US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Tristram Shandy-A Cock and Bull Story (2005)

2006-02-18 16:18:28 | cinema
冬のどん底シリーズ⑦です。
まったく、このシリーズにふさわしい日であったよ。寒いよ。
こんなに寒いと感じるのは、冬のドイツに観光に行ったとき
以来ですよん。お~さむ・・・。

えーとね、これは私にはちょっと、難しかったであるよ。
Laurence Sterneの「トリストラム・シャンディ」(The Life and
Opinions of Tristram Shandy, Gentleman)という小説は
英文学史の授業で聞いたことはあったけど、読んだことはなし。
当時としては型破りな小説だったらしく、ずっと、
映画化するのは難しいと言われていたそうです。
ウィンターボトム、素直に映画化した訳じゃなかった。
映画中映画になっている訳。
スティーブ・クーガンは、トリストラムを演じるけど、一方
スティーブ・クーガンのまま、役として出てくる。
そういえば、トリストラムの父親役もスティーブだった。
あらすじは・・・書けないなあ~。トリストラム・シャンディ
の映画を作っている現場で起こるさまざまなことをドキュメン
タリータッチに仕上げた映画、という感じです。
結構、面白いことは面白いんだけど、例によって聞き取り力
問題により、他の人の50%くらいしか、楽しめてない私でした。
情けな~。
笑いのセンスも、ちょっと皮肉系だったりするし・・・。
DVDが出たら、もう一回、じっくり字幕つけて見てみたいと
思います。きっと、もっと笑えるはず。

今回普通の映画館じゃなくて、アート系のみやってるミニ
シアターで1週間のみ。わざわざ見に来る人は、かなり映画好き
か、文学好きか、って感じ。普通の(普通のっていうのも
変だけどさ)アメリカ人は、まずこんな映画、興味を示さない。
そういう観客だったので、結構、気に入った人は気に入った
みたいで、最後に拍手してた人がいたよ。
結構みんな、大笑いしてたし。(一緒に笑えない自分が悲しい~)

シャーリー・ヘンダーソンが、かわいかった。彼女相当年は
いってるはずなんですけど、いつまでもかわいい・・・。
声のせいもあるでしょうね。

共演の、Rob Brydon、フィルモグラフィーを見ると、「24アワー~」
にも出てたんだね。覚えてなかった・・・。今回はスティーブと
面白く共演しています。
映画の中で話される雑談、みたいなところが、本当に雑談
だったんじゃないか、と思っちゃうようなのが、おもろい。

次回は、ウィンターボトム監督、どんな系統で来るんでしょうか。
どんなものが来ても、とことん付き合ってみるつもりですよ、私は(笑)。

Juanshowsって知ってますか?

2006-02-10 16:32:38 | music
最近Last FMでよくJuanshowsというバンドの曲が
かかる。なんか、わからない言葉で歌ってる。
ときどき韓国語に聞こえるが(私のいい加減な耳)、
スペイン語のようだ。
曲は、わりと良いので、たまに飛ばすけど、大抵は
そのまま流しておく。
メキシコかどこかのバンド?と思ったけど、スペイン
みたい…。日本語ページを検索したけど、どこにも
彼らについての記述がない。全然有名じゃないって
いうこと?ホームページがあったけど、私はスペイン
語が読めない。でも、面白げなホームページなので
ご紹介。ちょっと…いや、かなり、おちゃらけ系バンド??

http://www.juanshows.com/index.html

このバンドについて、知ってる方、情報下さいな。

ところでJuanshowsで検索したら、ヘンテコなページ
が出てきた。
http://www.magicalgate.net/ja
これの、自動翻訳ツールで、スペイン語の
ヤフーの音楽ページを翻訳したやつ。
「グラミー賞の聖母とゴリラズ」はまだ良いとして、
Top 10 Videos 
1.拷問 シャキーラ(原題は何なんでしょう?Torture?)
2.ない シャキーラ(ない…ってNo?)
中飛ばして 
7.愚かな女の子(汚いバージョン)ピンク色 (?)
8.温度 ポールです (ポールです??)
9.それで調べてください Beyonce
10.Burninです私たち ポールです (ポールですは売れて
いるらしい)
その下に書いてあることも意味不明。
「彼は、すべてのビデオによってさっそうと歩きます」

広告欄「ボーダフォンは生きます!地帯」(Vodafone live!の
ことだろうな?)

