gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

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TONO MR-1300E 144MHz帯 リニアアンプの修理 その2

2016-06-04 06:55:18 | アマチュア無線機器関係
2016年 6月4日 外気温:22℃ 室温:25℃ AM6:57頃


6月2日に私が所有の「MR-1300E」が送信中に突然パワーが出ず壊れました。
6月3日に修理で半日費やし復活しました。以下、覚え書きです。参考になれば幸いです。


修理後の「MR-1300E」です。上に見えるのは温度制御による冷却FANです。

1.症状
・パワーが出ない:キャリコンが働かず、送信に切り替わらない。

2.調査
・キャリコンの回路を実回路を追って調べたが、「RL4」を駆動するTRが怪しい。

3.修理・改造
・回路図中の「2SA509」2つ外してみた。hfe:91、71で多少劣化している。
・リレー:RL1、RL3を「DS2E-M-12V」に交換する。

これは、以前に修理しているのでデータはある。

4.修理過程

修理前の内部 リレー:上側がRL3、下側がRL1


基盤裏のTR交換後


TR交換 2SA509→2SA965:hfe実測125 IC:800mA PC:900mW (2SA509より大きい)


回路図 変更部分


具体的な配線変更


RL1、RL3リレーの配線変更前


RL1,RL3リレー配線変更後


交換した部品


リレー TR交換後の内部

5.動作確認・調整
外部から1WのFM機を繋ぎ、ANTにはダミーロードを繋ぎ、キャリコン動作を確認
①プリあり、なしで動作してパワーが出て来る様になった。

②入力側のTCでパワー調整,出力側のT型フイルターで調整、10W→60W弱となった。
 以前よりパワーが増えたのはリレーが劣化してロスが多かったのだと思います。

6.終わりに
今時は無線機自体が50W出るものが普通で、リニアアンプの出番が減っていますが、
10W機ベースで軽く動作させて、50Wはリニアアンプで動作させるのが無線機の
負担が少なくて済むので捨てがたいものです。


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