夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

桜花 底なる影ぞ惜しまるる

2008年04月04日 23時48分21秒 |  気になる詩、言葉

桜花 底なる影ぞ惜しまるる 
     沈める人の春と思へば

        清原元輔
        拾遺集


清原元輔は清少納言のお父さん。
後撰和歌集の選者の一人で、いわゆる梨壺の五人。三十六詩仙の一人です。

桜が咲いている。
その桜が池の底に影を落としているのを見ると
不幸な人のことが思い出される。

             いすみ市岬町  080404


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