正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

食事教育7.ー食卓の揃え方ー栄養バランスの良い食事とは

2009-03-24 | Weblog
 食事の目的は楽しみのためや親睦のための食事がありますが、健康で長生きする事が第一の目的です。テレビや新聞雑誌で紹介されている料理は楽しみの食が多いと思っています。ゆとりがあったり、祝日の料理は好きにどの様なものでも良いのですが、日常の食事は食事の原則にあった食事をすることが正しい食事と考えます。その食事の原則の一つに栄養バランスの良い食事をとることがあります。
 
 厚生省と農水省は栄養バランスの良い食事を「食事バランスガイド」で説明していますが、それが分かりやすいと考えている方はそれでも良いでしょう。でも一般の主婦が、子供たちが簡単に分かるでしょうか。私は分かりづらいと思います。私は日本に古来からある「ごはんと一汁三菜」で食卓を揃えなさいと言うのが一番分かりやすいと考えます。
 アメリカのフードガイドピラミッドを真似してこれを逆さまにして、独楽の形にしているが所詮猿まねです。先祖からの教えの「ごはんと一汁三菜」でどうしていけないのでしょう。
食事バランスガイドにしたのは理由があると考えます。食事指導に
 ①小麦粉食品を入れ無ければなら無い、②肉、卵を入れなければならない、③乳製品を入れなければならない、等々。
それは何故か、厚生省と農水省は過去何年も学校給食でそれを指導してきたのです。食の欧米化が正しい食事であると信じて今でも実施し、幼児の食事も75%が欧米食と指導しています。
 何故日本の食を欧米食にしたいのか。①アメリカの余剰農産物処理に協力してきた、②小麦粉食は頭が良くなる、先進栄養学に叶っていると信じた。③学校給食は脱脂粉乳で始まりそれを正しいと指導してきた。④自動車始め工業製品の輸出のため、何かを輸入しなければならなかった。⑤畜産を勧めることは飼料穀物の消費増大させ、アメリカの輸出増大につながるので、アメリカに喜ばれる。⑥小麦を無償で援助して貰ったとき将来に亘って輸入増大する密約を取り交わした。・・・というような事情があるのです。そういうこだわりがあって役人は正しい食事の指導は出来ないのです。もしここで「ごはんと一汁三菜」など言うと外圧、内圧が厳しいし過去の誤りを認めざるを得なくなるのです。
正しいことを言えるのはフリーな民間人です。民間人でも大学教授、栄養士は国の方針に従っていないと仕事が出来ないのでいわば御用組合みたいなもので、となると誰が本当のことを言うことができるのかということになります。自然食の先生はほぼ本当のことを言われていると思います。先生の話や著書で食事バランスガイドにふれていない先生、反対の先生は正しいと考えて良いでしょう。賛成している先生はこれで飯を食う先生で御用先生と呼ぶべきでしょう。
 「粗食のすすめ」の幕内秀男先生は「食育ハイエナ」という言い方をしていますので、多分この官僚指導の食育は問題と考えていると推察しています。

食事バランスガイドで指導しているという学校のホームページ「食事バランスガイド食事の指導」というのが出てきました。
そこに、 今日の給食 /2月4日(水)の内容が写真入りで示されていました。
その内容は
ごはん、牛乳、のっぺい汁、サーモンフライ、ボイル野菜でした。

コメントに「今日は「立春」です。その言葉通り春を思わせるような暖かな1日でした。今日の給食はのっぺい汁とサーモンフライとボイル野菜でした。のっぺい汁は里芋や大根など野菜がたくさん入った汁で、みんなおいしそうに食べていました。今日は暖かかったので牛乳の残りも少なかったです。」とありました。

写真を出すことが出来ると良いのですが、私にはその技術がありませんので説明だけでします。
サーモンフライとボイル野菜は一つの皿に入っていましたが、これは二皿と見ましょう。すると「ごはんと一汁二菜一乳」と見なせます。のっぺい汁は里芋、大根、野菜が沢山入っているというので一菜と一汁みなせます。とすると、ごはんと一汁三菜となります。しかしこれに牛乳が付いているのです。なんですこの牛乳は、不要と考えます。食事バランスガイド的には正しいと見なせるでしょうが、「ごはんと一汁三菜」的にははっきり間違いと分かります。これが学校給食のミルク汚染の現状です。

このように、ごはんと一汁三菜で十分に判定できます。

学校給食の牛乳は可笑しいと思います。学校給食の大きな間違いの一つです、パン食と同じ罪があります。何故牛乳を出すのか理由を聞きたい。
カルシュウムを狙っているのですか?栄養があるからですか、せれを液体でごくごくと飲むのが正しいですか。
学校給食をパン食と脱脂粉乳で進めてきた、厚労省、農水省は信用できるものではありません。日本のことを考えていないと見なせます。食料自給率を減少させたのは日本の官僚といえます。

バランスの良い食事として、主食、副菜、主菜の割合を3:2:1とする案、4:2:2の案、主菜を大豆と魚・エビ・貝に分けて5:3:1:1と言う案、4:4:1:1と言うのもある。こういう方法が分かりやすいと考えます。
食事バランスガイドのSV数で見ると全体を10にすると主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の割合は3:3:2:1:1になります。この割合は今まで言われてきた割合から見ると主食の割合が一番少なく乳製品が入っているところが特色と言えます。主食が3割です。乳製品の1を主食に加えても4:3:2:1で、これでも4割にしかなりません。食事の3割が主食と言うことで正しいでしょうか。食事バランスガイドが間違っていることがこれで明白です。
ちなみに、3:2:1は足立先生、針谷先生共同の研究で3:1:2という割合の弁当で栄養バランスがよいと発表しNHKでも放送され、学会でも賞を貰ったと聞きましたが・・・私は3:2:1と多い順から表示していますがこれが一番正しいのではないかと考えます。3:1:2で検索してみて下さい。5:3:1:1も詳細で分かりやすいのではないでしょうか。

写真はカボチャの種です。これをレンジで言って食べると美味しいんです。中国に住んでいるとき中国人はスイカの種も食べていたように思いますが、スイカの種は手に入りません。カボチャを買うときは種が充実しているものを買うように頼んでいます。










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