多恨な私はどうしたらいいのでしょうね。。。。 なんて。
ところで、トップのタカサゴユリ。
本来のタカサゴユリよりも花が短く、赤紫のストライプが薄いですね。もしかしてテッポウユリさんとのMixかな。。。
朝日新聞によると、案内標識の外国人向けのローマ字表記を英語に代えて行くのだそうです。
例えば、国会の下のKokkaiをNational Dietに代えるのですね。
たしかに、それで外国人はなんの標識かは分かるようになるでしょうけど、、、
逆にそれを読んで、周りの人に「National Dietはあれですか?」なんて質問した時には返って分からなくなっちゃうのじゃないかな。。。
オランダ政府は30年近く前に、英語版の中の固有名詞の英語表記をオランダ語表記に代えるように指導していた。それがいいとは言わないけど。。。
ライティング付きのスタジオ撮影なんて、全く興味がないし、あっても私には無理ってことでやったことがなかったんです。
でも、写真家さんたちにはずいぶんお付き合いしました。
展覧会のカタログ写真。美術館の所蔵品だけで纏めるものなら美術館がちゃんとしたものを持っているので問題ないのですが、個人コレクターの物や、作家さんの作品を集めたものだと、満足できる写真がないことが多いのですね。向こうの写真家さんに頼めば面倒はないのですけど、意思の疎通がうまくいかないと問題ありだし、だいたい日本人と向こうの人の好みの違いが出てくることもあるし、、
なので、写真家さんや助手さんたちを連れて行くこともあったんです。一番大変だったのは、アールデコやアールヌボーへと移っていく時代の陶器の作品展をやった時。ガラスや陶器は、反射したり、ライトや周りが写り込んだりって非常に難しく、それ専門の写真家さんが必要なのです。とにかく荷物が大きい。空港の大きなカート2台や3台では足りないくらいの機材。そんなのを持ってはいるのですから、税関とも一悶着。
企画の業者じゃないのだから問題ないでしょうって? みんな、そう思うのですけど、とんでもない、どこの国でも縦割り行政。うちがやっていても、税関は別組織ですからして、相手は一銭でも税金取ってやろうって構えているのですからね。
現場でも、ライトの位置が一ミリでもずれていると、助手さんは怒られっぱなし、直るまで仕事は進まない。ライトも色温度が安定するまでずっと作業ができないのに、リスト作りで連れて来ている学芸員は、「お昼御飯の時間です」って、ばたっと書類をしめてしまう。
展覧会って出来上がるまでにはこんな誰も知らないような苦労があるのですよ。でも、そのコンセプトを作って、みんなを引きずりこんだのは私だから、文句は言えないけど。だから、人柄が悪くなって、下品になって、、、、おまけに頭もはげちゃって、、、なんて、言い訳にはならないですけどね。
その当時は、こんな写真は、プロがいるんだから、私の趣味じゃないからでシカトしておりましたが、他にすることもないし、練習だけでもしておこうかなってことで、、
追記:
それにしても、ここの写真、全部がシグマのマクロの105ミリとD800の組み合わせなんです。被写界深度が浅いのは分かるとしても、オリジナル、なんとなく眠いのですよ。ドットパーピッチで焦点位置を見てみると、ピントは来ているし、特に大きなブレもない。この組み合わせ、もう少しカリカリに来るのかと思ってましたけど。。。