![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/44/a2dfb22c3d946be19721812c8ed5fb78.jpg)
あすなひろし原画展
YASUDA ART LINK ギャラリー“TOKYO”
日時:2010年6月30日(水)~7月14日(水)11:00~19:00
※会期中は無休で営業。
料金:700円(学生 500円 ※入口にて学生証をご掲示ください)
ちゃとと様のつぶやきで知って、
これはいかねば!と行って参りました。
トークイベントがあるというので、それも目的に。
======================
「あすなひろし原画展」の開催に伴い、あすなひろしの再評価に当たって大きな役割を果たされているマンガ家、みなもと太郎先生とあすなひろしの代表作の一つである「青い空を、白い雲がかけてった」シリーズに登場する夏子先生のモデルとなった、あすなひろしの実姉、今中鏡子さんを招いてのトークイベントが催されます。
あすなひろしの隠れたエピソードに触れられる貴重な機会です。皆様のご来場をお待ち申し上げております。
日時:7月4日(日)15:00スタート
======================
神保町から会場への道は、日曜日で閑散・・・
「あんまり行く人いないのかなぁ?」と思いつつ
会場につくと、中はびっしり・・・入り口に列ができるほどの
盛況ぶり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4d/747ba172f34f1a57764fe352fe45638e.jpg)
主催者側も予想外だったみたいで、
半分以上は立ち見(私も立ち見)。
あすな先生のお姉さま・今中鏡子さんいはく、
「4-5人くらいなら座談会にしてみんなでおしゃべりをすれば
いいかな、と思ってなにも考えてこなかった;;」そうで
誰かバトンタッチしてください、とお願いされ、
実際トーク後半、会場からCOMの元編集者と、みやわき心太郎先生を
ひっぱりだして(笑)バトンタッチ。
いや、おしゃべり楽しかったですし、いじめられっこだった
あすな先生をかばった話など、まさに夏子先生☆
会の仕切り方もてきぱきとされていて、
実に颯爽とカッコイイ!
(息子さん=あすな先生の甥っ子はデザイナーで、
会場企画もされたそう。会場を撮影されていました。
どことなくあすな先生の面影があります。)
メモしたり録音されてた方がおられたので
また詳細アップされると思いますが。ざっとメモ。
●くえないマンガ家で派遣組織を作っていて
あちこちの先生のところに派遣→相性があうと定着。
●紙質の悪さ
●「16ページもかけるはずがない」「そんなにいるのか?」という編集部。
長編という発想がなくページがもらえないので、
どうしても1ページのコマ数が増える。25コマなど・・・。
みなもと先生のあすな先生へのものすごいファンっぷりも
感動でした。(偽名の作品を一発で見分けたそう。
当時の作品をファイルにいれておられ、数点を大切に見せてくださいました。
ファンたるものかくあるべし!)
1日かかっても追い切れないだろう、
興味深い話でいっぱいでした。
あすな先生が水野英子先生に恋してたというロマンティックな暴露話も。
(本当は水野先生も呼ぼうと思ったけど、来訪者が少ないと
失礼なのでやめたそう。残念!!!)
・・・最後の闘病のお話は胸がつまりました。
あすな先生、晩年は肉体労働をされていたんですね。
知らなかった・・・
なんだか、先生の作品そのもののような
まっすぐさ、まじめさ、そしてある種のおん念に近い信念、
あの時代の空気を感じました。
同時に、あすな先生のお話を読むと、いつも心の中に
もやっとした塊が残ったなぁ、という記憶も甦りました。
忘れてたなぁ・・・
私はわかってませんでしたが、著名な方がけっこうこられてた
みたいで、イベント後、あちこちでグループができて
業界話に花が咲いていました。
締め切りがー、とか、今度の作品はー、とか
現役マンガ家さんがけっこうこられれたのかなぁ?
ご年配の方は編集サイドかな?
