夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

ドングリのアクセサリー

2015年09月05日 | 俺の女房は- - -

久しぶりに晴れたので、女房とクルマで公園へ出かけた。

公園の葉桜の並木を歩いた。 

俺は一緒に並んで歩きたいのだが、女房は三歩下がってついてくる。

三歩下がって歩く姿は、他人からは、つつましい奥様と見えるかも知れないが、実は違うのだ。

俺の歩き方をチェックするためだと、俺は思っている。

なぜかと言えば、俺の後ろからついてきて、「背筋が曲がっている。胸を張って歩け」などと、いつも口うるさく言うのだから。

今日の俺は、注意されないようにと背筋を伸ばし、胸を張ってカッコよく歩くことに気を使った。

あずま屋で休んだ。 用意してきたおにぎりを食べて休憩。

池の鯉が泳ぐ波紋が見える。

一休みしてから、坂道を登った。林の中に舗装した遊歩道がある。

並木は樫の木らしい。

今まで背筋を伸ばして歩いていた女房が、前かがみになり、腰を曲げてカッコ悪く歩いている。

しかし、俺は女房の姿勢のことについては何も言わない。

足元に落ちているドングリを拾いながら歩いているのだ。

ドングリの笠を集めてアクセサリーを作るそうだ。

 

家に帰ってから、女房がドングリの笠で作った作品を見せてくれた。

去年、俺にドングリ拾いの手伝いをさせて作ったアクセサリーだ。

たまには、女房の作品をブログに載せて、ゴマをすっておこう。

なにか、いいことが起きることを期待して