鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

「ハッピーフィート」

2007-07-29 02:44:58 | 映画(アニメ)
「ハッピーフィート」
監督:ジョージ・ミラー
公式ページ(激重)
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ペンギンのヒナヒナが踊る様子が可愛いかも!と、半ば「癒し」目的で借りた映画だったんだけど。
…内容は…うーん、あんまり癒されない…
皇帝ペンギン達が、ペンギンの癖に妙にメリハリボディなのは気色悪い…
主人公のマンブルが一人だけヒナ毛のまま身長が伸びているのも、なんか異色…
これは「可愛い」って感じじゃないよぅ(涙)

とりあえず、主人公の声はイライジャ・ウッドらしい?

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歌で愛を語る皇帝ペンギンの中でも、優れた歌い手である両親のもとに産まれたマンブルは、
どういうわけか天性の音痴。ただ、その代わり、たぐいまれなダンスの才能を持っていた。
しかし、伝統に拘る一族は、ダンスを下品なものと決め付け、受け入れようとしなかった。
歌の才能がなければ恋することさえ許されない。
周囲の冷ややかな目の中で、孤独に生きるマンブル。
ある日、陽気なアデリーペンギンたちと出会ったマンブルは、彼らの手を借りて、
幼馴染のグローリアにダンスで告白するが、それが長老たちの怒りを買い、
ついには群れから追放されてしまう。
『魚が獲れなくなったのは、お前のような異端者がいるからだ』
そんな長老の考えに疑問を抱いたマンブルは、友人達とともに、魚が獲れなくなった原因を探るため、
「エイリアン」…何もかも破壊し、殺し、食べてしまう化け物たちのいる場所へと向かう。
そこに現れた人間の漁船を追って泳ぎ続けたマンブルが、力尽きた末に行き着いたのは、
動物園の檻の中だった。

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可愛いハッピーな話なのかと思ったら、マジな部分も多くて…しかも気になることがー…
ねえねえ、これに出てくる「エイリアン」て日本人じゃないの?(汗)

途中で「エイリアン=人間」に対して「奴らは鯨を殺して食べる」と
やたら強調して言う部分があることもそうだけど、
わざわざ南洋まで遠洋漁業して、あれだけ魚をがっつり獲る国を、私は日本以外に考えられない。
悪役か、悪役なのかわしらは!(汗)

うーん、まぁ、鯨に関してはさー。
簡単に繁殖できて頭数を管理できる牛豚のような家畜と違い、
まだまだ生態に謎のある動物ですから、そこを獲るのに抗議が来るのは、
まだ納得もできるんですが。
ていうか、鯨喰わなくても別に困らないし。
でも、魚を食べる国の文化や歴史の違い、というものもきちっと認識してから抗議して欲しいのねん。
感情的に、あんな神秘的な生き物食べるなんてアンビリーバボー!なんて言われても、
ぜんっぜん心に響かないし。

…ただ、普通の漁に関しては、網で一気に何トンも獲られる魚のうち、
一体どれだけ実際に人間の口に入っているのかは、ビミョーなところ。
売り物にならない、いわゆる『雑魚』として肥料や飼料に使われたり、その場で捨てられる魚…
それに、スーパーで売れ残って捨てられる魚は、一日どのくらいあるのだろう?

日本人は魚をよく食べる…とはいえ、最近は国民の魚離れも進んでいると聞くし。
うちだって、そうそう魚食わんよー。料理面倒だし、鮮度で全く味が違うから選び難いし、
料理した後の生ゴミ匂うし。
刺身とか干物とか。いいとこ切り身。新巻一本貰うと、むしろゲンナリする。
アタマ落とすところからして、非力な私には大変なのよ!

話が若干それましたが。
現実、南極のペンギンたちは本気で大変らしいですヨ。
以前特番でやってたのですが、温暖化の影響で、本来降らない雨が降るようになり、
ヒナたちが死んでしまうケースも多くなっているのだとか。
(ヒナ毛は寒さには強いけど、防水機能が無いので濡れると体温奪われてアウトなんだって)

…どうせなら、漁業反対運動じゃなくて、こっちをテーマにすれば良かったのに。
 個人非難みたいなテーマは器が狭いよな…
なんて、思ってしまうのは、私が日本人だからかな?(笑)


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