■■■
会場は撮影可でした。ふとっぱら☆
でも写真では再現できない、という自負もあるからかも。
実際、細かい線描写はマクロ撮影でも写りません。
みなもと先生が「漫画家を志す人はデビュー前に
あすな先生の原画なんてみるもんじゃない」と
おっしゃってましたが、なんとなく理解。
一部ですが、アップ。
(途中で、撮影する気がなくなるほどの美しい描写でした)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/22/d6e0980d7548a8a68385bf489a125d61.jpg)
全部白抜き線。ホワイトを使わず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/9f/88b84d8cf8f735fb81573b042e40d758.jpg)
スクリーントーンではなくかけあみ+白抜き線。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/3d/fab8b6fc5a374c2c02394a7d20d738ef.jpg)
セロ弾きのゴーシュ。1コマのこの表現力。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/bb/51ac723f412273eef560b6dbf6e247fc.jpg)
少女マンガ時代。水野先生の影響大。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/5d/0057d91fb00648f8c316d21992cfc73c.jpg)
引き込まれる構成力。
●会場風景
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/e4/cfa19c18f48da4237477771268e030b9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/92/a2d27296f0cb6ce02be68f86b1a476ef.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e8/b09486f0f087e98fef83161fb9167285.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/39/28d86f717a8dfa22c80829d74817465e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e0/3c7fe3babb49b116d778433a812134b5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/7c/a1e91bf0831992185ce83cbcfa29cb5e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/9d/f3430afbe5c56294bb229dcec974d968.jpg)
夏子先生♪今中鏡子さん。魅力的で素敵な女性でした。
いつもあすな先生がひざの上にいて、今も赤ちゃんの時の頭のにおいが
離れないとか・・・兄弟っていいな。
YASUDA ART LINK ギャラリー“TOKYO”
日時:2010年6月30日(水)~7月14日(水)11:00~19:00
※会期中は無休で営業。
料金:700円(学生 500円 ※入口にて学生証をご掲示ください)
ちゃとと様のつぶやきで知って、
これはいかねば!と行って参りました。
トークイベントがあるというので、それも目的に。
======================
「あすなひろし原画展」の開催に伴い、あすなひろしの再評価に当たって大きな役割を果たされているマンガ家、みなもと太郎先生とあすなひろしの代表作の一つである「青い空を、白い雲がかけてった」シリーズに登場する夏子先生のモデルとなった、あすなひろしの実姉、今中鏡子さんを招いてのトークイベントが催されます。
あすなひろしの隠れたエピソードに触れられる貴重な機会です。皆様のご来場をお待ち申し上げております。
日時:7月4日(日)15:00スタート
======================
神保町から会場への道は、日曜日で閑散・・・
「あんまり行く人いないのかなぁ?」と思いつつ
会場につくと、中はびっしり・・・入り口に列ができるほどの
盛況ぶり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4d/747ba172f34f1a57764fe352fe45638e.jpg)
主催者側も予想外だったみたいで、
半分以上は立ち見(私も立ち見)。
あすな先生のお姉さま・今中鏡子さんいはく、
「4-5人くらいなら座談会にしてみんなでおしゃべりをすれば
いいかな、と思ってなにも考えてこなかった;;」そうで
誰かバトンタッチしてください、とお願いされ、
実際トーク後半、会場からCOMの元編集者と、みやわき心太郎先生を
ひっぱりだして(笑)バトンタッチ。
いや、おしゃべり楽しかったですし、いじめられっこだった
あすな先生をかばった話など、まさに夏子先生☆
会の仕切り方もてきぱきとされていて、
実に颯爽とカッコイイ!
(息子さん=あすな先生の甥っ子はデザイナーで、
会場企画もされたそう。会場を撮影されていました。
どことなくあすな先生の面影があります。)
メモしたり録音されてた方がおられたので
また詳細アップされると思いますが。ざっとメモ。
●くえないマンガ家で派遣組織を作っていて
あちこちの先生のところに派遣→相性があうと定着。
●紙質の悪さ
●「16ページもかけるはずがない」「そんなにいるのか?」という編集部。
長編という発想がなくページがもらえないので、
どうしても1ページのコマ数が増える。25コマなど・・・。
みなもと先生のあすな先生へのものすごいファンっぷりも
感動でした。(偽名の作品を一発で見分けたそう。
当時の作品をファイルにいれておられ、数点を大切に見せてくださいました。
ファンたるものかくあるべし!)
1日かかっても追い切れないだろう、
興味深い話でいっぱいでした。
あすな先生が水野英子先生に恋してたというロマンティックな暴露話も。
(本当は水野先生も呼ぼうと思ったけど、来訪者が少ないと
失礼なのでやめたそう。残念!!!)
・・・最後の闘病のお話は胸がつまりました。
あすな先生、晩年は肉体労働をされていたんですね。
知らなかった・・・
なんだか、先生の作品そのもののような
まっすぐさ、まじめさ、そしてある種のおん念に近い信念、
あの時代の空気を感じました。
同時に、あすな先生のお話を読むと、いつも心の中に
もやっとした塊が残ったなぁ、という記憶も甦りました。
忘れてたなぁ・・・
私はわかってませんでしたが、著名な方がけっこうこられてた
みたいで、イベント後、あちこちでグループができて
業界話に花が咲いていました。
締め切りがー、とか、今度の作品はー、とか
現役マンガ家さんがけっこうこられれたのかなぁ?
ご年配の方は編集サイドかな?
