街道を歩く

旧街道を中心に歩く旅日記。歩行距離は、2021年11月以降は活動量計の表示にしたがっています。

上街道

2017年05月05日 21時01分35秒 | 街道を歩く
古代の官道であった上ツ道(かみつみち)をベースにした上(かみ)街道を興福寺の裏手から大和朝倉まで歩きました。
暗越奈良街道と初瀬(はせ)街道を結び、大阪からの伊勢参りに使われた伊勢街道の一つでした。

暗越奈良街道のゴールであった奈良県里程元標のある場所からスタート。



里程元標の横にある高札の裏側にいたネコ。



猿沢池。



政争に巻き込まれるなどして悲運の死を遂げた人々の霊を祀るために創建された御霊神社。



帯解駅の近くにある帯解寺。安産祈願の寺として知られ、皇后陛下、雅子さまなども祈願されたとのこと。



天理市に入ります。楢(なら)神社。かつては楢大明神と呼ばれ、鬼子母神が祭神の一つとなっています。



櫟本にある長林寺。寺名の刻まれた石碑が卒塔婆の形になっています。



「右なら 左たつたみち」などとある道標。櫟本にて。



天理教の甲賀詰所。沿道ではここ以外にも各地の詰所がありました。信者でなくても宿泊可能で料金も安いそうです。



丹波市の宿場町・市場跡にある木製アーケード。市場の名残とのことです。



芭蕉の句碑。「草臥(くた)びれて 宿かる比(ころ)や 藤の花 はせを」とあります。『笈の小文』所収。
句碑の横にあるのは藤棚です。



大和(おおやまと)神社。祭神の分霊が戦艦大和艦内に祀られていました。



矢矧塚(やはぎづか)古墳。前方後円墳ですが、後円部がこの街道によって削られているとのこと。



柳本~巻向間にてJR桜井線を臨む。



桜井市に入ります。巻向駅を過ぎたところでJRを跨ぐ。右に見える道を進みます。



奥に見えるのは箸墓古墳。邪馬台国候補地の一つである纒向(まきむく)遺跡の古墳群において、盟主的古墳です。



三輪にある大神(おおみわ)神社の大鳥居。



大和川(初瀬川)沿岸にある仏教伝来の地の石碑。ここは難波津から大和川を遡行してきた舟運の終着地でした。
百済の聖明王の使節が仏像や経典を持ってこの地に上陸したことから仏教伝来の地とされています。



「慈恩寺北」交差点。ここで、伊勢へ向かう初瀬街道に接続します。3万4261歩、1歩60cmで20.6kmでした。



近鉄大和朝倉駅より帰宅。

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