US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

"Der untergang" (2004) 「ダウンフォール」

2005-04-03 15:38:46 | cinema
久しぶりに戦争映画を見てしまった。アドルフ・ヒトラーの最後の日々を
描いた映画。通常私の見たいと思うタイプの映画とは違うんだけど、
ブルーノ・ガンツがヒトラー役を熱演しているということなので、見に
行ってみた。なかなか見ごたえがあり、いろいろ考えさせられる映画だった。
ヒトラーの秘書である若い女性の視点から描いているんだけど、彼女は
戦犯にも問われず生き残り、最後に年老いた本人の姿も出てくる。
(2002年だかに亡くなられる前のだけど)
彼女もそのようなことを言っていたけど、巻き込まれているときは、
状況が見えず、何が正しいのかなんてことは冷静に考えられるものじゃない。
どう見ても負けが明らかな状況でも、ヒトラーは決して敗北宣言を出さず、
周りも洗脳されているし、命令は絶対なのでどんなことでも従わなければ
ならない。
ひどい歴史があったものだけど、これに似た歴史は日本にも他の国にも
あったんだよなー・・・。今起こってる国だってある訳だよね。北朝鮮とか。
平和っていいな、自由っていいな、と改めて考えさせてくれるので、
たまには戦争映画も見てみるのも良いかなと。

ブルーノ・ガンツは確かに熱演してました。ヒトラーってこんな、一見
冴えないおっさんだったのね。
監督は「es」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。「es」もなかなか変わった
映画だったけどね。今回も異常心理を描くって点では似ているけど、
桁違いの大作って感じでした。ドイツ人はこの映画をどう思ったんだろうね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