DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

落語娘★8/7 九段会館 試写会 

2008-08-07 | ドラマ・映画・演劇・アート
落語娘

落語娘 - goo 映画
●監督:中原俊
●出演:ミムラ/津川雅彦/益岡徹/伊藤かずえ/森本亮治


予告編を見た時から「いいなぁ」とそそられてた映画。
で、その予感にたがわず「いいなぁー♪」という内容でした。
大好きな津川雅彦さん♪とTVドラマの「斉藤さん」で好演した大きな口と目が魅力的なミムラさん♪の共演。
個人的には落語映画っていうのもポイントが高くって、好物がうまくはまった感じ。

閉鎖的で独特な芸人・男社会な落語界、そういう場だと納得して、セクハラ含めいろんなことを前向きに乗り越えていくミムラさん演じる主人公の香須美さんの頑張りが、ほどよい。(なにがなんでも、ではなく、スポ魂ノリでもなく)
昭和臭ぷんぷんなスケベでいい加減なオヤジたちも、「そうそう、こゆやらしー空気あったよなー」と、ほどよい。・・・今もオヤジワールドってこんなもんなのかな?よくわからないが、昔は親戚のオヤジたち・会社の上司たちが集まると、こゆなんともよどよどでネバっこいスケベな視線や空気を感じたものであった(んも鳥肌モノで大嫌いだったが、懐かしく思う時が来るとわ、あっしも年老いたものよのうw

で、予告編で、すっごい色気に「これは見なくては!」と思わせてくれた津川さん。
昔から大好きな男優さんですが、もう予想以上に色っぽくって、いやらしくにやけた表情、きりりと眼光鋭い演技、どのシーンも大満足!!!うーん、なんてチャーミングなんでしょう♪
声がまたいいんだなぁー。彼の落語が聞けただけでもホントに儲け物であった。
・・・三千世界の鴉を殺し 主と添寝がしてみたい、なんて、ついつい都々逸が口をついて出るってもんです<え”

なんというか、銭湯に行って、帰りに近所の小さな映画館でソフトクリームを食べながら見たい、そういう空気感の映画。(・・・って表現をわかってくださる方っておられるのだろうか?・・・ま、いいか?)

ところで。わたくし、実はけっこう落語が好きです。
子ども時代に米朝さんにはまって(うどんをすする名人芸に惚れたw)、その後もTVで寄席を見るのがなにより楽しみ♪とゆー時期がありました。大阪在住時代、今はなき阪急ファイブでオレンジ寄席というのをやっていて、今は亡き枝雀師匠の舞台を聞くために何度か通いました。あの「おひ~さんが~ ピカ~~~~~~ 」を生で見れたのは自分的には財産だと思っております。

落語の語りというのは、なんというか、空間に映像を結ぶ表現力があって、ものすごーくビジュアルなんですよね。で、それを聞かせる言葉って、歌と同じで、声に力がないと伝わってこない。言葉が心地よい・気持ちいい。それにはやっぱりこちらに迫ってくる&耳を開かせる色気と艶が必要だと思う。

そういう意味で、津川さんの落語は、プロの落語家の語りではないとしても、ものすごぉく好みでした。ミムラさんは落語はちょーっと;;;でしたが、役柄がぴったりだったと思います。欲をいえば、もすこし大胆でもよかったかも?

ひさびさに寄席に行きたくなりました。

映画 「落語娘」予告 Movie trailer


ピンクの浴衣姿でしっとり決めたミムラに、津川が「おっぱいが、かたくなだ」(?)発言 - goo 映画
コメントも年季がはいったエロおやじ加減がいいっすね♪

ミムラさんの公式サイト。
mimulalala.
『冷や汗たらり』が思いがけず怖かった;
なかなかお話上手ではないですかー。本気でファンになろうかなー。

おまけ:
寿限無(wiki)
寿限無、寿限無
五劫の擦り切れ
海砂利水魚の
水行末 雲来末 風来末
食う寝る処に住む処
やぶら小路の藪柑子
パイポパイポ パイポのシューリンガン
シューリンガンのグーリンダイ
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
長久命の長助


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コメント (2)
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