奈良県の中学校で人間関係プログラムを実施してくださっている0先生が、連絡をくださいました。
ストレスの流れからのコーピング交流です。
ICTを効果的に使いながらの実践です。
ふりかえり用紙のアンケート項目で、満足群(5択平均、3.5以上)が0先生の学級は100%、学年平均でも89パーセントという驚くべき数値だったそうです。
(ふつうであれば8割あれば授業としては成功)
上手にやられたんだなぁ、ということと、コロナ禍のなかで、子どもたちがコミュニケーションに飢えていることのあらわれでしょうか。
全国的な不登校の子どもの人数も昨年に比べ5万人増という指数関数的な上昇をしている現状です。
困難のなかに学校現場があるのですが、子どもたちに危機が迫っているといえるかもしれません。
【掲示物の掲載につきましては許可をいただいています】
O先生がブログにコメントを下さいました。
【ストレスの流れの授業を5・6限で実施し、コーピング発表会をしました。実施したのは中学2年生4クラスです。
私のクラスはワークシート(①どんなときに②どんなストレスを感じ③どう対処しているか)をGoogleのジャムボードに置き換えて交流しました。
また、一名、オンラインで自宅から班活動に参加した生徒もいます。
授業実施後の生徒の気づきから次のようなものが出てきました。「他の班のストレスを見ていると、面白いストレスを感じているんだなと思った。」この気づきから、他者との相違・思考の違いを知る機会になっていると分かります。多様性を認め、他者理解へとつながっていく学びがあった授業となりました。
また、次のような意見もありました。「ストレスの対処とかを見て、他の人が書いているコーピングをやってみたいと思った。」この気づきからは自己管理力を養う足がかりとなったことが分かります。
実施して、生徒の授業満足度が100%だったことも驚きです。】
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