この小さなスペースを隣人たちと住み分けていると、時には目にしたくないものも見ることがあります。
昨日は、まだ独り立ちをしたかどうかくらいの小さな兎でした。
林の中で変な鳴き声がするんです。
そして、バサバサと飛び回る大型の鳥が見え隠れ、
何だろうと見ておりましたら、目の前に赤ちゃんの兎が飛び出してきて、そのあとを烏が追いかけています。
手を差し伸べましたが、兎には、私も恐怖の対象でしょうし、こちらに来るわけがない。
あっという間に目の前を通り過ぎていきました。
烏とはちょっと方向が違ったので、逃げられたかなと安心したとたん、
別な烏が、一瞬で兎を口に咥えて飛んで行ってしまいました。
私はただただ、あぜんとしてみているだけ。
烏を悪く言う気はありません。
これが自然。
烏も生きていかなければならないのですし。
それで、自然のバランスもとれているのですから。
でも、できるなら見たくないもの、見たくない現実でもありますよね。
ずっと前の話ですけど、散歩に出かけるときに、兎の死骸を見つけました。
出かけるところだったので、帰ったら、片付けなきゃいけないかなって、ちょっと嫌な気分になりましたが、
気がつくと周りの木々には烏が群がって鳴き叫んでおりました。
散歩から帰りに、そこを見ますと、もう兎の跡形も残っていない。
烏がきれいに掃除をしてくれてました。
つい二、三日前。
ベランダの周りの木々に、初めて見るくらいの数の烏が止まって鳴き叫んでおりました。
あぁ、ついに私も終わりなんか。
烏のお腹に入ってしまうのか。
でも、後は綺麗に掃除してくれるから、まぁいいか、、、
なんて、ちょっとばかし腹をくくったくらいでした。
でも、私の場合、憎まれっ子なんで、そんなに簡単にはくたばらない。
今でも、ちゃんと生きております。(たぶん。なんせ死んだことないから、死んだ状態が分からないので)
烏さんには悪いことをした、、、
それともあの時は、キョンが死んだんでしょうか。