gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

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ダイヤモンド 30A 安定化電源GS-3000Vの修理

2013-02-24 18:19:40 | 電源機器の修理
2013年2月24日(日)晴れ、北風?が強く寒い

    GS-3000V修理完了動作中(白色高輝度LEDできれいに照明されている)

1.現象:電圧が出ない
2.調査・原因:制御用パワートランジスタを初め、電圧安定化のTR、
       ツエナーダイオードの全てが破損していた。
3.疑問:GS-3000の回路図を入手出来たのだが使用部品や回路が違う。

・2N3055X4 →2SC3281x3 、安定化回路が驚く程簡単過ぎる。
・過電流保護回路も無い。
・メータが変:左側電圧計で0~30V、右:電流計0~10A

           破損していて交換した部品


           右側が電圧安定化部分(修理前)

とりあえず、基盤のパターンを見ても省略部品は無いようなので、全て交換した。


2SC3281は高価なので手持ちの2SC3857を穴を開けて取りつけた。
(2014.7/31追記:ショートしないように熱伝導シートと穴には絶縁材あり)


           基盤上の回路
4.改造
・電流計が10AMAXなので、100AMAXに半固定抵抗10Kをメータに直列に
 繋ぎ10A負荷で1A表示する様に改造
・冷却ファンが温度上昇で回転するが、どうも24V用を20Vで回しているのだが
 これでもうるさいので整流用ダイオード4本で約3V落とした。
・メータ照明は麦球で暗いので高輝度白色LED1本をメータ間に整流後の
 電圧は26Vなので4.7KΩを介して繋ぎ見栄えも良くなりました。
・その他基盤に接続の配線を切れない様にホットメルトで固定した。
 これをしないと、いきなり24Vが出てしまうなどのトラブルを回避。

5.結果

・電圧可変範囲:7.84V~15.14V(少ないが13.8Vで使うので問題無し)
・電圧ドロップ:無負荷13.8Vで10A負荷で13.62Vに落ちるので、 
 電圧降下率=(無負荷電圧ー負荷時電圧/無負荷電圧)x100%=1.3%と
 アマチュアが使うには十分でしょう。

 アナログ電源は重くて大きいけれど、ノイズも無く良いですね。

参考回路図 2013年9月3日掲載 :指摘により削除します。

2013.9月11日追記

部品の違いは、GS-3000とGS-3000Vの違いの様です。
Vの方が、新しい半導体3個で済ませているんですね。

2014.10月6日追記

交換TRのうち、2SD768(2SD667)は(2SD2012)の間違いです。
2SD768は抵抗内蔵のダーリントンTRで回路で使うにはミスマッチ
なのですが、2SC3857をドライブするには良いだろうと手持ちのTR
を使った迄で、1年経過しても問題は出ていません(汗)。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
安定化電源GS3000Mを使っています (後藤 廣幸) (Gooおっさん)
2016-03-25 23:58:09
GS-3000Mの件でFANが電源オンで、強制的に回ると
言う事が分かりました。

ここに対策が出ています。
http://www.geocities.jp/jg2tlg_jq2pec/musen/ps_fan/ps_fan.html

又、私のブログに5V-1Aのレギュレータとサーモスタット
を使って温度が上がるとFANも最大回転出来る仕組みを
入れても良いかと思います。

http://blog.goo.ne.jp/t570-m_pi_ta/e/f0a549c11c0ca35f276a19eb475f4345

参考迄
返信する
基盤上の回路 (gooおっさん)
2016-02-09 23:58:49
papaさん、寝る所です。

35V-30Aの電源トランスをお持ちとの事ですが、

実効値で35Vは、1.4倍の49V程度になりますね。
ダイオードロスなど1V引いても48Vですから、
24~28V 30Aの ドロッパ式の安定化電源は
可能と思いますが、問題が有ります。

15V-30A:450Wの消費電力((26-15v)XICの放熱
28V-30A:840Wの消費電力((48-28v)xICの放熱

・放熱板の面積や放熱の対策。
・TRの耐電圧、耐電力の問題の確認
・基盤上の回路部品の電圧との整合性

等々あり、簡単には行かないと思います。

リニアアンプなどではSW電源が主体ですね。

30AのDUMMYは抵抗で作るとワット数が大きい抵抗を
使って組むのも思い当たりますが巨大になりますね。

私が持っている負荷計は、大きな放熱器に載せたTR
で電流形とペアで使用していますが、10Aが限度です。

30A流すのは簡単では無いです。発熱対策が大変です。

参考にならず、すみません。

24Vーの10AのSW電源を持っていますが、放熱FANが
強烈に回ります。

利用目的に応じて電源を考えた方が良いと思います。

SW電源を3台パラ接続にして使うとかの人もいます。

ドロッパ式の定電圧電源で、28V-30Aはきついと思います。

では。



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基盤上の回路 (papa)
2016-02-09 20:32:04
ご指導ありがとうございます、【感謝】

つまり、新しく、35V 30A以上のトランスが在れば、可能でしょうか。
別のトランス在ります、重さが15kg位で重い、2mmエナメル線使用トランスです。

ついでに、御願い致します、、、簡単なダミーは作れませんか、、つまり、30A取れるかのテスト用。





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基盤上の回路 (gooおっさん)
2016-02-08 22:42:27
papaさん こんばんは。

基本的には、
①6V-ZDを20V~21Vに変える。
②電圧可変のVRの上下に有る抵抗値を少なくする。
で電圧の可変は出来ると予想しますが、電流の方が
30Aを達成出来ないと思います。

理由は、
電源トランスの出力:24V-25Aでは、整流後約33Vに
なりますが、安定化回路上約26Vになってしまいます。

30A取るには、電圧が足りません。ドロッパ式では止むを得ないと思います。

つまり、15Vで30Aは最大値となります。450W

28Vでは16Aが理論上取れるかなって言う所と思います。

では、




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基盤上の回路 (papa)
2016-02-07 22:33:36
はじめまして、、、

基盤上の回路を見ると作れそうですね。
ここで、ご教授御願い致します。

24V~28V 30Aにする為には、何所を変えれば良いか、ご教授御願い致します。
返信する
GS3000M FAN回りっぱなし (gooおっさん(JG1OZH))
2015-12-03 23:26:58
後藤 様 こんばんは。

GS3000Mの件で私なりの見解をお知らせ致します。

回路は、FAN制御部分は、MもVも同じと想定してお答え致します。

1.FANが回るのは出力電流が多くて、TRの放熱板に付くサーミスタが加熱されて抵抗値が下がり、制御ICが異常を検知して,FANを回すTRをONにする事で起こります。

つまり、負荷が軽い時は回転しません。

2.調べる事

①負荷なしでもFANが回るのか?
②電流はどの位流れているのか?

①の場合は関連部品の故障の疑いが有ります。
②電流が10A以上なら、数分で回転しますよ。

私の場合は、FANが結構うるさいので対策と2点

*FANを外し、軸に自転車用の潤滑油を小量たらす。

*FANは24V用を20V位で回しているので、整流用の
ダイオード(100V-1A位)を3~4本プラス側に入れて、
電圧を落としています。

取り急ぎ、見解を返信致します。
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安定化電源GS3000Mを使っています (後藤 廣幸)
2015-12-03 16:27:05
私はGS3000Mを中古で購入して使用しています。内部はホコリを全く吸い込んでおらず、出力に問題はないのですが、電源を入れたときから冷却ファンが回り、かなりうるさくて困っています。このメーカー特有の現象なんでしょうか。全くの機械音痴な私にはその対処対処の方法もありません。
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