DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

その作品にいつ出会うか・1★エル・トポ/吉祥寺バウスシアター

2010-11-04 | ドラマ・映画・演劇・アート
巷で話題の超有名カルトムービー。

レディースデー1000YENで行って参りました、
バウスシアターのレイトショー。
年代はバラバラながら女性の1人客がやや多め、
席数の半分くらいの客数だったせいか
みんなが市松模様で座っていったので見やすかった♪

『エル・トポ』(EL TOPO)
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劇場解説:
70年代、次々とこの世に産み落とされたカルト・ムービー。その頂点に君臨し〈最高の完成度そして最もクレイジー〉と評される伝説的作品が、「エル・トポ」である。
なんの宣伝もされないまま、真夜中に上映された本作は、瞬く間に当時のニューヨークを熱狂の渦に巻き込み、歴史的ロングランを記録。アンディ・ウォーホール、ミック・ジャガー、デニス・ホッパーといった当時の最先端を行くアーティストたちを魅了し、自ら4度も劇場に足を運ぶ程本作に惚れ込んだジョン・レノンは、その配給権を買い取るまでに至る。
寺山修司の絶賛を受け、本作が日本初公開されたのは1972年のメキシコ映画祭。その後15年の歳月を経て1987年、ついに一般公開。日本でのカルト・ムービーを牽引する大ヒットを記録。そして今回、製作40周年デジタルリマスター版として23年ぶりの劇場公開となる。
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「父と子と精霊皆殺し大作戦」な作品。
もしくはイブと蛇とユダの三位一体。
キリスト教×肉食×ブラックなくすぐり・・・
美しい血みどろ、エロくない裸体とエロい寓意、
そこにある肉塊とSEXと死。美しい風景。

んとにいろいろな作品が影響を受けてるなぁ、と。

でもって、ジョンはきっと主役やりたかっただろうなぁ。
てか、ジブンが作りたかったかもだなぁ、
なんてことをつかの間、思いながら楽しく(?)見てました。
感想は・・・今の私だと★★★☆かな。
(なんとなく今は「淡々」がマイブームなのです)

最近、「その作品にいつ出会うか」という出会い方に関心がある、
というか、すごく気になる。
化石や遺跡の掘り起こしのように、いろいろなジャンルで
コンテンツと記憶の堆積と、掘り起こしと、リサイクルが同時に進む。
もちろん、それらとはなんら関わりなく生まれてくる新作もある、多分。
(ただ、記憶のかなたに父と母はきっといるわけだけど。)

時間軸をはずした時、どれだけの作品が普遍的に名作足りえるのだろう?
と、同時に、常に1人に1つずつの個人的名作感動体験、その伝播。
名作の定義の入れ子構造。
個と種と周辺と情報大作戦・・・
縦軸と横軸。
全部を楽しめるのは精霊だけなのかなぁ。

続く。
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2 コメント

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さすが (京女。)
2010-11-06 17:13:14
NALさんの感想をみて、観てみたい!と思って、京都の上映映画館を探してみたら、「京都シネマ」でした。
「京都シネマ」で上映されている映画って通な映画が多く、チェックしていたんですよ。。。
さすが、NAL様!! セレクトされる映画が素敵。
京都ではまだ、公開されていないようなので、上映されたら観に行きますね~♪
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京女。様 (NAL)
2010-11-07 10:47:44
話題のカルト映画、今回リマスター版ということで、
私も映画コミュでいちはやく
見てこられた方に教えていただきました。
大阪の方ですが、マイナー映画館みたいで、他の方も行きたくてもなかなか行けないようでした。

バウスもマイナー系(次回のピンク・フロイド映画祭とか)が
多いので、「やはり!」という感じがしますー。
私はご近所で超ラッキー☆

楽しんで(?)きてくださいねー(残酷シーンとか寺山修司的不条理シーン多いので、ご注意ください;)
返信する

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