松江市立第一中学校のみなさん。早朝からの研修、ご苦労さまでした。夏期休業中の研修も頻繁に行われていると思うのですが、その一つに、私の研修を入れていただきまして、ほんとうにありがとうございました。今日は、研修の第一回目ということでしたので、ストレスマネジメントを中心に、「気づき」と「ふりかえり」とその「共有」ということを中心にやらせていただきました。松江市での研修も、私自身3回目になりまして、なんとなく松江のことがわかってきたような気がします。私は、去年の夏、はじめて松江に来ましたが、その後、大阪へ戻って、偶然なのですが「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」を観ました。ほんとに松江から帰ってきた直後でしたので、「えーっ そうだったんだ。」と感じたのですが、「バタデンってどこ走ってるの?」という疑問がなかなか解けなくて、地図で調べてやっと宍道湖の北を出雲市としんじ湖温泉をつないでいるということがわかりました。宍道湖ってバタデンとJRに囲まれた湖なのですね。何か、すごく生活感を感じてしまいます。そして、それ以上に、この映画に感動しまして、小説も買って読みました。単なる「いい話」の映画ではありませんでした。私が研修のテーマとしている「依存的なあり様から主体的なあり様へ」というテーマとまったく重なるものだったのです。ですから、この映画を撮られた錦織監督という人に対する尊敬の気持ちや興味がすごくわいてきたのです。きっと出雲の心のようなものを、人間の成長というものと重ねて描かれたのだろうと思うのですが、まだまだ私にはわからない部分があります。
さて、研修ですが、多くのふりかえりをいただきました。私のフィードバックで不十分なところは、次回以降の研修に委ねたいと思います。
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ストレスに対処する方法を知っていることはもちろん、対処する方法を共有することも良いことだと実感できました。
今日はありがとうございました。
(深美です・・・今日の研修では提示することができませんでした。ご質問への答えはひと言で言いますと「総合的な学習」の位置づけと内容になります。地域の多くの人々と出会うために、松原第七中学校では「出会い生き方学習」という総合的な学習を展開しています。テーマは「共生と自己実現」です。松原第七中学校区のHPにその概念図を載せていますので、ご覧下さい。〈http://www.e-kokoro.ed.jp/matsubara/matsu7/08koukukenpatsu/hasshin/hasshinsub/7chu-manabi-gainen/7chu-manabi-gainen.htm〉
子どもたちの学習意欲を学校として高めていこうと思えば、このような学校全体の学びの概念の構築が必要となります。ぜひとも、それぞれの学校で「学びを組織する」という観点で取り組んでほしいと思います。)
(深美です・・・「生徒への対処」ということでいいですか? 多分、この構図は、本日の研修で「ほっとした」と感じた先生方の感情に似たものがありますね。あの場面を思い出してほしいのですが、もし、「ほっとした」先生方に対処しないといけない。と教員が感じた時、「ほっとした」先生方はどう感じるでしょうか。「対処」という言葉には「困った生徒だ」という教員の意識があらわれています。ですから、生徒はそれを感じとり心を閉ざしますよね。ほんとうは、「意欲のない・やる気のない」生徒のほうが困っているのですね。ですから、子どもへの関わりは「対処」であるより「支援」であるべきでしょう。そう感じとることができれば、どうにでもなります。ルールを変えてあげてもいいわけですし、個別支援だってできるはずです。ただ、GTOさんの疑問である「生徒の対処」を「生徒自身の対処」と考えた場合、これは、生徒自身がどうすればいいのかということになりますので、全く違ったことになってきます。「生徒自身の対処」を支援すればいいのですからね。このへんの事は、次回以降の研修の課題になってきます。ご期待ください。)
①このような学級で使えるエンカウンターがあれば是非教えて下さい。
②自己肯定感を高めるための普段の声かけや活動があったら教えて下さい。
③間違えをおそれて挙手しない生徒への支援の方法が知りたいです。
(深美・・・①はい。松原第七中学校のプログラムをぜひともお使いください。CDデータを一枚お渡ししております。②このご質問への答えが、ほとんど教育のゴールになってきますので、このスペースでは、なかなかお応えづらいのですが、あえて簡単に言いますと、教員が自己肯定感を持つことです。そのために、教員がどうしていけばいいのか、それは、学校教育の目標として、まず、自分自身で追求していきましょう。次回の研修では、こんなことにもふれます。③これは、結構簡単にお応えすることができます。教員が「受容的」になることです。教員がねらいや固定観念に縛られ、自分自身の枠内のことしか受け容れることができない状態であれば、子どもたちが心開くことはありません。手を挙げて間違うことを恥ずかしいと思い、きっとためらうことでしょう。)
決まりのセリフでした。これっていいんだとちょっと自信が持てました!ありがとうございました。
ストレスに対処すること、自己開示していく必要を感じてます。
(深美です・・・どうぞ、ご遠慮なく。お越し下さい。)
一つの事柄にどんな心理が働き、どんな気持ちから行動につながっていくのか、これからの人との関わりに少しヒントになりました。何より同じ職場の方とこうしてスゴロクをしながら、普段しないプライベートな話ができたのが嬉しいです。
また機会があれば、さらに深いお話を聞きたいです。