立山のおじさん

北アルプス 立山山麓物語

うれ往来・鎌倉街道に「サイノ神坂」と呼ぶ坂があった。

2021年07月02日 | Weblog

うれ往来・鎌倉街道の一部で呼び名が複数ある山の名前も確定は出来ていないが、中滝から水須迄の間にある石仏は2か所にある。その中の石仏の所に小石が多く山積され、小石の周りは大きい石で囲ってあり石塚と思ったりしていた。そんな時に黒部奥山古地図(富山県立図書館)のポスターを戴き細部を拡大すると「うれ往来・鎌倉街道」の花崎から上野集落への古道が記載されている中で「サイノ神坂」と記した所があった。今まで聞いたことが無く、知人に聞くと古地図に載っていると知らせてもらった。

     「サイノ神坂」と呼ぶに相応しい所に石仏があった。

この場所の上には平らな所があり、周囲の真中は、約50度の急斜面でその周囲の斜面は2段から3段ある。

段の高さは約3mある。現在は竹藪が茂っているが見事な段差が目に入る。段差の上には長さ約50m位、高さ1.50cmの土塁が続いている。何か山城の様な気がする。

 「土塁」の上を調べる知人

今までに知られていない事が不思議な場所である。

この下には上滝市内があり、富山平野が一望出来る所で、外敵を見つけるには最高の場所である。

この周囲は中滝遺跡地区でもあり詳細に調べたい所だ。

 

 

 

 

 

 

 


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