鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

この胸いっぱいの愛を

2006-08-13 03:12:29 | 映画(邦画)

「この胸いっぱいの愛を」 2005年
監督:塩田明彦
出演:伊藤英明、ミムラ、勝地涼、宮藤官九郎

公式ページ

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一大ブームを巻き起こした「黄泉がえり」の原作を書いた
カジシンこと梶尾真治の作品の映画化です。

柳の下の2匹めのドジョウは…やっぱりいないかも。
多分こうかな?と先が見えちゃうぶん、感動ウスめなんだな。
黄泉がえりに比べて、話がメロドラマすぎるのもちょっとね。
関係ないけど、ミムラがどうしても管野美穂に見えるのは私だけ?(汗)

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出張で、自分が子供時代を過ごした北九州の門司を訪れた鈴谷比呂志。
昔と変わらぬ風景を懐かしみ、その頃住んでいた祖母の旅館を尋ねた彼は、
そこで一人の少年に出会う。
見覚えのあるその姿は、20年前の自分自身だった。

混乱して町を彷徨ううち、比呂志は、九州までの飛行機で一緒だった
二人の乗客と出会い、自分たちが確かに、過去の世界にいると確信する。
なんのために、自分たちはここに来たのか。
乗客の一人、臼井は、自分が出会ったもう一人の乗客の、盲目の婦人の例を出し、
何か自分たちがこの時代でやり残したことを、もう一度やりなおすために
来たのではないかという。
そして、比呂志には確かに一つだけ、心残りな思い出があった。

いつも、比呂志を可愛がってくれた「和美姉ちゃん」。
バイオリニストを目指していた彼女は、この頃、難病にかかっており、
絶望のため手術を拒否してこの世を去ってしまうのだ。

今度こそ、和美姉ちゃんを助ける。
比呂志はそのために、実家である旅館に住み込み、昔の自分と共同生活を始める。

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うーん、黄泉がえりがすごく好きだったひとは、一度見てもいいかもしれない
…て程度かな。
悪くはないんだけど…別にすごく良くもない、ていうか2番煎じの域を超えない。
どうせならもっと原作に近く、SF色を強くすれば良かったのに。
5段階評価で常に真ん中? って感じで心に残らないなぁ。

ただ、黄泉がえりを見なかった人&純愛モノが好きなひとには、
案外ウケるかもしらん。


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