Kaettekita 私が思う あのこと このことReturn(Get Back Part2)

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そろばんの級、段について、私の算盤の考え方、最新版。

2022年10月23日 17時49分33秒 | 筆記具系・文房具・文系器具・文理系・そろばん・ソロバン・算盤・理系・理数科目
 私は、算盤の、一応三級だ。
 しかし、私の学生時代、こんなのは序の口で、もっとすごい人たち、二級、一級、初段、二段、三段、…十段。流石に十段ともなると、福島県内でも数人いるかいないか、全国でも非常に、時にはニュースになる程、確率的には非常に少ない絶対強者、兵(つわもの)だ。

 けれども、私が、福島県の進学校、福島県立安積高校に入学した時に、一人一人聞いた訳では無かったが、むしろ、その学校入学者には、そろばん学習者は、関係が無い程、極めて、全くそろばんは、安積の入学には関係が無かったように今は思える。

 大体、私が知っている、そろばんが初段だか一級だったかの人は、安積はおろか、地域の偏差値第二番手クラスの、郡高(ぐんこう)、郡山高校に受かり、そちらが家から最も近かったのが、併願で、十万円も当時、仮の合格だったため、日高に支払った為、その人は、わざわざ家から遠い日大東北高校に入学する羽目になった。そろばんが出来ても、この位である。

 その他、皆、段位は極めて少ないが、一級、二級取得者を、丹念に調べ、私なりに思い出してみても、そんなに、当時の進学校、安高、安女に入学したものは、極めて少ない気がしている。これは驚きだ。

 ただ、当時は、女子生徒の時代の話だが、郡商、郡山商業高校事務科、という科の所属する女子生徒は、安積女子高よりも偏差値が極めて高く、偏差値が七十以上ないと入れなかった。
 ここに入れば、東京都内、それがダメでも県内の有名大手銀行、市役所、有名実力大手会社、航空会社他、幾多数多の求人が殺到する程の人材群が、陸続とこの、郡商事務科からは生み出された。
 しかし、今は残念ながら、このエリートコースは、何故か郡山商業高からは除外され、名実ともに消え去り無くなっている。
 この郡商事務科には、おそらく、そろばん有段者、たちが数多く居たのでは、とこれも推測の域を出ないが。

 とにかく、有名進学校にソロバン有段者が居ない。何がそうさせ、そういう結果に結びついているのかは、全く判らないが、普通に、三級とか、そこまで行かなくても、六級、七級、八級、九級、十級、等々でやめた人が進学校に事実上、受かってる事実。

 そもそも、そろばん塾などに通わずに、受験進学塾一本でやって来た人。その他、独学自学自習が非常にうまい、家での勉強、予習復習に長けた人。
 もっと凄いのは、元々天才肌で、学校の授業だけで、一を聞いて十を知る、で十分対応でき、授業中のノートの書き込み写し等々だけで、授業を聞くのみで十分であり、それで安高等難関有名高校に受かった人など、様々だ。

 そろばんがたとえ何級、何段と出来たからって、それが、普通科進学校、難関高校に合格が約束されるパスポートとは、今の時代ならば余計にならず、私は、算盤は、頭の体操、頭の柔軟体操、頭の勉強、等々として軽く見ている。

 私は、今までは、三級しか、「しか」取れなくて、と言う思いに気分が塞いだ。

 しかし、今では、そろばんも、やり過ぎの弊害があるのではないかと思う。

 聴いた話では、そろばん十段の数の単位、数の桁数が、私の知っていたそろばん三級の三倍の桁数、数値を使う、という話を聞いて、それは阿保のやる事だ、そこまで行ったら、もう狂人の域、世界かも、という、通常の、常人とは違う世界なんだと思い知った。

 そんなに算盤に血道を上げなくたって、普通に通常に、日常生活は普通に送れる。それが普通だ。

 計算が人より出来たからって、今はコンピュータが人に取って置き代わっているのが現実、実情だ。だから現代では、算盤は廃れて来てしまっている。

 誰も算盤になど、見向きもしない、されない時代となった。少し寂しいが。

 実は、そろばんで計算が電卓等にも負けずに、一番早いのが、足し算と引き算である。これらは、そろばんの盤面に、直接、珠で数を置いてゆくだけで、計算が可能だからだ。
 しかし、電卓、パソコン等では、数の上に、プラスキー、マイナスキー、イコールキーを押さねばならず、これが二度手間であり、そろばんが、理論上も、実際上も、加減算では一番早い。
 そろばんで、最も簡単に出来る計算が、加減法、足し算引き算だ。これがそろばんの最も大なる強味。家計簿でも、日常的に使う。

 しかし、乗除、掛け算割り算は、やはり、電卓、コンピューターが一歩先をゆく。そろばんでは、九九を使って、それを足し算引き算の応用を使い、掛け算割り算をする。これでは、いつ計算が終わるのか。間違いも当然多くなりやすい。
 この場合、電卓、パソコンが、乗除はかなり早く正確にできる。それぞれ、持ち味、強味、担当の分担分野が、算盤と電卓では違いがあり、持ち回りがそれぞれ異なる。

 閑話休題。

 私の不得意なのは、何故か、ズバリ暗算であり、これが昔から不得意である。
 算盤一丁一台あれば加減乗除、或る程度出来、何でもできるが、目の前にソロバンが無いと、何故か非常に不安になる。
 私の頭の中には、算盤が入っていない、それへの想像力が全くない。
 算盤と言うモノを確かに目の前に持っていないと、不安で不安でしょうがなく、確信が持てない。
 私は、常に、形から入るタイプのようである。
 だから、いつもカバンに、ミニサイズの算盤を常に忍ばせ、持ち歩いている。

※(この稿は、私の勝手な想念に基づくものであり、例外もあり得ます。)

 私の算盤論、これにてお開き。

 以上。よしなに。wainai.


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