オルガ・シシューキナさんの音楽に酔いしれた贅沢な一日。
コンサート:14時~ 牛込払方町教会にて。
カンテレ(フィンランドの伝統民族楽器)では、バッハ、ドビッシー、フィンランドの曲など。
グースリ(ロシアの古楽器)の起源は11世紀に遡る。同類の楽器はカンテレをはじめ、バルト地域、インド、中国、アラビア諸国と世界中にあり、現在のグースリは19世紀終わり頃に整えられたという。
ときに力強くパワフルに、ときに優しくソフトに・・・、オルガの手は魔法の手。40人の聴衆はただただ感動の午後のひととき。
コンサートの様子を、カンテレ生徒さんがご紹介くださっているので、是非ご覧ください。デジブック 『 Olgaその芸術 』
http://www.digibook.net/d/1f15ef13a05eba31b8e6d930e97c1fc0/?m
ワークショップ:18時~ フーガ教室
カンテレよりずっとかたい弦はピアノ線。ピックはギター用よりずっと小さく、三角の形も二等辺三角形に近い。姿勢、腕の角度、手の構えなどの基本、そしてグースリテクニックをひとつひとつ丁寧に教えてくださる。カンテレに応用してみるが、簡単そうに見えても悪戦苦闘、「リラックス、脱力」と教えられても、肩や手に力が入りこちこち。また最新の小型カンテレテクニックも学び、歌いながら楽しく合奏。
同行のコイスティネン社(カンテレメーカー)社長のハンヌは、「大きなホールで大勢の人にカンテレを聴いてもらいたい」と大形のコンサートカンテレやエレキカンテレを開発した人だが、二人の夢は、グースリをもっともっと世に広めるために、カンテレ同様、大型化やエレキに開発することとか。力強く語るハンヌの目がきらきら耀いていた。
その後皆で夕食へ。和食のリクエストがあったので、日本酒や日本食をたっぷり召し上がる。カンテレ談義で世はふける、なんとも贅沢な一日だった。
カンテレ、どうぞ楽しみながら続けてくださいね。