住みたい習志野

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ミャンマーで拘束された久保田徹さんが語る「ミャンマーの今」

2022-12-08 14:04:29 | ミャンマー

ミャンマーで拘束、10年の刑を受けた後解放された久保田徹さんがラジオ番組で「ミャンマーの今」を語ってくれています。

ドキュメンタリー映像作家・久保田徹さん <西靖・谷口キヨコのもっと聴きたい!火曜日 2022.12.6放送>

(15分くらいから1時間1分くらいまでが久保田さんへのインタビューです)

ミャンマーに行ったきっかけ

高校生の時授業でロヒンギャ(ミャンマー政府に弾圧されているイスラム教徒)のことを知り、日本にいるロヒンギャの人にインタビューしてビデオを作ったりしたけど「こんなのではミャンマーの現実が伝わらない」というロヒンギャの人の反応を見てミャンマーに行くことにした。

ミャンマー人の仏教徒でありながらロヒンギャの救援をする人のドキュメンタリーを作ったことが今回の刑(最初は7年、のちに10年)の理由にされた

「自由を奪われているが芯の強い人」に惹かれる。入管、赤木雅子さん

「自由を奪われているが芯の強い人」に心惹かれ、入管に収容された人たちやモリトモ事件隠蔽で夫が自殺に追い込まれた赤木雅子さんの取材を行った。

自分はジャーナリストではなく、ドキュメンタリー映像作家です。

ミャンマー、一見静かに見えるが…

今のミャンマー、一見クーデタ前と変わらない、静かな生活をしているように見える。でも路上生活者で、物乞いをして得たわずかなお金を軍人に奪い取られた人が、インタビューにこたえてくれた時も密告者や警察が周りにいないか気にしたり、という状況。Facebookに投稿しただけで逮捕された人もいる。

30秒だけやってすぐ解散するデモは毎日

すぐにつかまってしまうので、大々的なデモはできないが、SNSで連絡を取り合い、限られた場所、時間で30秒とか、1分ぐらいでやるフラッシュ・デモは毎日のように行なわれている。

つかまった時の状況

僕がつかまったのは、その30秒デモを撮影した時でした。

現場に秘密警察や私服が潜んでいた。デモを30メートルぐらい後ろから写して、通行人のふりをして帰ろうとしたら、車から軍人が飛び出してきて銃を突き付けられ、叫ばれた。ひざをついて手錠をかけられ、警察署に連れていかれた。

無理矢理撮られた「横断幕を持つ写真」がでっち上げに使われた

薄暗い中で軍人が3人ぐらい突っ立っていた。デモを扇動した、とか横断幕を作った、とかデタラメなことばかり言っていたが、さからうと裁判が長引くので、あえて黙っていた。

取り調べの時横断幕を持たされて写真を撮られ、「これが証拠だ」などとでっち上げられた。

逮捕されたことさえ隠され、闇に葬り去られる可能性もあった。

身体中湿疹ができたが。周りの人たちから「ここへ来た人の通過儀礼。そのうち慣れるよ」なんて言われた (笑)

解放は当日の朝知らされた。

久保田さんのおすすめ、ミャンマーデモでも歌われる「民衆の歌」

その久保田さんが選んだ曲がこれ、レ・ミゼラブルの「民衆の歌」

ミャンマー語バージョン

日本人にやって欲しいこと

先週は7人の大学生に死刑判決が出た。日本人にはこんなことをお願いしたい。

① 日本政府はミャンマー軍部にちゃんと物言っていない。経済的なつながりもあるので。そのことを知って欲しい。

② クラウドファンディングの寄付

③ 難民を認めるよう政府に要求して

日本は難民をほとんど受け入れていない、だからミャンマーの人たちも日本ではなく、カナダに難民で行こうとしたりしている。

番組のMCが「自己責任論なんかに負けるな」とエール

MC:こういうジャーナルな視点を持った人がつかまると、「自分の意志で行って国に迷惑をかけた」なんていう人が必ず出て来る。

久保田:ネットでは「観光ビザで入ったのは自業自得だ」なんていうのが多かったが、それについて言うと、観光ビザしかなかったんです。今はジャーナリストビザが出た、という話は聞いたことがない。

以前CNNがジャーナリストビザで入ってインタビューした人が全員逮捕される、ということもあった。僕のような者には観光ビザしかないんです。

MC:僕たちよりしなやかな方だと思いますが、そんなの気にせんといてください。それはもう放っておいてください。

ミャンマー民衆に寄り添う日本人ジャーナリスト達と、ミャンマー軍部を支える岸田政権 - 住みたい習志野

 

 

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ドイツで元王族、右翼政党の元国会議員、軍人、「陰謀論」のネトウヨらがクーデタ計画

2022-12-08 08:10:13 | オスプレイ、安保、平和

このニュース、ちょっとビックリですね。

(VOIニュースより)

