夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

自然葬の散骨地を見学

2016年08月14日 | まじめなブログ

3年ほど前、老人たちの研修会で、自然葬についての講話を聴いたことがあった。

那須町に自然葬が出来る所があるというので、見学に行った。

ネットで場所を調べて行ったのだが、道がよく分からない。

幸い近くに住む人が親切にクルマで先導してくださったので、後をついて行った。

山坂の急な所があり、二人で乗った軽自動車は容易に進まない。

墓地は県道から別荘地を通り抜け、奥まった所にあった。

案内してくださった方は墓地の管理者であったので、説明を聞くことができた。

直径15mの円形の墓地である。

中央からコンパスで円を描くように三つの円に分かれ、外側の円には個別用の墓地が51区画ある。

二番目の円は芝桜の花壇になっている。

中央の丸の中は永久合葬地であり、個別の区域に散骨して35年後は中央に集めて散骨するそうである。

ただ、更新すれば、さらに35年間は個別の区域を使用できるとのことであった。

周りには、うっそうとした林がある。この樹木の根元にも散骨できるとのこと。

散骨は粉砕機で砕いた骨を家族用の区画の砂地に撒くのであって、埋葬はしないとのことである。

埋葬すれば法に触れるとのことである。

砂地に散骨しただけであれば、風で吹き飛ばされることが心配なので尋ねると、粉骨が水分を含み砂地に混じって飛ばされることはないという。

粉骨は一年も経てば砂地に溶け込んでしまうとのことである。

私は散骨した古い順に粉骨が砂地に溶け込んでいる状態を観察できた。

交通には不便であるが、別荘地の奥まった所で、自然環境に恵まれた静かな所である。


(ペットと共葬できる専用の散骨地)


(粉骨の機械を設置している建物)

 

 

 


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2 コメント

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大変参考になります (chidori)
2016-08-15 09:15:12
私たちも考えないといけないのに、お墓のことまだ決めてないんです。一度建立したのに、些細な?ことで 墓をかえしました。息子のために準備して33年忌は澄ましていましたが・・・。
さすが都会ですね。鹿児島にもこんな準備は進んでいるのかな?有難いレポートです。
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自然葬 (高貴高齢者こと すけつね)
2016-08-15 16:31:29
残された人の負担が少ない葬儀を考えております。
自然葬に魅力があります。
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