オオアラセイトウ。 別名ショカッサイ(緒葛菜)は中国から帰化した植物。ハナダイコンとも呼ばれています。(もう一つ、有名な別名を忘れていました。ムラサキハナナ。こちらだとアブラナ科なんだなってよく分かりますね)
これと似ているのがハマダイコン(浜大根)。 こちらは大根が野生化したものだそうです。大根を荒地に植えるとハマダイコンになると聞いたことがあります。多摩川の河川敷でもいやま真っ盛り。素晴らしい景観を呈しています。
少し前まではこのハマダイコンの葉っぱを採っている人がいました。夏過ぎにはこの根っこを掘り起こしに来る人もいます。大根とは比べ物にならないような細長い根っこですが、摩り下ろして、大根おろしなどに加えるとピリ辛の大根おろしが出来ますよ。大根は中国を通じて日本に入ってきたので万葉などの時代には「おおね」と呼ばれていたそうです。
オオアラセイトウ(私的にはショカッサイのほうが好きなのですけど)は赤紫の花ですが、ハマダイコンの花はムラサキが強く、白い部分が目立ちます。
オオアラセイトウ(ショカッサイ;ハナダイコン)はオオアラセイトウ属、ハマダイコンはダイコン属です。どちらもアブラナ科ですね。
ついでにもう一つ;
ダイコンソウとか、オオダイコンソウと呼ばれる植物があります。こちらはバラ科の植物で、花は黄色。上のハマダイコンたハナダイコンとは似ても似つかないものです。
どれも甲乙つけがたく、迷った末ショカッサイにしました。この色とっても好きなんです。
いつもカメラにおさめるのですが、この薄紫の色がうまく出ません。ちょっと白っぽくなってしまうのです。多分初歩的なことだと思うのですが、「この一枚」と思える写真にはなかなか手が届きません。
ただし、ディスプレーの調整はちゃんとしていてくださいね。
ディスプレーによって出来栄えが違って見えるのでしょうか?普段自分が使っているのが正しいと思うのは実は間違いなのですね。
さすが赤い風車さん、私なら見過ごしてしまうような小さな違いもきちんとチェックされているんですね。
(写真をやる人なら当たり前か)
芝桜さんが見過ごすくらいなら、問題ないと思いますけど。