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フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

沖縄を読む

2011-02-21 18:42:10 | お勧めの・・・

沖縄にはまってまだ日が浅いが、沖縄を目に耳にすると、ちょっと気になる存在になっている。でも沖縄は遠いから、超多忙な身にはなかなか行かれない。

仕事の帰り道、フラッと立ち寄った本屋さんで沖縄本の新刊をみつけ、それだけですっかり沖縄気分。

『新書沖縄読本』 講談社現代新書 945円

沖縄の空と海を思い起こす水色の表紙に、<沖縄を知ることは 日本を知ることだ>とある。「癒しのイメージの裏で、長寿伝説の崩壊、格差、基地、サンゴなどで島は揺れる。近年の野球の強さ、音楽の魅力の源泉とは」 「《沖縄ブーム》に深く関わった著者たちが、リアルな沖縄の歴史といまを照らし出す」と紹介されている。

内容は、沖縄のいま・沖縄という場・沖縄と日本・離島にて・沖縄から遠く離れての5部からなる。400ページもあるこの本、沖縄がつまっていそうと早速購入。帰宅が待ちきれず歩きながら斜め読み、沖縄が隅々までたっぷり、どっしり。

この本に関わった人は、「《楽しい沖縄・愉快な沖縄》も沖縄の大切な一面ですが、いまぼくたちが本気で見つめなければならないのは《苦しい沖縄・悩める沖縄》です。その意味で、この本には《沖縄の真実》が詰め込まれていると自負しています。密度の濃い本になっています」とその思いを伝えている。

 

私の沖縄は、いわゆる観光をあまりしていない。自分で運転しないので、案内人の連れて行ってくれるまま。おかげでガイドブックに載らないところ(もの)や人々の生活をたくさんみている。私の 《楽しい沖縄・愉快な沖縄》 は食べ物や音楽、 《苦しい沖縄・悩める沖縄》 は基地、街を歩く米兵と特別ナンバーの車、そして何より印象的だったのはコザの裏道でみた女性が立つ簡易ハウスとその奥にある教会(日本基督教団コザ教会)。

2009年秋に初めて沖縄に行き、昨年2010年は4回行った。本にもでてくる、廃墟と化した中城(なかぐすく)高原ホテルにドキドキしながらコワゴワ忍び込み、また中途で断念されたリゾート開発もみた。戦争の地では、そこで流された血や命を想い、祈った。そういう沖縄をたくさんみたら、沖縄の真実は? 沖縄が直面しているのは?  ・・・考えさせられることが何度もある。

 

この本を読んだら、またすぐに行きたくなった。今年2011年はいつ行かれるかしら、3月はとても無理、4月にはどうかしらと書き込みいっぱいの手帳とにらめっこ。行きた~い、沖縄!   



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