正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

玄米のすすめー4.現代日本人の食事の問題点

2009-04-08 | Weblog
(1)健康食の原則から外れている
 戦後、日本は食料不足で食べられる物は何でも食べなくてはならないという時代だったため、栄養バランスなど考える余裕はありませんでした。一方アメリカでは、余剰農産物(小麦、脱脂粉乳など)が発生しその保管場所にも困るほど在庫過剰の状態だったのです。そこでアメリカ(アイゼンハワー大統領)はアジアへの余剰農産物の輸出拡大を計画し、日本をターゲットに学校給食へのミルクとパン食の導入、農村地域にはキッチンカーによる小麦粉製品(パン・めん)と肉食の奨励という小麦製品の宣伝戦略を展開しました。その後のフライパン運動による油や肉食の奨励などで日本の食文化は崩れ、米の消費減退とアメリカの小麦、脂肪、肉、卵、乳製品、砂糖の消費拡大が進み、経済の高度成長ともあいまって、急速に日本人の食生活の欧米化が進んでしまったのです。
 このことは、穀菜海食をしていた日本人の食生活を急激に欧米化し、欧米型の高カロリーで低食物繊維の食生活に変え、ヒトの食性からはずれ、栄養バランスも崩れてしまう結果をもたらしました。

 これは全てアメリカが仕組んだ陰謀というか戦略というか、日本を属国化しアメリカの国益のために使おうとし、これが現在も続いているのです。こんなにうまくいった戦後処理は今までになかったのです。アメリカこれに味を占めていろんな国を支配しようとしましたが、ことごとく失敗しています。何故日本では成功したのでしょうか。それはペリー来航時とも関係があります。アメリカは戦争が上手で戦略にたけているのです。ペリーは日本開港に当たり日本人の特性を研究し、脅しに弱い国民と結論を出し、脅しの戦法で開国したのです。戦後の占領政策も脅しの戦法を使いました。そして脅しに弱い日本人は今でもアメリカの言うとおりにしているのです。尻尾を振る犬のように・・・NOとは何も言えないのです。官僚もアメリカ寄りの仕事をしています。
 日本人は自分の意見を持って国際社会に主張すべきです。日本の教育も食事も憲法も日本を取り戻すべきです。

 食の欧米化は、病気の欧米化をもたらし日本人健康に多くの問題が出てきました。生活習慣病の増加、それが今や子供たちにまで及ぶようになっています。しかし、現代の日本人の食事はたんぱく質、脂肪、炭水化物のバランスが理想的だと言われていますが、例えば脂肪については高齢者は不足気味で、50~60歳くらいでは大体良くて、若者は摂りすぎとなって肥満が問題になっています。平均するとまあまあ理想に近いと言うことです。問題は日本の将来を担う子供たちの脂肪の摂取量が年々増加し、今では同年代のアメリカ人以上にコレステロールが高い地域もあると言うことです。しかし、欧米の食事は行けないことを欧米人も認めtります。
欧米の食事は行けないことを欧米人も認めていまが、仮に欧米型の食事が欧米人にとって良い食事であっても、和食になじんだ日本人の身体を急激に欧米食にすることは危険を伴うことで、何百年、何千年をかけてゆっくりと変えて行くべきことなのです。戦後の日本の場合は50年くらいの短期間に急激に変わってしまっているので、身体に異常が生じない方がおかしいくらいです。まるで石油スト-ブに灯油を入れないでガソリンを入れるようなもので、器具(身体、体質)と燃料(食事)がミスマッチなのです。特に最近の日本では糖尿病が増加しています。10人に一人は糖尿病の危険性があると言われています。脂肪やタンパク質の摂りすぎによる内臓の故障から糖尿病が増加しているのです。お母さんがお腹に赤ちゃんが出来たときに肉や脂肪を沢山摂っているとその子供は肉や脂肪に強い子供になる可能性があるとも言われていますが、それは摂取した栄養を節約しないで無駄使いをする体質、スイッチを入れた身体にすることが出来るかも知れませんが、腸の長さは直ぐには変えられません。肉食人が腸が長いと腸内で腐敗するので早く出す必要があるので腸は短いのです。そうしないと栄養は無駄なく摂取されるし、腸内で腐敗したりして、大腸がんは増加するのです。ブログを見ていたら大腸がんが増加しているというのがありました。腸が長い日本人に肉食、食品添加物、加工食品の摂取の増加が原因です。

(2)現代型栄養失調の時代
最近では農産物の生産性も向上し、いろいろな食品の輸入もあって、食品が豊富になって、生きるための食事から美味しさを求め、楽しむための食事になり、作る方は料理の手間を省いた食事、安価な食事が増加してきました。食事の幅が広がったと言うことかも知れませんが、暮らしが豊かになり何でも手に入れることが出来るようになりました。そこから好きな物を好きなだけ食べたり、家族ひとり一人別々物を食べたり、一人で食べたり、或いはお母さんが共働きで手抜き料理になったり、家庭での料理の伝承が行われなかったり、正しい食事とは何かが教えられなかったり、結果としてビタミン・ミネラル不足による栄養失調となり、これを現代型栄養失調と呼ぶ人もいますがそのような食事の問題が生じています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