昨日報告したオガサカ・スプリングキャンプにて、オガサカ板の試乗会が行われましたのでレポートします。
(1) KC-RV17 (165cm・170cm、FM600プレート)普段履きにもできる大回り系のオールラウンド板です。来期の普段履きはどちらかというとTriun SLのような小回り系がいいなと思っていたので、試しに乗っておこうという軽い気持ちで乗りましたが、一発で惚れ込んでしまいました。大回りではターン始動時から摩擦のないレールの上をローラーコースターで走っているかのようなオン・ザ・レールのターン感覚。そしてフォールラインで溜めた板のたわみを山回りで解放させたときの板の走りはたまらなく快感。この板はシビれました。小回りも思いのほか板が回しやすく、オールラウンドの普段履きとして最適。大回り系オールラウンド板にするのだったら170cmがベストサイズでしょうが、私的には165cmの方も小回りがしやすくてなかなかいい感じでした。VISTのプレートを付けたらさらに気持ちよく走るのでしょうね。
(2)Unity Q1 (165cm、FM600プレート)
柔らかいオールラウンド板という先入観をもって乗ってみたら、マイルドな感じよりはかなりかっちりしていて張りがある感じの板。メタルが入っていることとFMプレートの効果でしょうか。そのため大回りでは切れよく走る。小回りもよく回る。コブでは少し走り気味なのでしっかりテールをずらすのがコツ。今回のセットだとUnityという割には意外と脚力が要るように感じたので、もう少しマイルドに乗るのだったらFMプレートなしにするか、メタルの入っていないQ2の方が、板のたわみを容易に引き出せて良い感じの板になるかなあと想像しました。
(3)Triun SL (165cm、VISTプレート)
前回の野沢に引き続き今回も試乗しました。競技板ならではの「走る小回り性能」を持ちながら、高速大回りも楽しめる。小回り系に近いオールラウンド板であるという好感触は変わりませんでした。
Triun SLであれば小回り系のオールラウンド板、KC-RV17であれば大回り系に近いオールラウンド板ということになると思います。どちらの板もすごく楽しい板なので、どちらを選ぶか悩ましいところです。どちらも選んでしまえという悪魔のささやきが聞こえてきます(笑)。