夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

秋日 耿湋 そして 秋たつと人は告げねど

2006年09月06日 00時13分56秒 |  漢詩を長崎弁で
返照入閭巷
憂来誰共語
古道少人行
秋風動禾黍
   秋日 
   耿湋

夕日に照らされたこの小さな村
心に満ちた憂いを分かつ相手もなく
人影もない田舎道には
秋風が稲を揺らしているだけ



夕陽の中のこん小ちゃか村には
心の憂さを分ける人もおらん
人影もなか道には
秋風が稲を揺らし取るばかり


中国の詩が面白いのは自分の言葉で置き換えられるからかな?


秋たつと人は告げねど知られけり
   山のすそ野の風のけしきに
          西行

これだと変えようがないから。


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