夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

拗ねる

2021年12月15日 09時42分06秒 |   ボクとおいちゃんと ときどきおねえ

 

チビ太のグルグル回り、もうまっすぐ歩こうとしてもそれしかできなくなったみたいです。

歩こうとすると後ろ足が左に出て、グルグル、グルグル。前にはなかなか進みません。そして、2,3歩行ったところで、バランスを崩して倒れ込み、起き上がれなくって泣いております。

「なんで倒れるんだよ、起き上がれないよ」 「助けてよ~」 そして何回かに一遍は、「馬鹿、なんで起き上がれないんだ!」って自分を怒っているような声。

しかも、狭い隙間に頭を突っ込んで出られなくなってしまうことも多々。知人からは認知が入るとよくそうなるって聞かされてました。

昼間ならともかく、深夜2時、3時ごろに1時間、2時間、、下手をすると4時間近くも起き上がろうとしながら泣いているんです。寝れないことよりも、それが可哀想で、、、そちらの方が痛い。

チビ太たちにとって、歩けないということは、即ご飯を探せないことだし、敵や危険なものから身を守れないこと、生死をかけた問題なんですよね。

手を出してやりたいし、結局手を出すことは分かっているんですけど、あまりに過保護になりすぎるとほんとうに歩けなくなってしまうって思いもあって、ぎりぎりまで耐えるしかないのかななんて、、、

こんな思い、切実に目前に迫った自分のこととしても見えるんですよね。

おいちゃんは人間様だけど、目が見えなくなったり、歩けなくなったらどうしよう、生きていけないよね~なんて思いが交錯しているんですよ。

ひと昔前なら、だから可愛い若い子を見つけてなんて温かく手当てしてもらうんだなんてほざく余裕があったんですけど。

 

 

だいぶ前に買ったサークルを持ち出しました。

ちょっと大きすぎるかと使ってなかったんですけど。

この中だと、うまくすればグルグル回ろうとしても、壁にお尻をぶつけて倒れなくって済むんじゃないかって。普段でも、歩かせるときにはお尻をもって倒れないようにしているんです。おいちゃん、中腰になって歩くんで、ぎっくり腰になったこともありましたけど、、、

 

すこしだけ上手くいったようです。2~3歩がどうかすると5~6歩になったような感じ。

でもすぐに飽きてしまって、一時間ほどすると出してくれって泣いてました。

心を鬼にして、そのままにしておりましたら、横になってしまいましたけど、、、、

体に触ってみても、ピクリともしない。

拗ねているんですね。

 

どうせ拗ねられるんだったら可愛い子のほうがいいや。

モウロク爺に拗ねられたってねぇ。

 

 

 



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ケイエス)
2021-12-15 11:12:29
犬の典型的な認知症なのかもしれないですね。
だけど風車さん、優しいな。
チビ太くん、不自由になってなかなか心の葛藤があるのかも知れないけど、
安心して全身を風車さんに委ねることができるなんて、本当に幸せですね。
どうか風車さんもお体お大事になさってくださいね。
返信する
幸せ? (赤い風車)
2021-12-15 11:57:34
いえ、チビ太の奴も絶対に、
「耄碌した爺」しか周りにいないってのは大不幸だって思っているに違いありません。
私も最期を看取ってくれる可愛い子を見つけるまでは絶対に死なないと思っております。となると私には永遠の命が与えられるのでしょうかねぇ。
返信する
チビ太 ちゃあん🐶 (サッチー)
2021-12-16 09:54:01
何て言ったらいいのか?
檻?かご?の中でうずくまるちび太ちゃん・・
可愛そうで・・
泣きそうなので、この辺で。
おいちゃんも、頑張れ!!
返信する
Unknown (芝桜)
2021-12-16 11:35:59
拗ねたり、苛立って怒ったり、泣いたり、ワンちゃんも人間さまも同じですね。
だからこそいとおしい。 頑張れチビ太くん、頑張れおいちゃん!!
返信する
サッチーさん (赤い風車)
2021-12-18 17:31:57
一番最初は嫌がりましたけど、その後、だいぶ慣れてきたみたいです。チビ太に取ってはけっこうおもしろいリハビリ施設になったみたいです。
返信する
芝桜さん (赤い風車)
2021-12-18 17:33:48
上でも述べましたが、意外とチビ太には役に立っているみたいです。中をぐるぐる回っています。
返信する

コメントを投稿