火を噴くように強い「蒸留酒」
世界最強の蒸留酒「スピリタス」
世界にはアルコール度数が90度を超えるような強烈な蒸留酒があります。世界最強の蒸留酒は度数96度というポーランドのスピリタスというウォッカです。
ライ麦や大麦、ジャガイモを原料に醸造した原酒を70回以上蒸留してアルコール濃度を高めていきます。
日本で最も強い蒸留酒「どなん」
日本では日本最西端与那国島の泡盛「どなん」が度数60度で最も強い蒸留酒です。
「どなん」の由来は、与那国が土地の言葉で「渡難」(渡りにくい島)、土南(土を盛った南の島)、と呼ばれることから付けられたもの
四大スピリッツ
蒸留酒はエキス分が少なく、エタノールが多く、特にエキス分が少ない蒸留酒をスピリッツと呼んでいます。
スピリッツとはビールやワインなどのアルコール度数の低い醸造酒を火にかけて蒸留してアルコール度数を高くした蒸留酒の事です。
世界にはさまざまなスピリッツがありますが、ウォッカ、ジン、ラム、テキーラが四大スピリッツです。
ウォッカは大麦、小麦、ライ麦やジャガイモなどを原料にした蒸留酒で、仕上げにシラカバの炭でろ過しています。そのためほとんど雑味のないスピリッツとなり、ロシア、東欧以外ではカクテルなどのベースとなっています。
ウォッカはロシアの酒ですが、生産量が一番多いのは現在は米国です。かつてソ連の時代に国民の平均寿命が短く、ウォッカ消費を減らす運動があったため、生産量が減少しました。米国ではカクテルの材料として消費され、現在は生産量、消費量ともに米国がトップです。
ジン
ボクも好きな「タンカレー」は1830年に創業された高級なジンです。
ラム
ラムはカリブ海でつくられた蒸留酒で原料はサトウキビの絞り汁や、搾りかすの廃糖蜜を原料として蒸留したものです。多くは廃糖蜜を原料に作られています。日本では沖縄県などの一部の島でのみ製造が許可されています。
ラム酒というと「海賊」のイメージがあるが、実際に船長が船員のストレス緩和のため飲ませたという。日本ではカクテルに使うほか、身近なところではラム・レーズンや菓子の香り付けに使われている。ラム酒は度数80度ほどの原酒を40~50度ほどに調整している。
テキーラ
テキーラはアステカの古代からリュウゼツラン(下の写真)の樹液を原料につくられていた酒をスペイン人が蒸留して作り上げた蒸留酒。
度数は35~55度で、現在ではいろいろな企画が定められている。本来はストレートで飲むものとされていたが、現在はカクテルの材料として使われている。
ウイスキー、ブランデー、焼酎はスピリッツとは呼びませんが蒸留酒です。楽しみ方はいろいろで、好みに応じて飲まれています。
年末・年始、飲みすぎにはお気をつけて。(近)
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