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夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

最初からレア物として作られたわけじゃ、、、そうなっちゃっただけなんです

2007年03月18日 07時38分44秒 | ファンム・ファタール
トラックバックのお題がレアもの。
私の持っているものの中での一番のレアものが車。ギブリの最終モデルのミッション仕様。

車というのはある程度の台数を作り出してやっと、採算ラインに乗っていけるもの。
最初から採算ライン割れして作られている、殆ど一点もの見たいなしろものだから、生産コストは凄く高かったと思う。
ちょうど、書籍などと同じ感じ。作家物の一点ものの値段はつけられないけど、きわめてそれに近い数量しか売れないものという矛盾を最初から抱えてこの世に生まれてきている。
でも車としての値段の幅はあり、それにあわせる為にも、見えない部品の精度が極端に悪かったりして、オーナーをあわてさせたり、それをカバーするための不要な出費を強いられたりしている。

しかもオートならまだいくらかは出ているのだけど、最終モデルはタイヤサイズと、マニュアルの段数が6段になってそれまでのものと差別化されているので余計にレアなものになっている。

後しばらく持っていれば、本当に大量生産品のレア物という不名誉な記録だけが残るようになるのだろうと思うけど、、、

でも、この車のオーナーはいかに悪女に世話をかけさせられるかって、嬉しそうにこぼすって評判。私も傍目にはそうなんでしょうね、、、
修理を続けていくにはもうお金が続かなくて、お前といっしょに破産だよ~って、嬉しそうに泣かなきゃいけないのかな。

祝 10万キロ

2007年01月07日 21時44分05秒 | ファンム・ファタール
今日、ステージアの走行距離が10万キロを越えました。
来月が5年目の車検。
いろいろ小さな不満はありますけど、もう一人の「悪女」が瀕死の重傷でお飾りと化しているのに比べれば、文句は言えますまい。

とにかくお祝い。
そして車検費用を稼がねば。
それにしてもこれから重要保安部品の交換がいろいろでてくる。
それで、問題なかった以前のセプターも10万キロで買い換えたのでした。
どうしましょう?


ところで、どうしましょう?なんて考えながら家に戻ってテレビをつけたら、悪女のエンブレムが目の前に!
悪女が「私のことも忘れないで!」って悲鳴を上げているのかとよくよく見たら山本勘助のドラマの一回目の放送。山本勘助の羽織の後ろでした。

ファンム・ファタール

2005年12月13日 14時01分47秒 | ファンム・ファタール

今日も東京に雪がちらついた。
雪国の雪ん子よりもほそぼそと。



彼女が家に来てからまもなく、ショップへ聞いた。
「ねぇ、このサイズのスタットレスってあるの?」
「お客さん、この車で雪の中を運転したら、死にますよ」ってありがたいお墨付きをいただいたな。
雨の日も乗らないでください。
カーブではスピードを十分に落として、、、、

じゃぁ、なに。直線だけで走れって言うの?



早い車が好き。
でもいかにもスポーツカーってゴキブリのような車は嫌い。
それが合理的な形であることはわかるけど、
どうもオーナーの「さあ、見てみろ」ってな臭さがして。

どこから見てもセールスマンが乗り回すような車であって欲しい。
普通の、ごく普通の。

ただ周りに人がいないようなときに、悪女に声をかける。
ちょっと行ってみようか。
そしてその真価を垣間見る。
互いに目を交わして、ニヤリ。
なんてね。

その彼女が全身目も当てられないような症状で、
ただひたすら眠りについている。

「イタリアの女なんか駄目だよ。なんて車を買うんだよ」
友人たちの蔑みの言葉と目線。
でも惚れちゃったら、どうしょうもないじゃん。

悪女はそんな魅力があるから悪女なんだ。

それにしても、エンジン載せ換え、ショックアブソーバ、オルタネータ交換、左右のドアのオルタネータ交換、、、、、
本妻号がもう一台買える。


持ち主と心中する気?