他にも「マライヤべっ甲亀、3グラミー賞」
「声を持つYahoo!メッセンジャー 国際的だと自由に
呼ばれました!」
「著作権@2006 Yahoo!イベリア、S.L。すべてのまっすぐ
な個室。」
「槍が彼のスカートの息子まで乗せて行くブリットニー」
(これは簡単に意味がわかりますな…)

何か、翻訳ソフトって面白いね~。
とにかく、もうちょっと開発の余地があると思うよね。
前にスペイン語→英語をやってみたら、結構意味がわかった
んだよね~。それに比べ、これは…。日本語っていうのは、
かなり、自動翻訳するのは難しいと見たぞ。

ところで、グラミー賞といえば、オルタナ部門はホワイト・
ストライプスが取っちゃったね。つまらん(ぶぅ)。

Mrs. Henderson Presents (2005)

2006-02-06 13:41:50 | cinema
あらすじ:1930年代のイギリス。ミセス・ヘンダーソン(ジュディ・
デンチ)は夫を亡くし、暇とお金をもてあましていた。「趣味」
として、ロンドンの劇場を買い、ユダヤ系オランダ人のヴァンダム
(ボブ・ホスキンス)をプロデューサーとして雇い入れた。
アメリカで見たような、レビューをやったら受けるのではということで、
上演したら、大成功。しかし、他の劇場が真似を始め、お客の入り
が減っていった。そこで、ミセス・ヘンダーソンの思いついた
作戦は、女性のヌードを見せること。フランスのムーランルージュ
でやっているような。

というようなお話なんですけど。
スティーブン・フリアーズ監督作品。最初のアニメーションから
楽しいし、全体にミュージカル部分が多いです。実話に基づいている
らしいです。

ヘンダーソン婦人と、ヴァンダム氏のやりとりが、なんとも面白い。
私の英語力では60%くらいしか聞き取れなかったんですけどね~。
周りはもっとたくさん笑ってた。えーん。
私が一番笑ったのは、着ぐるみがオーディション受けに来るところ。
どうということのないシーンかも知れないんだけど、何か、私の
ツボにはまった…。誰も笑ってなかったけど(苦笑)。
その前の方の、オーディションシーンも楽しいです。
ちなみに主人公たちの年に比例してか、観客は年配の人が多かった
です。
傑作ではないけど、なかなかの快作。楽しいし、心が和みます。

Match Point (2005)

2006-02-03 13:46:53 | cinema
上流社会というほどでもないけど、お金持ちのロンドン。
私の知らないロンドンが舞台でした。
ウディ・アレンの映画って、あんまり見たことないし、
あまり好きなタイプでもないのだけど(でも監督が出てる
やつは結構好きかもしれない)、今回はジョナサン・
リース・メイヤーズとスカーレット・ヨハンソンなどが
出てるってことで、どんなもんかな?と見に行ってみました。
話は典型的な不倫もの?ありがち~なストーリーだったん
だけど、後半、犯罪になるあたりから、はぁ???これ、
もしかしてコメディだった?とか思ってしまいました…。
まあ結構ドキドキして見れるのだけどね。
俳優が良いので、救われてるけど、映画としては、うーん、
どうだろう。少なくとも、私の好みではないかなあ~。
主人公が身勝手で、女性はみんな反感を持つでしょう(笑)。

スカーレットは前半良い役でしたが、後半怒鳴ってばかりで。
しかも~だし。(書かないけど)
ジョナサンより、お兄さん役の人の方がカッコよかったな~
(←ミーハー的感想)。
妻役のEmily Mortimerは、「藤谷美和子」に見えて仕方
ありませんでした(古…)。

最後の方ですが、刑事役でJames Nesbitt (ラッキーブレイク)、
Ewen Bremner(トレインスポッティング)が登場します。
イギリス映画ファンの方には、この面子だけでも楽しいはず。
顔に特徴ある俳優っていうのも良いよねえ~。

テニス、オペラ、美術館、ウォーターフロントのおされな
オフィス、などの素敵なロンドンが楽しめますので、
ご興味のある方はどうぞ~。

最後に子供の名前がテレンス、だもん。イギリスっぽい~。
と思ったよ。