DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

ジャングル大帝★異色コラボだそうです。

2009-01-30 | アニメ・マンガ・特撮TV
「ジャングル大帝」今夏復活!異色コラボも(サンケイスポーツ) - goo ニュース

昨日に引き続きまたまたアニメなコラボネタ。
コナン×ルパンのようなメディア超えたコラボ、
海外含めた実写化、別作家によるリスペクト作品集、etc.
いやコンテンツ産業とはまさに複製と加工・再生文化なのだろうけれど。
でもって、『銭ゲバ』といい、なんだか過去の(あっしの幼少期~子ども時代な)遺産を巡る冒険な様相を呈している今日この頃なTVカルチャー。
それにしても・・・「ジャングル大帝」ですかぁー、うーん。

実は大御所・手塚御大の作品は「凄い!」と思うものの
好きかどうか問われるとけっこう微妙だったりするのでした。
ゆっくりとゆっくりと効く「毒」がある。
個人的に「世界」や「宇宙」「現世」に対する啓示を与えられた、
多分、生涯ベスト1の漫画『火の鳥』ですら。
超メジャーな『鉄腕アトム』や『マグマ大使』ですら。
『きりひと讃歌』『奇子』『アポロの歌』のごとく
読後にばしっと来る即効性のものもあるけれど、
大人になってから気づく、そういう長くゆっくりとしたスパンで。
なんというかとてつもない厭世観や人間に対する不信感、
そういう独特の凝縮されたほろ苦さ。
人間の「情けなさ」「しかたのなさ」のようなもの。
人類愛、宇宙への果てしない憧憬、そういった壮大なテーマの底を
重低音の暗さが流れている。
だからこその光なのかもしれないけれど。

「ジャングル大帝」というと、レオのセイフティブランケットなパンジャの毛皮
(なにげなく見てたけど、父親の骸だと思うと悲壮に切ない;)と、
肉食動物に肉を食べるのを禁じ菜食レストランを運営するお話、
最終話のひげじいさんとの最後の会話を思い出す。
理想と現実の乖離、すべてがしあわせになる世界は難しいことを
子ども心にたたき込まれた。

アニメーションとしては、サバンナの雄大さ、
さまざまな動物のさまざまな動きや営み、
レオとライヤの微笑ましいロマンス、見どころたくさんで
楽しみにしてはいたのですが、ジャングル大帝が好きか?と
問われるとやっぱり微妙なのだな。

ちなみにレオは今でも描けちゃう手塚キャラの1つデス。

あ、テーマ曲はOP、ED共に文句なしに好きです。
カラオケでもけっこうな頻度で歌いマス♪えへ
富田勲スバラシー!!

ジャングル大帝OP

歌詞あり版は、大きな声で歌うと胸が開く感じで気持ちいいっす。
今改めて見ると、回り込みとかナチュラルで、フラミンゴの大軍とか
もうこれだけで世界が現されてるんですねー、やっぱ凄い。

ジャングル大帝ED

弘田三枝子さんのハリのある力強い声、ひさびさに聞き惚れました♪

たまごの赤ちゃん

・・・これ知らなかった;;いいっすねー!

関連:
手塚治虫さん原画初のCDジャケット
・・・なるほど、コンテンツ管理ビジネス=資産運用でもあるわけですね~。
真氏も47歳かぁー
ショーン・レノンのCMをみると何故か彼を思い出す。
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