ドイツ、右翼団体のメンバー25人を逮捕:政府転覆と武力攻撃を計画した疑い

ドイツ、右翼団体のメンバー25人を逮捕:政府転覆と武力攻撃を計画した疑い

ドイツ、右翼団体のメンバー25人を逮捕:政府転覆と武力攻撃を計画した疑い

ドイツ当局は水曜日に、検察官が国の暴力的な転覆の準備をしていると言う右翼グループのメンバーと支持者25人を拘留し、一部のメンバーは議会で武力攻撃を企てた疑いがある。

VOI - Waktunya Merevolusi Pemberitaan

 

ドイツ当局は水曜日に、検察官が国の暴力的な転覆の準備をしていると言う右翼グループのメンバーと支持者25人を拘留し、一部のメンバーは議会で武力攻撃を企てた疑いがある。

検察官は、このグループは、現代ドイツの正当性を認めていないQアノンとライヒスビュルガーの国家陰謀説に触発されたと述べ、第二次世界大戦でのナチスの敗北にもかかわらず、はるかに大きな「ドイツ帝国」がまだ存在していたと主張しています。

この陰謀は、ドイツのプライバシー法の下でハインリッヒXIII P.R.として特定されたドイツ王室の元メンバーを将来の指導者として想定しており、別の容疑者であるリューディガーV.P.が軍の司令官であると、検察庁は12月7日にロイターを引用して述べた。
 
現役兵士と一部の予備役も調査対象者に含まれていたと、軍情報局のスポークスマンはロイターに語った。現役兵士はエリートKSKドイツ連邦軍のメンバーであり、近年、多くの右翼事件のためにオーバーホールされています。
 
ドイツの国内諜報機関は約21,000人をライヒスビュルガー運動と関連付け、そのうち約5%が右翼過激派と見なされていることが知られています。
 
(TBSニュース)
 
 

(「はちま起稿」の記事より)

【21世紀】ドイツ、クーデター未遂容疑で25人逮捕!首謀者は古い貴族の末裔、ドイツ帝国に模した新国家樹立を目論む : はちま起稿

貴族出身の「ハインリヒ13世」を名乗る71歳男性が、クーデター計画の中心だったとしている

・クーデーター計画には、ドイツ警察がかねて監視対象にしていた極右勢力「ライヒスビュルガー(帝国の住民)」運動の関係者も含まれているという

・この極右運動に参加する約50人の男女が、現在のドイツ連邦共和国を転覆させ、1871年のドイツ帝国に模した新国家「第二帝国」を樹立しようとしていた

・複数報道によると、計画には軍を組織する内容も含まれており、現役の軍人と元軍人がクーデター計画の重要な部分を占めていた。精鋭の特殊部隊出身者もいたという

捜査対象者には、陸軍特殊戦団(KSK)の隊員もいた

「ハインリヒ13世」は、ドイツの古い貴族ロイス家の末裔。現チューリンゲン州の一部は1918年まで、ロイス家の領地だった

ロイス侯ハインリヒ13世は右翼陰謀論を信じており、ロイス宗家からは十数年前に義絶されているとのことです。

ロイス家 - Wikipedia

ロイス家(Haus Reuß)は、ドイツの領主の家系。ロイスの家名を名乗ったのは14世紀からであるが、家系は12世紀に遡ることができる。神聖ローマ皇帝の城代(Vogt)から領主・伯へと発展した一族で、テューリンゲン地方東部のフォークトラント(Vogtland)地方を統治した。1564年に兄弟で所領が分割されて以後、分割相続が繰り返されて多くの家門を分出。1778年にロイス=グライツ家(兄系ロイス家)が帝国諸侯(ライヒスフュルスト)の地位を得たのをはじめとして、一族の4つの家門が諸侯に列した。19世紀半ばには2つの侯国(兄系・弟系)にまとまり、ドイツ帝国の下でも非常に小規模ながら領邦としての形を保った。
ロイス家では、すべての男子が「ハインリヒ」と名乗ることを家法に定めており、その区別のため序数を付する。旧諸侯の直系は断絶しているが、統治者家門ではなかった1系統(ロイス=ケストリッツ家)が存続している。

ハインリヒ13世

クーデタグループが作っていたschatten kabinett(影の内閣)

その中心だった右翼政党の元議員ビルギット・マルザック・ヴィンケマン 

ビルギット・マルザック・ヴィンケマン(Birgit Malsack-Winkemann、1964年8月12日- )は、ドイツの法学者であり、右派ポピュリスト「ドイツのための選択肢」(AfD)の政治家。彼女は2017年から2021年まで連邦議会のメンバーでした。

こちらはアメリカの「陰謀論」グループ「Qアノン」らによるクーデタ計画

「トランプに対する攻撃は真の愛国心に対する攻撃」FBIによる家宅捜索を受け、アメリカでは保守層の内戦を求める声が高まっている(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース

日本でも、統一教会が自民党安倍派と一体化して政治を牛耳ったり、「自民党より右」と言われる極右政党が勢力を伸ばしたり、新たに結成されたりしていますね。「いつか来た道」を繰り返さないようにしたいものです。

 

 

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