夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

今日のお客様  目にしたくない現実も、、

2018年04月09日 08時48分33秒 |  求める魂と与える心


この小さなスペースを隣人たちと住み分けていると、時には目にしたくないものも見ることがあります。
昨日は、まだ独り立ちをしたかどうかくらいの小さな兎でした。

林の中で変な鳴き声がするんです。
そして、バサバサと飛び回る大型の鳥が見え隠れ、
何だろうと見ておりましたら、目の前に赤ちゃんの兎が飛び出してきて、そのあとを烏が追いかけています。
手を差し伸べましたが、兎には、私も恐怖の対象でしょうし、こちらに来るわけがない。
あっという間に目の前を通り過ぎていきました。
烏とはちょっと方向が違ったので、逃げられたかなと安心したとたん、
別な烏が、一瞬で兎を口に咥えて飛んで行ってしまいました。
私はただただ、あぜんとしてみているだけ。

烏を悪く言う気はありません。
これが自然。
烏も生きていかなければならないのですし。
それで、自然のバランスもとれているのですから。

でも、できるなら見たくないもの、見たくない現実でもありますよね。



ずっと前の話ですけど、散歩に出かけるときに、兎の死骸を見つけました。
出かけるところだったので、帰ったら、片付けなきゃいけないかなって、ちょっと嫌な気分になりましたが、
気がつくと周りの木々には烏が群がって鳴き叫んでおりました。
散歩から帰りに、そこを見ますと、もう兎の跡形も残っていない。
烏がきれいに掃除をしてくれてました。

つい二、三日前。
ベランダの周りの木々に、初めて見るくらいの数の烏が止まって鳴き叫んでおりました。
あぁ、ついに私も終わりなんか。
烏のお腹に入ってしまうのか。
でも、後は綺麗に掃除してくれるから、まぁいいか、、、
なんて、ちょっとばかし腹をくくったくらいでした。

でも、私の場合、憎まれっ子なんで、そんなに簡単にはくたばらない。
今でも、ちゃんと生きております。(たぶん。なんせ死んだことないから、死んだ状態が分からないので)
烏さんには悪いことをした、、、
それともあの時は、キョンが死んだんでしょうか。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
小さな命たち (芝桜)
2018-04-11 23:05:00
か弱い小さな生き物が必死に逃げる様子が目に浮かびます。何だか怖い映画を見ているようで、胸がどきどきします。逃げ延びてくれればよかったのに。自然豊かな岬ではありますがこんな光景は出来れば見たくないものですね。
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Unknown (赤い風車)
2018-04-12 17:18:18
むごいですけど、これが自然だという一面もありますよね。それでバランスが取れているのですから、、、

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