US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

ほえる犬は噛まない (2000), 母なる証明 (2009)

2010-08-30 11:28:58 | cinema
郵送レンタルのサイトで、韓国のポン・ジュノ監督の映画でまだ見てないのが2本、インスタント
ウォッチにあったので、連続で鑑賞。
どういう内容かは全く予習せず、この監督のなら面白いんでは?って。
ところでこの監督の名前、「ボン」(bではじまる)のだとずっと思い込んでおりましたが、今回ふと、
「ポン」(p)なのだなって今さら気付きました(汗)。

「ほえる犬は噛まない」
先に見たのがこっち。監督が大ブレイクする前の2000年の作品。ちょっと動物虐待ものなので、
犬好きの人には耐えられないかもしれませんが、私は受け入れられる範囲で(もちろん映画だと
わかってるし)、かなりコミカルで面白い映画でした。
登場人物の小市民ぶりがとっても良い。最初っから、若い女の子が昭和の香り漂う(韓国だから
昭和じゃないけどさ)朝のオフィスを掃除してる様子。そして男が空き瓶空き缶を団地のゴミ捨て場
に出しに来る場面・・・等々、庶民的で、韓国の生活って日本の生活に近いなーっていう感じ。
その後の展開もとっても面白く、これは本当に見てよかった。

「母なる証明」
そして続けて見たのがこっち。強烈な印象を残す作品だけど、見てるのが痛くて辛い作品。
知的障害者の20代の息子と二人暮らしの母親のお話。ミステリー系。
推理の過程とか話はとても面白いし、映画としてもよく出来ているんだけど、私は母親のキャラに
嫌悪感を感じてしまったので、好きか嫌いかといわれると、この映画は嫌い。
ああ、母は怖い・・・子供がいなくて良かった・・・とまで思ってしまったよ(笑)。

いわゆる韓流は全然知らないし、見てないけど、この監督は才能ある人だと思うので、これからも
要注目!

インセプション(2010)

2010-08-23 10:26:05 | cinema
今週公開の新作で見たいのはなかったし、とても評判が良いので見たかったインセプション
今さらだけど見てきました。こちらでもまだ一般公開中。
実は公開される前は、ディカプリオかーって思って、あまり興味がわかなかったんですけど(笑)。
評判よいけど、「わかんなかった」っていう感想も多かったので、覚悟して行ったんですが、
やっぱり、60%くらいしか理解できなかったかも。それでも見る価値はあったというか、十分
楽しめる作品でした。
いきなり日本語の台詞からはじまるのにびっくり(しかも最初の台詞とか字幕ないし。その後
字幕出たけど)、日本がいっぱい出てきたのもびっくり。
斉藤(渡辺謙)の「夢の中」だからかもしれないけど、江戸時代のお城みたいなのが
出てきたりした時代錯誤ぶりはちょっと笑ったんですが・・・。
俳優が良かったね。私は特にトム・ハーディのイームスが好きでした。キリアン・マーフィもよかった。
車の中で皆寝てるシーンとか、無重力のシーンとか、なぜか雪山のシーンとか、映像的にも
面白かったです。

Scott Pilgrim vs. the World (2010)

2010-08-17 11:08:42 | cinema
マイケル・セラ主演の若者系軽めのコメディ。テレビゲーム調の、なかなか新鮮な
感じの映画でした。3Dでもやっているけど、私は普通の映画館で見ました。
スコット・ピルグリム(セラ)は21歳、トロントで売れてないバンドをやっている。
1年ほど前に手痛い失恋をし、それから完全に立ち直れていないけれど、
中国系高校生ナイブス(Ellen Wong)と付き合っている。
しかしある日、赤い髪のラモナ(Mary Elizabeth Winstead)
に出会い、一目ぼれしてしまう。しかし、ラモナの元ボーイフレンドたち(&ガール
フレンド)がなぜかスコットを攻撃してくる。ラモナと付き合うためには、彼らと
戦って、倒さなければならないのだ。
ナイブスとスコットがゲーセンのゲームをする場面が(ダンスダンス・・・みたいな)
かわいい!そして、その後の戦うシーンも全てゲーム調です。勝つとコインが
降ってくる。TVのアクションスターのシーン(クリス・エヴァンス)がTVスター)とか、
スコットの同居人のゲイ(Kieran Culkin)とか、脇キャラも楽しい。
ジェイソン・シュワルツマンも出てます。
軽くてあほらしいけど、かわいい映画で、私はわりと好きです。

*思い出したので追記
スコットの着てるTシャツがSPって書いてあって、スコット・ピルグリムの
頭文字に合ってるなと思ったけど、あれは確かSmashing PumpkinsのTシャツだよね。
バンド仲間はジョイ・ディヴィジョンのTシャツ着てた。

