gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

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MR-1300E リニアアンプ SSBでバイアス不良 

2019-05-27 22:01:33 | アマチュア無線機器関係
2019年 5月27日 外気温:25℃ 室温:26℃(エアコン)

昼間は30℃を超えまして大変な暑さでしたが、夜は気温が下がりますね。

今日までで、MR-1300EのSSBモードで運用中に音が途切れるなど異常を覚えました。
こいつは石が劣化しており、10Wで押しても55W程度しか出ませんが免許状の範囲内なので使っています。

1.修理完了

交信実験でも音声に異常が無くなりました。上に見えるのはPCの電源+温度によるFAN回転数を変えています。吸い上げて前出しです。

2.症状
・FMは問題無し
・SSB側では、音声が歪む(途切れる様な異常)

3.原因
・多分バイアスがTRのBASEにかかっていないと判断しました。

4.調査

バイアス回路の把握(図面で「MB-1300E」と見えるが、「MR-1300E」です。)

・バイアス回路の部品名、抵抗値を調べました。
・基盤を外すのは面倒ですが回路図がしっかりしていれば調査は楽です。

・半固定VR   :VR1断線
・抵抗全数調べる:R1 56Ωが400kΩも有る。
・Q1 2SD235 :hfe50(ib:10μA)問題無し
・その他 TR :問題無さそう(面倒だから無視)

5.交換
・VR1 :500Ω

外した500ΩVR

電流値が心配だったが手持ちを交換。熱くならないから様子を見る。

・R1:56Ω 酸化銀抵抗1W品に交換

Q1にエミッタからGNDに繋がる。まあダイオードとパラだからここを見ればすぐわかるんです。

こんな感じです。

6.調整
・バイアス電流はどうするかが適当です。100mA程度とかです。
・仕方がないので、無信号時の電流とTX時の電流を見て差分(実際はリレーの電流も有るが)でおおまかに調整。

無信号時

TX時(入力は無し) およそ125mAですが、リレーの電流を更に考慮すると100mA程度に合わせた。
あとは実際に入力を入れてダミーに繋いだSWR計で振れを見ながら微調整した。


動作確認と微調整

7.運用試験
・いつもお相手下さる方と交信実験して見たが、音切れ等無くクリアに聞こえるとの事です。
・スルー時とリニア入れで若干音質が違うのは、リニアリテイの差と考えます。

8.最後に
・こんな古いリニアアンプなど使っている方は少ないと思いますが、10W機で50W出すには良いと思いますし、
 無線機本体で50W出るのが一般的ですが、FANがうるさいし、故障も多いのでこういう使い方は好きです。
・尚、ドライブはTR-9000G 10W機です。
・それから、テスト中に急におかしくなった時が有り、これはFM/SSB切替SWの配線が外れた為でした。半田付けしてOK.

 回路図、部品名、抵抗値など準備出来ていればスムースです。良かった。

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