■■■
会場は撮影可でした。ふとっぱら☆
でも写真では再現できない、という自負もあるからかも。
実際、細かい線描写はマクロ撮影でも写りません。
みなもと先生が「漫画家を志す人はデビュー前に
あすな先生の原画なんてみるもんじゃない」と
おっしゃってましたが、なんとなく理解。
一部ですが、アップ。
(途中で、撮影する気がなくなるほどの美しい描写でした)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/22/d6e0980d7548a8a68385bf489a125d61.jpg)
全部白抜き線。ホワイトを使わず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/9f/88b84d8cf8f735fb81573b042e40d758.jpg)
スクリーントーンではなくかけあみ+白抜き線。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/3d/fab8b6fc5a374c2c02394a7d20d738ef.jpg)
セロ弾きのゴーシュ。1コマのこの表現力。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/bb/51ac723f412273eef560b6dbf6e247fc.jpg)
少女マンガ時代。水野先生の影響大。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/5d/0057d91fb00648f8c316d21992cfc73c.jpg)
引き込まれる構成力。
●会場風景
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/e4/cfa19c18f48da4237477771268e030b9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/92/a2d27296f0cb6ce02be68f86b1a476ef.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e8/b09486f0f087e98fef83161fb9167285.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/39/28d86f717a8dfa22c80829d74817465e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e0/3c7fe3babb49b116d778433a812134b5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/7c/a1e91bf0831992185ce83cbcfa29cb5e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/9d/f3430afbe5c56294bb229dcec974d968.jpg)
夏子先生♪今中鏡子さん。魅力的で素敵な女性でした。
いつもあすな先生がひざの上にいて、今も赤ちゃんの時の頭のにおいが
離れないとか・・・兄弟っていいな。
「あすなひろし」のロゴがなつかしい。
私の頭の中で、あすな先生と水野英子先生はわかちがたく結びついているのですが、理由はわすれました。アシスタントしていたとか…?
写真いっぱいありがとー!
そういえば、撮影禁止も携帯禁止も筆記具禁止も傘禁止も何も書いてなかったなぁ。(萩尾望都展では当然だけど、禁止と入口に明記してありました)
あすなひろし先生は「ネットで漫画が読めれば便利なんだけどな~」と病床で仰っていたそうで、追悼サイト内の画像も二次使用の規制無しの太っ腹。
http://kodansha.cplaza.ne.jp/e-manga/whatnew/news010601.html
↑からは、漫画が1本読めます。
みなもと先生の追悼コメントは、愛と涙に満ちていてウルウル。
COMの編集者は飯田耕一郎氏ですね。飯田氏のブログを読むと、みやわき心太郎氏や秋本治氏も来られていたようです。
ヤマダさんにもお会いしたとのことですが、ヤマダトモコさんのこと?
なんだか凄い空間の中に、NALさんは同時に居たんだ~^^
あすな先生の絵も好きだけど、レタリングも好き。
ふきだしの中の活字より、あすな先生の手描きのネームのほうがずっといい!と原画見て思いましたもん♪
あすなひろし書体というフォントがあれば、絶対ダウンロードして使います!!
うちにある、あすな本いつか紹介するね^^
>ラッコ庵さん、アシスタントもされてましたし、合作漫画もあるようですよ。
思ったのですが、撮影してて納得。
再現できない・・・
水野先生、ちゃとと様が書かれてるように、共作もされていたようです。
見てみたい。
お姉さまに水野先生の話ばかりされてた時期があって
「ははぁ、恋だな」と思ったのだとか。
未完作含む選集が出ていて、買おうと思って立ち読みしたのですが
やっぱりお話が重くて、気軽に手が出せませんでした・汗;
大人になっても受け止め切れないのかぁーーー
(少女マンガ編がほぼ完売してたから余計に)
でも、一度きちんと追って読んでみたいです。
フォローコメントありがとう。
ちゃとと様の情報のおかげさまで貴重イベントに
参加できました!サンクスです。
もっと早く確認したらイベントも撮影できたのですがー
トークイベント中録画してる人もけっこうおられたので
どこかでアップされることを期待しつつ。
ちゃとと様だったら、参加者の名前もわかっただろうなぁ。
会場が業界の同窓会かなにかのようでした☆
トークイベントの交代要員がみやわき心太郎先生でしたね。
慎んで修正しますー。
みやわき心太郎先生の作品は多分意識しては読んでないんだけど
ひょうひょうとしたトークが面白かったです。
(エロとは?談義になりかけて、自粛かかりました;)
で、今思えば、私は秋本先生と今中鏡子さんとが
おしゃべりしてるのを見てたかも(汗;
写真をお願いしたくて、ちょっと離れたところで
数名の方達と写真を撮ったりされてるのを待ってたんだけど、
あれがそうだったかも(;;
リンク紹介、ありがとう!
高信太郎氏がアシスタントとして役にたってなかった話は
トークでもされていました。
『嵐が丘』『オーケストラの少女』『チップス先生さようなら』・・・
このあたりが私の宝物でした。もう実家にもないかなぁ・・・
で、希望としてはみなもと先生が所有されている
原画の残っていない作品をもとに
原画をおこしてほしいのですが
原稿の完成度を追及するとそれはかなわないのかなぁ・・・
>あすな先生の手描きのネーム
読みやすいし味があるよね♪
アールヌーボーの手書き印刷本に相通じる完成度。
あすなひろし書体、私も欲しい!
>うちにある、あすな本いつか紹介するね^^
ヨロシクです!
ご冥福をお祈り申し上げます。
マンガ談義が面白く、トークも巧みで、気骨があって
でも飄々とされていて・・・
元気そうだったお姿を思い出しています。
ご冥福をお祈り申し上げます。