夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

新晴

2007年07月31日 22時50分23秒 |  漢詩を長崎弁で
新晴        
    劉(枚の木偏が分)

青苔満地初晴後   
緑樹無人晝夢餘   
惟有南風舊相識   
偸開門戸又翻書   

青苔 地に満ちて 初めて晴れし後
緑樹 人無く 昼夢の余
惟だ南風の旧相識のみ有りて
偸かに門戸を開き 又た書を翻す

今日は天気がよか
苔むした庭に
緑の木陰
煩さか人も来んけん
昼寝ば楽しんだと
慣れ親しんだ南の風が
そっと吹いてきて
読みさしの本のページばめくっとる


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