千葉県の小学3年女子児童誘拐殺害事件の容疑者逮捕のニュースを見てショックを受けた。
容疑者は殺されたリンちゃんの小学校の保護者会会長という。
しかも、通学路で見守り活動をしていた男だ。
保護者会会長で、子供たちの見守り活動をしていたのでは、誘拐殺人事件を起こすような人と思われないのが通常だろう。
新学期が始まった。小さなからだに、大きなランドセルを背負った新1年生。
上級生が集団登校の新班長になり、1年生の世話をしながら登校している。
数年前、私の近所が住宅地になり、20軒ほどの家が建った。
そこには小中学生たちがいる。 中学生は自転車で通学し、小学生は集団登校をしている。
朝、住宅地へ出かけたら、母親たちが集団登校の新しい班編成を行っていた。
小学生11人のうち、新1年生は3人、5年生と6年生は1人だけという。
これを二つの班に分け、5年生と6年生をそれぞれの新班長にしていた。
少し離れたところで見守っている私のところへ母親が来て挨拶をした。
「1年生が3人もいるし、班長は新しくなったばかりなので、慣れないために心配です。また、社会人になって初めてクルマで通勤する人たちがいますので、子供たちが交通事故に巻き込まれるのではないかと心配しています」
それに、千葉県で起きた登校中の誘拐殺人事件があるから、心配であることなどについて話した。
母親たちが私を頼りにしていると感じて、うれしくなったし、見守り活動を続ける励みにもなった。
私は今年80歳になる。 老人で体力はないが、子供たちが誘拐・交通事故などに遭わないように、微力ながらも尽くそうと思い、交通指導や下校時の見守り活動を行ってきた。(身体の調子のよいときや、他の用事がないときだけであるが)
昨年は不運にもギックリ腰に3度もなったので、満足に活動できなかったが、今は腰痛ベルトで腰を固め、杖なしで歩けるようになった。
千葉県の事件のこともあるので、子供安全パトロールのチョッキを着て、見守り活動を再開したばかりである。
衝撃的ニュースのあった日の朝、私はクルマの多い交差点に立っていた。
「おはようございます。手を上げて渡りましょう」と、子供たちに注意をうながし、黄色い横断旗でクルマを制止する。
正規の交通指導員が配置された交差点であるが、老体でも何か役に立つことがあればと思い、不定期ながら交通指導をしているのだ。
その日の午後、容疑者逮捕のニュースを見て驚いた。 子供たちの見守り活動をしていた保護者会会長ではないか。
そして、これよりもショックを受けたことがあった。 テレビでリンちゃん殺害事件について評論家たちが、事故防止策を論じていた。
「見守り活動をする人も信用できないから、複数で活動すべきだ」との痛烈な発言。
一瞬、ギョッとした。《見守り活動をお互いに監視しながら行え》というのか。
子供たちを守ろうと純粋な気持ちで、無償でボランティア活動をしている人たちだ。
お互いに監視する気持ちになれるか!
変質者ではないかと疑われ、監視されながら子供を守る気になれるか!(怒り)
評論家は、アメリカではスクールバスがとか、フランスではどうとかと、わが国では現実離れした対策を論じている。
評論家は子供たちの見守り活動をしている人たちを信用せず、お互いに監視することを奨励しているのだ。
テレビを見ている人たちにも、賛同者がでたことであろう。
これでは、純粋な気持ちで子供たちを守っている人たちに、冷たい視線がそそがれる。
こんな状態では、新たに見守り活動を行うボランティアを募っても、しり込みをする人がいるだろうし、活動に消極的になる人もでるだろう。
今後、私たちが見守り活動をしても、警戒する子供たちが現れるのではないだろうかという心配が脳裏をかすめる。
事故が起きてから、もっともらしく、堂々と無責任なことを発言する評論家に対し、私は失望した。 怒りを感じた。
評論家が唱えるわが国で出来ることは、《子供たちの見守り活動をしている人を、互いに監視しながら行う見守り活動》なのか。
私はこれから先、見守り活動を行うのに、すっきりした気持ちになれない。
評論家よ。 無責任なことを言わず、誘拐殺人事件を防ぐ、有効な対策を提案し、実現に向けて努力してくれ!
こんな事が有って本当にお父様のインタビューを聞く度に涙が出ます
絶対あってはならない事ですね、私も近くの老人会の方に誘われて居ます
朝夕の子供たちの行き帰りを数人のグループで見守るのですが今は未だ受けて居ません
許すことは出来ない事件ですね、それにしても全国の見守りをしてくれる人々に対しても酷い事件です
二度とこんな事件が起きないようにするにはどうしたら良いのでしょうね難しいですね
世の中やっぱりおかしくなってきているのでしょうか、朝の挨拶で子どもたちに「おはよう!」と声をかけることも怪しまれるようで、学校でも知らない人から声をかけられても返事をしないようにと言われているという記事を読みびっくりしました。
います。すけつねさんもやっておられるのですか。えらいなー。
これもまた使わせていただきますね。少し割愛させてください。
ひげさんも短文ですが書いていました。
でもこの前体を張って子どもを守ってみ周りの人がいましたね。
志の高い方が見守りはやっておられるのです。
だから残念ですね。許せません。
昨日、大阪では集団登校の列にクルマが突っ込み、
児童7人と見守り活動をしていた人が、怪我をしました。
見守り活動も大変です。
リンさん殺害犯人が、保護者会会長であり、見守り活動を
していた人と知り、ショックを受けました。 彼は見守りの
仮面で子供を狙っていたのでしょう。 許せません。
るように思いました。子供たちの安全を願い、何の報
酬を得ようともせず、自主的に活動している人たちです。
自分たちが疑いの目で見られていたのでは快く活動できません。酷すぎます。
評論家には実際に見守り活動に参加してから評論して
もらいたいと思います。
子供たちと会話を聴いて楽しくなります。
いつもは、料理の失敗や女房のことなど、くだらないことを
ブログにしておりましたが、今回は極めて真面目なことを
書いてしまいました。真面目なことも放送に取り上げて
くださり、ありがとうございます。