夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

陌頭楊柳枝 己被春風吹  子夜春歌 郭震

2007年03月04日 18時07分32秒 |  漢詩を長崎弁で
陌頭楊柳枝
己被春風吹
妾心正断絶
君懐那得知
  子夜春歌 
  郭震

陌頭(はくとう)楊柳の枝
すでに春風に吹かれたり
妾が心 正に断絶するも
君が懐(おも)いは那(いか)んぞ知る得ん

道路の柳の枝
もう春風に吹かれている
私の心は千切れそうなのに
貴方の思いをしる術もない


****
柳は春風に吹かれて
あたりは陽気な春一色
でも貴方の心がわからない
私の心はちりじりに張り裂けそう
  今回は余り長崎弁じゃなかったですね~




白楽天先生じゃないけど、最近柳にこっています。
昨日のSundayWalkの植物編のトップも柳でしたし、もちろんその前の白楽天の詩を使った日記にも、その前の日記にも柳を使っています
実はこれらの写真は全部同じ柳の木なんですけど、柳の新芽、春らしく光を増した陽光のもとで、輝いています。冬は終わったって開放感が心の隅まで広がっていきます。

でも、そとが命の息吹に満ちれば満ちるほど、この時期に別れや、相手の心がつかめない恋人たちには辛い風景なのでしょうか。







野には花が満ちているのに?




最新の画像もっと見る

コメントを投稿