「統一原理」はコングロマリット
旧統一教会は、宗教団体を名乗る「コングロマリット」
現在「世界平和統一家庭連合」と呼ばれる「旧統一協会」は宗教法人です。旧統一教会は1954年に韓国で文鮮明(ムンソンミョン)を教祖として発足した宗教団体ですが、その全体像は宗教団体を名乗る「コングロマリット」(他業種巨大企業)として理解する必要があります。
旧統一教会の三つの柱
旧統一教会の活動には三つの柱があります。
➀ 経済部門(霊感商法や献金活動)
一つは財政を担当する経済部門で霊感商法や献金活動を担っています。献金を求めることだけでなく、先祖の供養のためと脅して、「つぼ」や印鑑などを法外な値段で売りつける霊感商法など多岐にわたっています。
➁ 「反共」の政治部門
もう一つは、「反共」を掲げる政治部門です。
➂ 文鮮明をメシア(救世主)とする宗教部門
そして、その教義は文鮮明をメシア(救世主)の再来として信仰することです。一見キリスト教をなぞっているようですが、「エバ(イブ)が蛇に化けたルーシェル(ルシフェル:悪魔・堕天使)と関係してエバはけがれ、エバがけがれたままアダムを誘惑して関係したことによってアダムもけがれ、その子どもたちである人類はその原罪を担っている」という荒唐無稽な「原罪論」を原点として、この原罪により祖先は地獄で永遠の苦しみの中にいるので、メシアの再来である文鮮明を信仰することで,はじめて救われるというものです。
宗教団体は公益性を持つ、とされているが、人生を破壊する旧統一教会に公益性はない
そもそも宗教は人々の幸せのためにあるもので、その公益性から、古くから特別な地位を与えられてきました。日本では、宗教法人は公益法人として税の免除や、預金や土地などを法人名義とすることができます。ボクは駒澤大学だったので、宗教法人の恩恵で授業料が安くて助かりました。しかし、宗教法人の「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)」は社会の福利を増すのではなく、高額の献金や、壷や印鑑を高額で信者に売るなどして、信者やその家族の生活を破壊してきました。これは、宗教によって人生が盗まれているということです。宗教は本来、人生を救うもののはずなのに「旧統一教会」は人生を破壊するのですから、公益性は皆無と言わざるを得ません。
被害者救済法はできたが…
つまり「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)」を一般の宗教法人(宗教)と考えることに問題があると言えるでしょう。「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)」 の被害者を救済するため被害者救済法と改正消費者契約法が12月10日に成立しました。しかし、被害者を生む根本の「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)」やカルト宗教の構造については取り残されたままとなっています。「献金」や「奉仕」など伝統的宗教でも行われていることと、カルト宗教のそれとは質が違うという認識が必要です。
問題あるカルト教団の活動をどのように制限するか考えるべき
私たち一人ひとりの問題として「宗教」との向き合い方を考えることが重要です。被害救済の前に、問題あるカルト教団の活動をどのように制限するかを考えるべきでしょう。(近)
(編集部より)
統一教会については、「住みたい習志野」でも、たびたび採り上げてきました。
「国葬・統一教会」のブログ記事一覧-住みたい習志野
こんな動画もあります。
「わが父 文鮮明の正体」
「六マリアの悲劇」
”統一教会”と性教育(と安倍氏、山谷えり子氏)
「エバは蛇にそそのかされて木の実を食べた」という聖書の記述を極端に性的に理解し、「エバは蛇に化身した堕天使・サタンのルーシェルと性交し、けがれたままアダムとも性交したので、その子孫の人類はみなサタンの血統になってしまった、という『原罪』を負う。メシア文鮮明の祝福を受けることによってサタンの血統から神の血統に生まれ変わる、そのために合同結婚式や献金、霊感商法をやる、という統一教会。キリスト教とはまるで違う教義なので、韓国ではサイビ(似而非)宗教=インチキ宗教とされています。
統一教会の正体 - 国民が知らない日本の危機
聖書の創世記に登場する人類始祖アダムとエバは、神から善悪知る木の実を取って食べてはならないという戒めを与えられていた。しかし、エバは蛇にそそのかされて木の実を食べてしまい、アダムにも食べさせる。怒った神はアダムとエバを楽園から追放してしまう。
統ー協会の教義、統ー原理では、この物語が比喩であると説いている。蛇とはサタンつまりルーシェルという名の天使のことで、善悪知る木の実を取って食べるとは性交を行うことであると説いている。神の戒めが解除される前にルーシェルとエバが性交を行ったため、それは神の願わざるもの、すなわち淫行となってしまった。更にその後エバがアダムを誘惑してアダムとエバが淫行を行ったため、神の血統として生まれたアダムとエバはサタンの血統となってしまう。サタンの血統となった人類を神の血統に戻すために生まれてくる存在がメシヤであり、イエス・キリストは最初のメシヤであった。イエス・キリストから祝福を受けることによって人類はサタンの血統から神の血統へと生まれ変わるはずであったが、イスラエル民族がイエスを異端として不信したため、彼を十字架に架けて殺してしまう。
文鮮明が、イエス・キリストの果たせなかった使命を背負った再臨のメシヤであり、文鮮明から祝福(合同結婚式)を受けることによって人類はサタンの血統から神の血統へと生まれ変わることができる。
(TBSNEWSDIGより)
「カルトの花嫁」元2世信者らが“旧統一教会”は日韓外交問題と訴える理由「韓国本部にメスを入れないと何も解決しない」 | tbcニュース│tbc東北放送
7月の安倍元総理銃撃事件をきっかけにクローズアップされた旧統一教会を巡る問題です。献金被害者の救済法が成立し、解散命令の是非を検討する質問権の行使が続いています。...
tbc NEWS
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