正さん日記

世の中思いにつれて

常総市の鬼怒川堤防が決壊、必死の救出作業も不明者25人に、宮城でも2市町で堤防が決壊

2015-09-11 14:44:17 | 社会

            

 台風18号は、9日愛知県知多半島に上陸、日本列島のど真ん中を北進して日本海に抜け、熱帯性低気圧に変わったが、もう一つの台風17号は海上を北進、北海道方面に向かう中で、意外にも2つの台風の影響を受け、関東、東北地方に今まで経験したこともないという豪雨をもたらせた。

 殊に昨日は、栃木、茨城両県を中心に記録的な大雨により、茨城県常総市の鬼怒川の堤防が決壊、濁流が周辺の住宅地に流れ込み、660戸の家屋が孤立、約1700人が取り残された。

 自宅の屋根や、ベランダなどに取り残された人、電柱につかまっている人、自動車の屋根に上っている人などが、助けを求め、自衛隊、東京消防署などのヘリコプターによる空からの救出、水の流れが静かになった今日はゴムボートを使った救出が行われた。

 しかし、現在も常総市の被害全容は分からず、分かったところでは今日正午現在、死者3名、行方不明は子供を含め25人に上った。

 大雨は、さらに北上、気象庁は11日午前2時20分宮城県富谷町の三ノ関付近で吉田川が氾濫、大崎市の古川地域の渋井川が20メートルにわたって決壊し、400世帯、約1000人が孤立しているという。

 気象庁によると今回の豪雨は、東海―北陸地方を縦断し9日に日本海に抜けて台風18号から変わった低気圧に向け、南西から暖かく湿った空気が大量に流れ込んだ。そこに、日本の東側の太平洋にある台風17号を取り巻く東からの湿った風が衝突。行き場がなくなった空気が上昇し、積乱雲を発達させた。

 積乱雲は南北の帯状にずらりと並び、線上降水帯という現象になり、大雨が降る範囲は広がらず、東西約100~200キロの幅に収まった。このことも雨が激しくなった一因だ。積乱雲は南北の帯状にずらりと並び、鬼怒川の流域とほぼ重なった。

 ただ、昨日は常総市の鬼怒川、今日になって宮城県大崎市の渋井川が決壊した。原因は、極端な大雨により堤防を構成する内部の土が軟弱化したためだという。土木技術も超一流と言われる日本で、このような堤防決壊になることは、いかに何十年に一度の豪雨に見舞われたとしても、ちょっとイメージダウンに繋がる。

 常総市では、何千軒もの住宅が被害を受け、テレビを見ていても復興が大変だなと思う。東日本大震災から今日で4年半になるが、またもテレビで津波並の光景を見たが、自然災害はいつどこでやってくるか分からない。「関連:9月10日

 

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