Greenberg (2010)

2010-08-15 12:15:35 | cinema
劇場公開は見逃したので、DVDで見ました。「イカとクジラ」等のノア・バームバック監督
で、ベン・スティラーが主演。この監督のって好きかな?っていうとそうでもないんだけど、
今回ベン・スティラーとリス・エヴァンスが出てるってことで見たいと思ってました。
主人公ロジャー・グリーンバーグ(スティラー)は40歳になるが、神経衰弱で精神病院から
退院したばかりで特に仕事も持たず、(そこははっきり書かれていないけど多分)家族の遺産
とかで暮らしている。弟家族が留守の間、弟の家に滞在するために、ニューヨークから
15年ぶりにロサンゼルスに帰ってきた。そこで、弟家のお手伝いのフローレンス(Greta
Gerwig)と出会う。親友のアイヴァン(エヴァンス)や元彼女のベス(ジェニファー・ジェイソン
リー)は家庭を持ったり、仕事をしたりしている中、そういう普通の生き方に抵抗を覚える
ロジャー。

音楽が結構良くて、LCD Soundsystemのジェームス・マーフィー(LCDとは違う
アコースティックな曲ですけど)だったり、途中で一瞬流れる、ロジャーがフローレンスのために
曲を集めて作ってあげるCDにギャラクシー500が入っていたり。

ロジャーは確かに、パーティではじけて麻薬やっちゃったり、「その年でいい加減よね、
情けないよね」って思う面もあるけれど、意図しなくても周囲から取り残されちゃう感じは
(私は)よくわかる。あと、Hurt people hurt peopleって名台詞。
そうそう、この映画、犬のマーラーがフローレンスとの仲を取り持つ重要な役でした。
最後も後味は悪くなかったので、地味だけど結構いい映画だったかも。

The Other Guys (2010)

2010-08-13 11:39:12 | cinema
ウィル・フェレル主演の警官ものコメディ。ちょっと久しぶりのウィルの映画。
相棒はマーク・ウォルバーグです。
私は台詞の聞き落としが多かったので、笑い損ねたところもありますが、
かなり面白かったです。おバカです。
ウィルとマークはダメ警官コンビでThe Other Guysってことなんですが、
メインガイズというか、ヒーロー警官コンビのドゥエィン・ジョンソンとサミュエル・L・
ジャクソンのコンビも面白ー。実は一番笑ったのは彼らのシーンでした。
その他スティーブ・クーガンとかマイケル・キートンが主要な役で登場。
それぞれ笑えるキャラです。
エヴァ・メンデスがウィルの妻役。ウィルは現場に行くより書類作ってる方が
好きな、さえない刑事なのに、なぜか女にもてるというキャラ。
ウィル・フェレル的なベタなおバカ映画好きな方にはおすすめです。

Dinner for Schmucks (2010)

2010-08-04 11:49:43 | cinema
スティーブ・カレルとポール・ラッドが主演のコメディ。
suikerさん的には外せないタイプの映画なので、前から楽しみにしてました。
シュマックって誰かの苗字かと思いきや、愚か者っていう意味なんだそう。
映画では、スティーブ・カレルが天然ボケボケのキャラを演じます。
他にも、Flight of the Concordsのジャメインが怪しい芸術家の役で出てくるし、
(ジャーメインすごく良かった!)、ひげ男Zach Galifianakisが怪しい
マインド・コントローラーで出てきたり、おバカな人がたくさん出てきます。
Flight of the Concordsのメル、Kristen Schaalも出てました。
カレル演じるバリーの作っているネズミの模型の使い方は素晴らしい。
期待通り、大笑いできて良かったです。
指が飛んでいくところだけは、やりすぎだよーって思ったけど(笑)。

St. Trinian's (2007)

2010-08-01 06:23:05 | cinema
他のDVDのプレビューで見て、ラッセル・ブランドが出てるので見てみました。
他の学校からはみ出た少女たちが集まるトリニアン校に転校してきた女校長(
ルパート・エヴェレット)の姪アナベル(Talulah Riley)、個性の強いちょっと
不良少女たちに最初はおじけづいていたが、徐々に楽しむようになってきた。
しかし、トリニアン校は借金が返せず、閉校の危機に。
ルパート・エヴェレットが女装してて、なかなかサマになっていているのが
見所。そして、共演がコリン・ファースなのね。40代くらい以上の人でないと
わからないと思うけど、昔大ヒットした「アナザー・カントリー」の世界じゃん。
私は特にファンではなかったので、あんまり覚えていないんだけど、当時
ファンだった人が見たら、この2人の絡みはかなり面白いかも。
ラッセル・ブランドは思った通り、面白くて可愛かった。
女子高のお話だからガーリーガーリーしてるかと思ったけど、意外と楽しめた。