鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

あらしのよるに

2006-07-23 03:34:11 | 映画(アニメ)

「あらしのよるに」 2005年
原作:きむらゆういち
声優:中村獅童、成宮寛貴、竹内力、山寺宏一ほか

公式サイト

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シリーズもの絵本として、NHK教育の読み聞かせなどでも有名な作品なので、
小さいお子さんをお持ちの方なら、一度は耳にしたことがあるのでは?
私自身も、数年前にNHKの番組で見て、好きになった話です。

…とはいえ、私が好きなのは一話目まで。
なんで続編作っちゃったのかなァと、少し残念に感じる絵本でもあるかな。
続編を求める声が多かったから、ってことなんだけど…
『あの話はあそこで終わるからいいんだよ、わかっちゃいねえなァ』て気分。
これからどうなるんだろう? って、読み手がそれぞれに、
その先を想像する楽しみがまるでなくなっちゃったよね。

ところで今回は、映画側のレビューは殆ど形を成していません。
だって…見たら、妄想しか出てこなかったんだもん…詳しくは後で。

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ヤギのメイと、オオカミのガブ。
食うものと食われるものとして、仇敵の関係の二匹は、ある嵐の夜に雨宿りのため立ち寄った廃屋で、
お互いがなんであるのか知らぬまま、意気投合してしまう。
後日、相手の本当の姿を知ったあとも、二匹の友情は変わることはなかったが、
それは互いの仲間たちには決して明かすことのできない、秘密の関係でもあった。
しかし、ついにそれは明るみに出て…

===

ええと…映画なんですが。見てて、その…
…なんか、すっごい赤面モノだったんですけど!!
メゾン・ド・ヒミコの後でこういうレビュー続けて書くとナンなんだけど…
いや、これは…なんというのか…ホモっぽい…ような。

メイのあの鼻にかかった声と流し目で
『でも…いいんですか? 私なんかと付き合って』とか
『あなたといると、何故かホっとするんです(フフっ)』
なんてされると何故かドギマギしてしまうのですが(汗)

しかも夜中に(わざわざメイに気を遣って夜中に!)獲物を狩りに行ったガブに対して、
『また殺してきたんですか?』
『…でも、イヤなものはヤなんです(ここで拗ねたように背中を向ける)』
なんていうメイのツンデレぶりと、
『俺にどうしろって言うんでやすか!』と困り果てるガブの姿はどう見ても痴話喧嘩…。

そしてクライマックスの『ガブになら、食べられてもいい』というメイ。
その後記憶を失い、自分を食べようとするガブに対して、
『今のガブは、ただのオオカミだ。今のガブには食べられるのはイヤだ。
こんなことなら、出会わなければ良かった!』
と涙するシーンには…

一体こりゃ誰向けの映画ですか?!(腐女子向けか?!/汗)

いやいやいやいや! 私は決して所謂腐女子では…
た、確かに、そういう世界があるのは知ってますし、ディープ過ぎないものは好きですけど…
でも、この映画はあまりにもッ!(汗)

一体、何がそう思わせるんだろう…オオカミとヤギ、という関係が悪いのか、
それとも、メイ役の成宮くんのあの甘えた声がそもそも悪いのか(汗)
こんな子供向けの感動サワヤカ話で、妄想ぐーるぐるだった私は、一体どうしたら良いのでしょう(汗)

このレビュー(?)を見て、素直にこの映画を見られなくなった方に、最後にごめんと謝っておきます。


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