【650億円増】大阪モノレール延伸の事業費「倍近く」増額「軟弱地盤」で開業4年延期「理解を」と知事
■約9キロ延伸 2029年の開業目指す

大阪モノレールの延伸工事の事業費がおよそ650億円増額し、開業目標が4年程度遅れる見通しであることが分かりました。
「大阪モノレール」をめぐっては、門真市駅から東大阪市までのおよそ9キロを延伸する計画で、2029年の開業を目指しています。
■事業費は当初の「倍近く」に増額 軟弱地盤で開業は4年ずれ込む見通し

駅舎建設などの事業費は当初、およそ786億円とされていましたが、大阪府は24日、物価高騰の影響などで、およそ650億円増える見通しだと発表しました。
さらに、終点となる瓜生堂駅付近の地盤が想定より軟弱であることが、去年の地質調査で判明。
駅舎の工法が変更されたため、開業時期が4年程度遅れる見通しだということです。
大阪府の吉村知事は、「2029年の開業を期待されていた方も多くいらっしゃると思うが、安全のため、ご理解を賜りたい」と話しています。